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是非読んでいって下さい。
「おい、あいつを見かけたか?」
「いや、見てないな。やっぱ不正だったんじゃないのか?」
「ふん、まあどっちでといいさ。俺たちは合格して、あいつは不合格。これが全てだ。あはははは」
入試でリオンと同じ会場だった生徒はこんなことを話していた。
他の場所でも、
「うーん、見当たりませんね。筆記が簡単だと言っていたのは、嘘だったんでしょうか。」
そして、入学式が始まり教師の紹介が始まった。
「えっと、今年から3年間、教師をすることになったリオンです。皆に教えるのは魔法についてです。分からないことがあれば質問してください。分かる範囲で答えます。よろしくお願いします。」
そう挨拶をすると、一部の生徒が騒めいた。
その後も式は続き、校長の挨拶で締めくくられた。
入学式の後、さっそく魔法の授業があった。魔法の授業は運動場であるので、生徒はそこに集まっていた。
「おい、あいつが来るのか?」
「てか、なんで教師になってるんだ?不正じゃなかったのかよ。」
一部の生徒が盛り上がっていると、リオンがやってきた。
「さっきも自己紹介をしたが、リオンだ。同じ歳の相手から教えられるなんて嫌かもしれんが、素直に聞いてくれ。もし、納得できないなら相手をしてやるから。」
すると、1人の生徒が出てきた。
「リオンさん、私の相手をお願いします。どれだけ差があるのか知りたいです。」
「分かった。それじゃあヤイト、審判を頼むな。」
「かしこまりました、リオン様。」
俺たちは、生徒たちから離れた所に立ち、見合ったタイミングでヤイトから開始の合図が出た。
「それじゃあ、怪我しないようにな。ルーナから攻撃していいぞ。」
「リオンさんこそ、あんまり舐めないで下さいね。
【大地を泳ぐ龍よ、敵を縛れ。アース・バインド】」
ルーナの詠唱が終わると、俺の周りの地面が勝手に動き出し襲いかかった。俺の周りは土煙が立ち、姿を確認出来なくなった。
「なかなかいいね。ルーナってもしかして、優秀な人なのか?」
「なんでそんなに余裕なのですか?縛られているでしょう。」
「あははは、それじゃあ次は俺の番な。とりあえず、この煙をどうにかしたいな。」
俺はは風を操って、土煙を1箇所に集めた。
「うん、これでいいな。それじゃあ、【倒れろ、ルーナ】。」
ルーナは抵抗する間もなく地面に這い蹲り指先すら動かさなくなった。
「そこまでです。リオン様のお力は全員分かったことでしょう。」
「ルーナ大丈夫か?怪我しない程度にしたんだが、、、」
「ええ、大丈夫ですよ。それより、リオンさんはいつ魔法を使ってるんですか?」
「俺は、魔素や魔力を直接操って魔法を使ってるんだ。だから、詠唱の必要はない。」
「それじゃあ、リオンさんは全ての魔法を使えるんですか?」
「魔素や魔力を直接操れても、生まれ持っての魔法の適正は変わらない。俺が戦闘で使えるのは、風と光だけだな。」
「操るのは、皆出来るんですか?」
「そこは、努力次第だな。俺はルーナ達に無詠唱を教えるためにここの教師になったんだ。だから、しっかり教えてやるよ。今日は、皆の得意な魔法を見せてくれ。」
こうして、初めての授業は生徒の魔法を延々と見ることとなった。
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ルーナ
黒ウサギの獣人。土魔法得意。
リオンが使った魔法
【風の衣】
風を纏うことで、あらゆる攻撃を防ぐ。
この魔法でルーナの攻撃を防いだ。これと土が触れて土が弾けて、土煙となった。
【風墜】
上から風で押し潰す。
ルーナが使った魔法
【アース・バインド】
地面を操って、相手の体を拘束する。




