第32話 ついていけない話題でも話はちゃんと聞いておくべき。/ティーパーティー②
あまり納得の行く表現が出来ず書いては消し書いては消しで凄い遅れました。つらい。
もしかしたらそのうち加筆修正するかもしれません。
ともあれ32話目です。
――コトリ。
見渡す限り平坦な白が広がる空間に存在する茶会の場。白昼夢はそこで創り出した紅茶に口をつけ、ティーカップをテーブルに置く。それと同時に先ほどまでケーキを貪っていたノウェムが姿を消す。
恐らくどこかへ隠れたのだろうが隠れ場所は皆目見当も付かない。ノウェムは「認識の隙間」などと言っていたが理解するにはもう暫く掛かるだろう。
さておき、白昼夢がティーカップを置きノウェムが姿を消した理由は簡単だ。――すなわち、外敵に対する警戒である。
白昼夢は前方の空間を見詰め続けた。
閃光、後に轟音。
「んだァ? 新入りが来るっつーから来てみたら呑気に一人で茶ァ飲んでやがるぜェ」
大轟雷と共に現れたのは、眩い稲光を纏い金色に光り輝く髪を靡かせる女性。鋭く尖った歯を鳴らしこちらを見下す様に哂う彼女に対して白昼夢は何も行動を起こさない。ただ彼女を見詰めているだけだ。
「……あァあァあァあァ、せっかく後輩が出来たってのにつまんねェなァ……お前、俺と戦わねェか?」
彼女から立ち上る殺気が茶会の場を包み込む。ドレスなど身に纏わず、帯電する羽毛から作られた軽鎧と黄金のガントレットを装備した彼女に聞かねばならぬ事がある。
「……お前は、ワタシの敵、か?」
「あァ?」
なるべく自然にワタシが彼女に問い掛ける。ワタシが死んだとしても特に損害は無いが戦法に感付かれるのは避けたい。
「ッたりめェだろ? 俺と、お前が、戦う、敵対する、殺しあう。単純な事だろォが」
「そうか」
ワタシが肯定の意を示し立ち上がる。彼女が注意を前方に向け始める。それで良い、私が声を出す必要は無い。いつも通り後ろからそっと首を捻ってやれば良い。
ほら、手を伸ばせばすぐそこに奴の首が――
「――そこまでにしてくれ」
白い空間からマグマが湧き出で、高密度の熱気が辺り一面を覆い尽くすと同時に“白昼夢”が掻き消える。新たに現れた何者かが白昼夢の手を塞ぎ、白昼夢の行動を阻害する。
それに驚いたのは金色の女性だろう、先ほどまで温い挨拶でもしてやろうと思っていた白昼夢が掻き消え、全く同じ容姿の白昼夢が自身の真後ろに立って首元へと手を伸ばしていたのだから。
彼女が慌てて距離を取ってしまうのも無理は無いだろう。
「私達はただの顔合わせのつもりだ、敵対するつもりは無い。そして霹靂天、お前の目は節穴なのか?」
「……けッ、わァーってるよォ」
幾ら脳筋などと揶揄されていてもここまでされればタネが分かるというものだ。先ほどまで霹靂天がテーブル越しに相対していた白昼夢は幻覚、本体は何らかの行動――恐らくティーカップをテーブルに置いた音――を基点に結界を展開、後は霹靂天の視界から外れ悠々と背後に回りこみ首を絞め殺そうと「お前は馬鹿か?」
「あァ?」
「その程度の事は彼女の名から察しろと言っている。私が言いたいのは『呑気に一人で茶ァ飲んでやがる』とお前が言った事についてだ」
霹靂天は辺りを見渡す。視界には白昼夢、赤髪の女、そして自分。後は白いテーブルやら椅子やら、茶会場に来た際の雷による焦げ跡と煮え滾るマグマ位の物か。
「精々この辺りじゃねェの?」
「だからお前は馬鹿なのだ、……いつまでそうしているつもりだ? 彼女を放してくれると我々としてはありがたいのだが」
「……? おい――ッ!?」
白昼夢を押さえ込んだまま紅い髪を棚引かせる女は霹靂天の方へと言葉を紡ぐ。言葉の真意を読み取れず紅髪へと疑問の声を投げつけるのと同じタイミングで、霹靂天は首に銀の鎖が幾重にも巻き付いているのを知覚する。
「……よく気付いたね。自信無くしちゃいそう」
「気を落とす程の事ではあるまい、私は既に星の欠片と対面している。言わば経験の差だからな、それで、彼女を放してくれるかな?」
「白昼夢を放してくれたらね」
ノウェムのその言葉に紅髪の女は欠片も逡巡を見せる事無く白昼夢を手放した。白昼夢が何ともない事を確認しノウェムも鎖を消失させる。
「ケホッ、エホッ、ウエッ。……何でこいつら首ばっか狙ってくンだよ……」
