3-11
是非読んでいってください。
休校となっている間に俺は獣王から呼び出されていた。
はぁ、王との会話なんて面倒だな。
作法なんて分からんからなぁ。
それに服も用意しないとだし。
「リオン様、私に任せてください。あと数日ありますので、その間に叩き込みます。服は糸ですぐに作れます。」
ヤイトのやつ俺の心読めんのかよ。
こえーやつだな。
「えー、だるいなー。王とは関わる気無かったんだけどな。」
「いつかは王と言葉を交わす必要が出てきます。今のうちに少し話しておくのもいいかと思いますよ。」
「頭の固い奴じゃ無かったらいいんだけどな。」
こうして謁見までの数日間、ヤイトから作法を叩き込まれた。
普段使わない筋肉を使ったので、あちこち筋肉痛になった。
「リオン様、ヤイト様、こちらの部屋でお待ちください。」
謁見の日、朝から馬車で迎えられ城まで行くと、豪華な部屋に案内された。
すげー豪華な部屋だな。
客間をここまでする必要あるのかよ。
「他国の方に侮られないようにでしょうね。」
いや、こいつまじで心読めるんじゃね?
タイミング良すぎるよな。
そんなことを考えて、ヤイトを見ていると、
"コンコン"と部屋の扉がなった。
「リオン様、ヤイト様、今大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですよ。」
先程まで案内してくれた人が入ってきた。その人は一見、獣人には見えない人だった。
また、気配や動き方からは強者の雰囲気が溢れていた。
「それでは、これより王のもとに案内します。私についてきてください。」
獣王の部屋までは、ぐるぐると迷路のようになっており簡単には辿り着けないようになっていた。
そしてようやく大きな扉の前についた。
「王、客人を連れて参りました。」
「通せ。」
すると、案内してくれた人が振り返った。
ん?なんだ?何か無作法なことしたのか?
ヤイトを見てみるが特に何も反応しない。
俺が疑問におもっていると、
「リオン様、この扉を押し開けてください。」
「えっと、それは無礼にならないですか?」
「大丈夫です。通過儀礼のようなものです。」
「そうですか、それでは、、、ふっ!!」
力を込めると大きな扉は重さを感じさせない動きで開いた。
その部屋の中央には、ガタイのいい男が座っていた。
「お前がリオンか。俺はリュウ・ベスティオだ。好きなように呼べ。それで、襲撃してきたのはどんな奴らだった?」
この男が獣王か。
たしかに、凄い気配だな。
見た目は金髪の美丈夫で胸に6の刺青があった。
「はい、魔物を率いた者は大男でビッグと呼ばれていました。そいつ自身は戦闘には参加せず部下に任せていたようです。奴らの目的は殺しを行うことによる強化のようでした。」
「そうか。よくその情報を持って帰ってくれた。何か願いはあるか?」
願いか、ここで1発かましてみるのもいいか。
許しがなくともやると決めたことだしな。
「私の故郷で、私がやることを許して欲しいです。それといくつか質問したいことがあります。」
「いいだろう。それで何をするんだ?聞いたからと意見を変えたりしないから安心して言え。」
「不当に奴隷にされている者や親から虐待されている者など虐げられている者を自分の手の届く範囲で救い、その者たちの居場所を作ります。というか、場所は出来てます。」
「ほう、困ったことがあれば言え。質問はなんだ?」
わお、さすが王様。太っ腹すぎるな。
カッコよすぎるぞ。
「ベスティオ様は獣人ですよね?」
「ああ、獣人だ。少数だが、人間の形態、獣人の形態、獣の形態と3つの形態を取れる者がいる。それが俺や側近の奴らだ。お前ももう少し成長したらなれるだろうな。」
それは、是非ともすぐになりたいものだ。
変身とか男子の夢すぎるだろ。
「それは、戦闘の幅が広がりますね。」
「ああ、他の質問は何だ?」
「ベスティオ様の胸の数字は何ですか?」
「世界の上位10人はそれぞれの番号を体に刻まれる。俺は6番目ってことだと思うぞ。」
ベスティオは遠い目をしながら言った。
「その10人はどうやって選ばれたんですか?」
「俺は若い頃にヤンチャしててな、その時に突然現れたんだ。」
「そうですか、答えて頂きありがとうございます。質問は以上です。」
「それなら少し俺と試合おうぜ。」
ベスティオは笑みを浮かべてそう言った。
アドバイス、感想お待ちしております。
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