閑話休題
是非読んで行ってください
ケイタの話。
「うあぁー、うあぁー(ん、そうか、転生出来たか。)」
「あら?この子の魔力は凄いわね。」
「ああ、全てに適正があるな。これは、育て甲斐があるな。」
さっさと、成長して旅に出たいぜ。ヒナタの奴は何になったんだろうな。
こうして、ケイタはエルフに転生した。
それから5年間、俺は親から名前を呼ばれることはなく、魔法の修行の毎日だった。その結果、大人よりも使えるようになっていた。
「坊や、今日は坊やが生まれてちょうど5年の日よ。今から、世界樹さまの所に行くわよ。そこで、名前を頂けるわよ。」
「やっと、名前が貰えるのか。」
そう言いながら、世界樹まで俺は歩いた。
本当にデカイ木だな。これは異世界感がすげーな。
「坊や、これが世界樹よ。凄く大きくて、力を感じるでしょう?そこに立って、念を送ると名前を頂けるのよ。ほら、やってみて。」
そう言われたケイタは、世界樹を見上げながら
世界樹さま、俺の名前はなんですか?
すると世界樹が輝き、ケイタはその光に包まれた。その光が晴れた時には、その名前が妙に定着していた。
「おふくろ、俺の名前はロロ・スライトらしいぜ。」
「それじゃあ、今日からはロロって呼ぶわね。」
ロロは歳に不釣り合いな魔力と喋り方によって、同年代の友達が出来ず、ロロの一家は他のエルフから迫害されていた。そのため、名前を得た5歳でその集落を出た。
「なあ親父、これからどうするんだ?」
「特に行く当てはないな。ロロは何かあるか?」
「人間の国に行くのはどうなんだ?」
「人間の国か、、、人間は、我々を捕まえて奴隷にする様な者達でな、そんな所行きたいか?」
「いや、やめとくわ。じゃあ獣人の国はどうなんだ?」
「獣王国はいい国だな。行くか?だが、ロロが強いとは言え、大きくなるまではゆっくり進むぞ?」
「ゆっくりでいいぞ。急ぎ過ぎて死んだら元も子もないからな。お袋もそれでいいか?」
「ええ、私も大丈夫よ。」
こうして、俺たちは獣王国に向けて出発した。その道中は、魔物を倒したり、魔法の修行をしたり、武術の修行をした。町の近くを通った際にはそこで休んだが、基本的には野宿だった。
野宿がきつかったかと言うとそうでもない。
俺は全ての魔法に適正があるので、大抵のことは解決できたからだ。
俺は毎日寝る前の日課として、
「(アマリール様、本当にありがとうございます。非常に助かっています。マジ感謝です。)」
と念じていた。そんな旅が5年続き俺は10歳となっていた。
「ロロもやっと10歳ね。でも相変わらず見た目と中身と年齢が全く一致しないわね。」
「お袋、それはもう諦めてくれよ。10歳になったことだし、左腕に"LTNS"と彫ってくれないか?」
「ロロがそういうのが好きなら、私たちは構わないわよ。」
「そうか、それじゃ頼む。」
その場で、ロロはヒナタとの約束の刺青を彫った。
「親父、獣王国はまだなのか?」
「いや、もう入ったはずだ。どこか町でもあれば実感出来るだろうけどな。行きたいところがあるのか?」
「大丈夫だ。急かした様ですまん。これまで通りゆっくり進もう。」
まだまだロロ一家の旅は続く。
アドバイス、感想お待ちしております。
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ロロ・スライト
ケイタ。エルフ。魔法なら何でも使える。見た目は、高身長のイケメン。




