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前回のあらすじ
転生先についてヒナタとケイタは話し合った。
2人は別れの挨拶をして、転生した。
第2章始まりです。
よろしくお願いします。
「おんぎゃーーおんぎゃー(ん、、これは転生したのか?)」
ヒナタの視界には2人の女性がいた。
「ほれルウ、元気な男の子じゃよ。よっこいしょっと、わしはフォンの奴を呼んでくるからね。」
ルウ?誰だろう?白い髪の綺麗な人か?それにフォン?あのお婆さんも誰だろう?
「やっと会えたわね、リオン。ママのルウですよ。よろしくねぇ。」
この人が俺のお母さんか。そして俺はリオンか。
「ルウ、リオン無事に産まれたか!2人とも元気でよかったー」
と言って男が涙を浮かべながら慌ただしく入ってきた。
「もうあなた、リオンがびっくりするじゃない。もっと落ち着いて、それにロー婆が立ち会って下さったんだから無事に決まってるじゃない。」
「そうだな、ロー婆、お世話になりました。」
ルウとフォン、この2人が俺の両親か。何だか温かそうだな。
「気にするんじゃないよ。じゃぁ困った事があったら何でも言いな、わしは家に居るからね。」
そう言うと、ローはさっさと家を出て行った。
そう言えば、何で言葉が分かるのだろう?
アマリールさんが何かしてくれたのかな?希望に沿った転生をさせることが出来る位だし、この位出来るか。
リオンは赤ちゃんとした過ごしていた。
どうやら俺の希望通りの家庭に転生出来てるね。
本当にアマリールさんには感謝してもしきれないな。それにしても獣人って魔法使えるのかな?苦手なイメージがあるけど。
「リオーン、今日も色んなお話をしてあげますよ。」
そう言ってルウがやって来た。
ここ数日で、俺が居るのは"獣王国"のベーテング村という事、世界には人間の国は大きく分けて3つ、それに加えて人種ごとの国があるらしいという事、人間は怖いということを教わった。
でも、そろそろ魔法についても知りたいな。
「じゃあ、今日は魔法についてお話するね。」
まさか母さんは心が読めるのか、エスパーか。
「魔法は、火・水・土・風・光・闇と分けられているのよ。珍しいのでは、精霊と契約してしようする魔法なんかもあるわ。でも、獣人は精霊と契約出来ないから今回は皆が使える方の説明をするわね。」
しばらくケイタはお休みです。
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リオン
ヒナタのジピベールでの名前。白狼の獣人。
ルウ
リオンの母。狼の獣人。獣人に珍しく魔法を使える。
フォン
リオンの父。黒い毛の猫の獣人。結構強い。
ロー
村の何でも知っていて、なんでも出来る婆さん。熊の獣人。年齢不詳
獣王国
獣人の国。リオンの生まれた国。生まれた村"ベーテング"もこの国。秘境かつ国境付近で誰も訪れる事はない。
ボリヌス帝国
人間の治る軍事国家。実力主義。貧富の差ある。
ラマン王国
人間が治る国。騎士が多い。平等にしようと頑張ってる。
デスモソラム共和国
人間が治るいくつかの小国の集合国。
ドワスタニカ
ドワーフの国。地中にある
アルファル
エルフの国。
ヘルランド
魔族がいる場所