「お前が自爆しただけだ、全く……」
紅髪の女は霹靂天に一瞥もくれず白昼夢達へと向き直る。
「さて、一悶着あった所で本題だ。今回は顔合わせもあるが一応話したい事もある、茶会を開いてくれないか?」
細く曲がりくねった二対の角を持ち、冷え固まったマグマを彷彿とさせる鱗で作られたドレスを着た女性は、臀部から伸びる一本の尻尾をくねらせながらそう言った。
白昼夢としては若干反対ではあるが茶会好きのノウェムの事である。誘いを受けたからには、
「……いいよ」
こんな風に二つ返事で受けてしまうのだった。
「あぁ良かった。ではその前に一つだけ良いかな?」
紅髪の女は鋭く研ぎ澄ましたかのような視線を何も無い白い空間へと向け、こう言った。
「私はこう言った筈だな? 『いつまでそうしているつもりだ?』と。……出て来い蒼薔薇」
視線の先にある白い空間が罅割れ、砕け散る。その先の空間には気が遠くなるほどの茨に覆われた薔薇の園が垣間見えた。
そして――
「あらあら、その図体にはミジンコ程度の脳みそしか入ってないと思っていたけれど、ちゃんと人の気配は分かるなんて」
そのおぞましいまでに自分を象ったテリトリーから現れたのは“蒼薔薇 ブルーローズ”、かつて白昼夢に選択を迫った同類であり、サカマキという人物に力を貸す固有種である。
「訂正するわ、貴女アリンコ程度の脳みそは入っていたのね」
「また焼き尽くされたいか、雑草」
「その時は私の茨でズタズタにしてあげるわ、赤トカゲ。さぁ――」
――ティーパーティーを始めましょう?
◇◇◇◇◇
あちらではヴァルハラを最強足らしめる八人が集いそこにノービス、セフィラを含めた十人による会合が行われ、そこではない何処かでは白昼夢とノウェムが名も知らぬ同類との邂逅を果たしていた。
蒼薔薇の手によって小さな丸テーブルは五人が座っても尚余裕を持たせる円卓と化していた。
「まずは認識の共有でも済ませましょうか、私は“蒼薔薇 ブルーローズ”。この空間に私が存在する事の意味を察している奴もいるけれどその話はまた後で」
お次は貴女、と蒼薔薇に促されるままに応える。
「私は、“白昼夢 デイドリーム”と呼ばれていた。ノービスに力を貸す固有種だが、正直話す事など何もない様に思えるのだが」
「……私は“流星雨 スターダスト”の欠片の一つ、流星雨でもノウェムでも好きに呼んだら良い。でも話し合いに関しては右に同じ、近々外で何かある様だけどそれで私たちが何か関与出来るとは思えない。私たちが出来るのは許可ぐらいのものでしょう?」
ノウェムは蒼薔薇へと目を向けるが我関せずとばかりに鼻歌を歌い紅茶に砂糖を溶かしている。反応からして何らかの方法で関与できるかもしれないが、これまでの異常や会話を鑑みるに蒼薔薇だけが例外なのかもしれない。いずれにせよ現時点では応えてくれそうに無いので正面に目を向け直す。
薄っすらと赤い跡が残った首筋を撫でながら霹靂天は粗雑に椅子に座り込む。
「俺ァ“霹靂天 トニトゥルス”、まァ好きに呼べばいいんじゃねェのかァ? 話があるのはスカーレットだけだから俺は会話には参加しねェぞ」
彼女の本心としてはさっさと自分のテリトリーに戻りたいのだが、灰燼焔に同席を強制されている以上話が終わるまでは帰る事は許されない。悪態の一つも吐きたくなるが黙って話を聞くだけに留める。
「蒼に従うのも癪だが一応私も自己紹介をしておこうか、私は“灰燼焔 スカーレット”。原初の焔を宿す存在であり、シェイカーに付き従う者だ。我々の他に“月光蝶 ルナパピヨン”という同胞がいるが今はいいだろう。さて、本題に入っても構わないな」
「一々軋轢を生まないと交流の一つも取れないのかしら、敵対以外にもコミュニケーションは可能なのよ? いくらトカゲでもそれぐらいは知ってると思っていたけれど私の勘違いだったかしら」
「それだからお前と話すのは嫌なんだ。というかお前の飼い主は何をしているんだ、盗み聞きは趣味が悪いぞ」
「どうとでも言いなさいな、私がサカマキの居場所を零すなんて事しないわよ、そして貴方達にはサカマキが近くにいるという情報すら伝えさせないわ。少なくともこの場に私がいる限り」
「……喰えない奴め」
蒼薔薇を睨み付け不快感を顕わにする灰燼焔だったが思考を切り替えて白昼夢達に対する説明を済ませてしまう事にする。
