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一話「星の怪盗」

相変わらず語彙力無いです(笑)

 警鐘が鳴り響く。夜の静けさは消え、騒がしさを手にした館内は赤い光に包まれていた。あちらこちらで警報装置が音を立てる中、黒髪の少女は不敵な笑みを浮かべる。警察官の制服を着、その美しい髪は肩の辺りで切り揃えられている。黒いフレームの眼鏡の奥から覗く鋭い眼光は、妖しい輝きを帯びている。だんだんと近づいてくる気配に気づき、少女はスイッチを切り替える。

「奴は現れたか?」

 真剣な眼差しで問うその人は、この地区の警部。優秀なことで有名な人だ。そんな彼の問いかけに、少女は何とも言い表し難い表情で答える。

「いえ···確かに警報は作動しているのですが、肝心の姿が無いのです。ずっとここを見張っておりますが、侵入した形跡もありませんし······」

 そう言いながら、背後の部屋を見る。厳重警戒体制で守られているその部屋に、出入口は一つしかない。優秀な新米刑事、近藤未来(みくる)が見張っている扉しか······。

「そうか···。だが、奴は世界一の大泥棒だ。必ずあの宝石を盗みにくる。引き続き、見張りを頼むぞ」

「はいっ! 中村先輩」

 そうして、聞こえるのは再び警報音のみとなった。キョロキョロと辺りを見渡し、一息ついてから笑みをこぼす。

「そろそろ······いいかしらね」

 すると少女は、廊下にも関わらず制服を脱ぎ始める。その下から表れたのは、深い闇色に染められたトップスとミニスカート。同じく漆黒のロングコートを取り出し、急いで羽織る。ウィッグや眼鏡を外して、その場に何も残っていないことを確認すると、不敵な笑みを浮かべて屋上に向かって駆け出す。幸い、現在地は屋上のすぐ近く。目的地に到着するのは容易だった。

 二分とかからずに到着。そこには誰もいない。手の中の"宝石"をくるくると弄びながら、少女は妖しく笑う。金色(こんじき)の長髪を風になびかせて、楽しそうに、そしてどこか残念そうに言の葉を風にのせる。

「甘い···甘いわ、なにもかも。今回はちょっと期待したのだけどね。警報鳴らしてもこれでは···ね」

 彼女は、世界一の大泥棒。別名星の怪盗。盗み出すことの快楽に身を委ねた、十五歳の少女。

 ―――――――誰も、私を捕まえることなんてできやしないのよ。

続きはまた明日以降に出します。まだ書けてないし←おい


読んでくださりありがとうございました!まだまだ続きますよ~( ・ω・)

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