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「吸血鬼」
今回は短めです。語彙力皆無です。ご了承ください。
薄暗い森の中、ひっそりと佇む大きな館。黒を基調としたその館は、この世のものとは思えないほどの不気味さを漂わせていた。この館の主は、吸血鬼だ。街の人々の間では、そういった噂が広まっていた。決して近づいてはいけない、悪魔の館だとも。
今宵は満月。月明かりの下、不敵な笑みを浮かべる少女。その背には、威圧感のある大きな羽。鋭く尖った牙を突き立てるその先を、鮮血が紅に染め上げる。
「ひぃっ···! や、やめ···」
悲鳴は闇に溶けてゆく。少女が近づくにつれ、恐怖が絶望に変わっていく。
「それじゃあ···いただきまぁす♪」
有無を言わさず襲いかかる。今宵は満月。吸血鬼の本能には、逆らえなかった―――――――。
どもども!作者です。えーっと、伏線だらけですねはい(笑)最近めちゃくちゃ忙しいので、不定期投稿となりますが、読んでくださると嬉しいです。
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