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前回のあらすじ
リオンとして生まれた。
世界の国、自分の居る国について学んだ。
今回もよろしくお願いします。
そうして始まった母さんの話をまとめると、
①皆使えるが、魔法使いとして何の役にも立たないレベルの人も結構いる。
②魔法を使うための力を、魔力と言う。魔力を纏うことで身体能力を向上させることもできる。
③魔力が枯渇するまで使用するというのを繰り返すと魔力が増える。しかし、やった全員が増えるわけではない。それは、やってみないと分からない。
④獣人は、魔力が低く魔法を使える人は少ない。
⑤光、闇を使える人は珍しい。
⑥得意な属性の魔法は、魔力が許す限り想像通りに出来る。不得意だと、どんなに魔力があっても何もできないこともある。
⑦何が得意かを調べるのは簡単で、コップに水を入れてそこに各属性をイメージした魔力を注ぐことで、変化が起こるか否かで判断する。
というものだった。
「以上よ、リオン。まだ小さいリオンには難しかったわよね。もう少し大きくなったら、またお話するわね。」
なるほど。魔力を増やすのは確定だね。光魔法はあんまり使わない方がいいのかな?
この話をきっかけにリオンの魔力向上作戦が始動した。
それから1年経ったある日
「おかしゃん、魔法調べたい。」
「あらリオン、喋れるようになったのも驚いたけれど、まさかもう魔法使えるの?もし使えなくてもいじけたりしないのよ?獣人は魔法が無くても生きていけるのだから。」
「そうだぞリオン、俺なんて身体強化をすることしか出来ない上にそれをするのも一苦労なんだが、しっかり獲物を狩る事は出来る。だから気負わずにな。」
父さんは俺が傷つかないように励ましてくれた。本当にいい両親だ。
「うん!ありがとう、おとしゃん」
「あああああ、リオン可愛すぎるぞーー」
父さんは俺がお礼を言うとがっしりと抱きしめてきた。
「フォン、リオンが苦しそうだから今すぐ離して。」
「はい!!!」
うわーー、母さんは怒らせたらやばいな。怒らせないようにしないとな。
「それじゃあリオン、このコップに魔力を注いでみて。」
「うん!」
「へー、リオンは光と風得意で水は日常生活で使えるレベル、火と土と闇は全然って感じだな。」
「そうね。それにしても魔力の量が結構多いわね、いやこの歳では多すぎるのかしら?鍛え甲斐があるわね。」
「さすが俺たちの息子だな、天才かもしれん。これは将来、デカイことをやるかもしれんな。あははは」
「おかしゃん、おとしゃん、おれの魔力ってそんなに多いの?」
「そうね、ママとあんまり変わらないわよ。魔法については、ママがしっかり教えてあげるからね。」
「俺は狩の仕方や体の動かし方を教える。まあ、でも俺が教えるのはもう少し体がでかくなってからだな。」
早く教えて貰いたいぜ。わくわくで寝れないかもな。
こうして、リオンの教育が始まった。
魔法についてのお話でした。
何かありましたら、是非コメントを!!
お待ちしております
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得意魔法の見分け方
火→沸騰
水→粘度があがる
土→濁る
風→水が渦巻く
光→甘くなる
闇→苦くなる
リオン
得意魔法→光、風
日常で使える→水
不得意魔法(使えない)→火、土、闇
ルウ
得意魔法→火、水、風、光
日常で使える→土
不得意魔法(使えない)→闇
フォン
得意魔法→なし(強いて言うと魔力を纏うことでの身体強化)
日常で使える→なし
不得意魔法(使えない)→火、風、水、土、光、闇