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是非読んでいって下さい
俺が教師となって、1ヶ月が経っていた。
初めての授業で、ルーナと戦ったことで生徒たちは大人しく話を聞いてくれていた。
この1ヶ月間、平日は学校に行き、休日は冒険者としてお金を稼いだ。
「リオン様、国都に来てひと月経ちましたが、こんなにお金は必要なんでしょうか?」
「ん?うーん、、俺は救える人は全員救う予定だから金はあって困ることはないぞ。」
「それでは、森の皆にも稼いで貰った方が良くないですか?」
「うーん、、俺を含めて商売を出来そうな奴は居ないからなー。誰かいい人が見つかったら、仲間にしたいな。それまでは、俺たちで細々と稼ぐしかないかな。」
「分かりました。生徒たちはどうですか?」
「あいつらか。やっぱり、ルーナが飛び抜けてるな。それ以外はどの生徒も変わらないな。そんなルーナでも、まだまだ俺たちには遠く及ばないけどな。」
「リオン様方に、そんな簡単に並ばれたら驚きです。」
「まだまだ、始まったばかりだしな。卒業までにどれだけ成長出来るか楽しみだ。俺も追いつかれないように頑張らないとな。」
ヤイトとそんな会話をしながら登校した。
生徒たちは俺を見つけても基本的に話しかけてこない。
なぜなんだろうな。
「リオン先生、ひと月経ちましたが生徒たちはどうですか?」
話しかけて来たのは、校長のカイルだった。
「まだまだ習得は遠いですね。起こしたい現象をハッキリとイメージする事が大切なので、想像力と知識が必要なんですよね。」
「そうですよね。それについても教えてくれませんか?」
「ええ、勿論いいですよ。それが、契約内容ですからね。卒業までに最低1人は習得できると思いますよ。」
「1人ですか。来月の末にはそれぞれの受け持つ授業でテストをしなくてはいけないんですが、何か考えてますか?」
「テストについて、考えていたことがあるんですけどいいですか?」
「それは、内容によりますね。教えていただけますか?」
「それぞれ自分が得意な属性の魔法で、最も威力の低い魔法の威力を上げること、自分で1つ魔法を作ること。この2つを課題として年度末に発表して貰い、そこで合否を判定する。これは大丈夫ですか?」
「なるほど。それが出来たら、知識と想像力がついているということですね。しかし、魔法を"作る"ですか。何人くらい合格する予定なんですか?」
「勿論、全員ですよ。しっかりと教えれば大丈夫だと思います。何せ、ここに合格出来た奴らですからね。」
「それじゃあ、リオン先生の言葉を信じましょう。頑張ってくださいね。」
カイル校長は、話が終わると校長室に戻って行った。
そして、授業で課題を伝えると全員が暗い表情となった。
「大丈夫だ。作る魔法は、どんなものでもいい。作れるようになるまで俺が教えてやるから安心しろ。」
そういうと安堵のため息が聞こえた。
「それでは、さっそく現状の魔法の威力を見せてくれ。」
そして、全員の魔法の威力を確認した。
予想以上に弱かった。
ここから威力を上げるのは簡単すぎる課題となってしまった。
「これからの俺の授業は、魔法を実際に使う授業に加えて、俺が魔法を使う時に考えていることなんかを教える座学を増やそうと思っている。この話を聞けば全員合格出来ると思う。俺の友達や親もこれで威力が上がったし、幅が広がったからな。」
「リオンさ、、リオン先生。先生のお友達はどちらにいらっしゃるんですか?」
「あいつらは、俺の故郷で色々やってるよ。まあ、あいつらの話は別にいいんだよ。それじゃあ、大変かもしれんがしっかりついて来てくれ。」
こうして、異常な魔法を使う獣人の量産体制が整った。
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