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是非読んでいってください。
「はぁー、なんで俺が今さら野営なんてしなくちゃならんのか。」
「たまには、こういうのもいいではないですか。」
「うーん、、だって暇じゃん。予定地にらゴブリン程度しか出ないしさ。」
「もし、何か出たら私が対応いたします。」
「いやいや、それだと俺の暇が加速するだろ。」
「そもそも、私たちが対応するレベルのことが起きないことが望ましいんですけどね。」
「まあ、そうなんだがな。何もないことを願いながら行くとするか。」
こうして、野営訓練の日となった。
「リオンさん、この訓練中は私と同じ班ですね。よろしくお願いします。」
「ああ、よろしくなルーナ。班の活動に積極的に関わることはないが、困ったことがあれば聞いてくれ。俺はいつでも暇だからな。」
「はい、やっと同級生になれましたね。リオンさんはどんな場所か知ってますか?」
「ああ、場所はここから南に行った所にある森だ。」
「その森はどんな所なんですか?」
「ゴブリンなんかが出てくる所だな。まあ、あいつらは敵じゃないよな。」
「リオンさんは倒したことがあるんですか?」
「あるぞ?ルーナはないのか?」
「いや、倒したことのある生徒が珍しいと思いますよ?」
「えっそうなのか?じゃあ、熊とかは?」
「熊ですか。ウサギなら、ありますよ。」
「えっ、ウサギか、、、」
「あーー、共食いとか思いましたね?ウサギと私たち獣人は全くの別物ですからね。」
「お、おう。すまんな。許して欲しい。」
「別にいいですよ。それで、リオンくんは熊を狩ったりしてたんですか?」
「数年前から狩ってたぞ。こっちにくる寸前は、ずっと森の中に籠って魔物と暮らしてたな。」
「えっ、大丈夫だったんですか?」
「おう、あいつらは話せばいい奴らだよ。いつか紹介してやるよ。なあ、ヤイト。」
「皆、いい人たちですね。ルーナさんは大丈夫だと思いますよ。」
「ちょっと、緊張しますね。卒業後に連れて行ってください。」
道中はルーナや他のメンバーとそんな会話をしながら進んだ。
「ここに来るまで、1回野営しただけなのにここで3日間も生活出来るかしら。」
「大丈夫だ、そこまで不安になるな。皆もだぞ。とりあえず、夕飯の支度をしよう。2人一組で食料調達に行くぞ。」
こうして、リオンの班の森での野営が始まった。
「夜の見張りはどうする?2人一組で3組にするか?」
「俺とヤイトは、別の組がいいだろうな。ヤイトの組が1番目、俺の組が2番目にやるよ。相手は誰でも大丈夫だ。ヤイト、それでいいか?」
「勿論です、リオン様。」
「ヤイトさん、私とお願いしてもいいですか?」
「ええ、こちらこそお願いしますね。ルーナさん。」
こうして、夜の見張りの時間となった。
「ヤイトさん、リオンさんはどんな生活をしてたんですか?」
「そうですね、私が出会ってからのリオン様のお話をしますね。リオン様は、街を作ろうとしてらっしゃいました。その街に、私の力が必要という事で仲間に加えて頂きました。それからは街づくりと戦闘訓練を繰り返してましたね。」
「街、ですか?どのような街なんですか?」
「綺麗な街ですよ。学校や住まい、畑や牧場、闘技場まであります。まだ、住民は少ないんですけどね。」
「どうしてリオンさんは、街を作られたんですか?」
「それは、リオン様の夢だからです。」
「どんな夢なんですか?」
「リオン様の夢は、自分の手が届く範囲で虐げられている人を救うことです。その人たちの居場所として、街を作られたのです。」
「リオンさんは、その様なことを考えてらしたんですね。大変な人生ですね。」
「そうですね。ですが、素晴らしい考えだと思いませんか?」
「素晴らしいですね。私もリオンさんの力になりたいですね。」
2人の見張りはまだ始まったばかりだ。
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