「とは言え、だ。あまり難しい事を頼むつもりは無い、宿主――あぁノービスだな、彼女が力を振るおうとしたら出来るだけ手伝ってやってくれ。霹靂天が感知していたが暴走させたようじゃないか」
白昼夢は「こっちまでビリビリ来て何事かと思ったわァ」と欠伸を零す霹靂天に一瞬目を向け、すぐに灰燼焔に視線を戻す。ただの脳筋という訳でも無いようだ。
「コップで滝を受け止められるか? 両手を広げて雪崩を阻めるか? ノービスがやったのはそういう事だ。どうせ死にはしなかっただろうが、私がした事と言えば暴走した力を逸らしてノービスを守った事くらい。……逆に言えばその程度の干渉しか出来なかった訳だが」
「解決法は今お前が口にした通りだ。滝を受け止められるほどコップを大きくすれば良い、未熟であるのなら力を使いこなせるレベルにまで成長すれば良い。私が頼みたいのはそのレベルにまでノービスを育てる事、そのささやかな補佐だ」
そのくらいは出来るだろう? と言いたげな灰燼焔から目を離し、思考を巡らせる。声を伝える事と些細な助力で、自分が充分に力を貸せるレベルまで器を広げる事が可能なのだろうか。
……。
「期限は?」
「今回のイベントに間に合う事が一番望ましいが無理は言わん、可能な限り器を広げてくれ」
「善処しよう」
「……貴女の方の話は終わった?」
言葉少なに会話を終えた白昼夢と灰燼焔に、珍しく菓子に手を付けないでいたノウェムが話しかける。
今までに出た情報を精査する為に考えを巡らせようとするも、蒼薔薇がずっとこちらを注視するせいで考え事もままならない。ノウェムとしては集中したいのでさっさと会話を終わらせて欲しいのだが、生憎今の会話で用事を終えたのは灰燼焔と霹靂天のみ。
蒼薔薇の用事をまだ聞いていない。
「え? 私? 特に何も用事無いけど」
「そうか、ではこれでお開きだな。忠告感謝する」
「あぁ、待ちなさいってば」
問答無用で茶会場を崩しかけた白昼夢を蒼薔薇が押し留める。胸元に手を突っ込み二つの種子を取り出した青薔薇が、白昼夢とノウェムに一つずつその謎の種子を手渡す。
白昼夢の数多の人間の記憶にも、ノウェムの星の記憶にも無いそれは微々たるものでありながらも蒼い光を放っている。
「……これは」
「それは“蒼薔薇”の種。“私”が認めた不可能の前に発芽し、可能性という土壌から理不尽の養分を徴集し奇跡の象徴たる蒼の薔薇が咲く。その香りは貴方達の大きな転機となるでしょう……、まぁ早い話持ってたらいい事がそのうち起こるわよって認識で構わないわ」
ノウェムは思わず胡乱気な眼差しを向けるが白昼夢はあまり疑いもせずに青薔薇の種子を受け取った。
それを見ていたノウェムだったが特に嫌な気配は感じられなかったので結局種子を受け取る事にする、蒼薔薇から手渡されたその種子は微かに脈動し、まるで心臓のようにも思える。
話が終わり、机に突っ伏していた霹靂天を灰燼焔が叩き起こし、茶会はお開きと相成った。
目元に涙を浮かべ、「くあァ、話は終わったんかァ?」と後頭部を摩りながら欠伸を零す霹靂天がちらりと白昼夢を見やる。
「ッ!? お前それッ――」
直後、血相を変えて何かを叫びかけた霹靂天を蒼薔薇の髪から変質した茨が遮った。
白の世界が変質し、ひび割れた空間から蒼い薔薇が意思を持った様に蠢き茶会場が茨によって埋め尽くされる最中、蒼薔薇の声が響く。
「ダメよ、茶会は平和的に終わらせなくちゃ。後ろ髪を引かれる様な行動なんて煩わしいものでしょう?」
彼女の心底楽しそうな声を聞いて、灰燼焔、霹靂天、白昼夢、ノウェムの四名はそれぞれの縄張り――彼女達精神体の在り処へと戻されていった。
これにて茶会は一度幕を閉じる。次に茶会が開かれる時は新たな一柱が二者択一を迫られる時になるだろう。
舞台は白昼夢達から、ノービスへ。
◇◇◇◇◇
――ノービス、私の声が聞こえるか?
「ん?」
「む」
「あら?」
セフィラを交えて行われた談合も終盤に差し掛かろうというタイミングでシェイカー、サンダーボルト、ノービスの三人が困惑の声を漏らす。
ノービスの脳裏に響くそれはあの時、白昼夢の子にアーテルと名を付けた時に聞こえたものと同じ声であった。
――聞こえているのであれば構わない。ノービス、私が手助けを出来るレベルまで強くなれ、いいな?
――今のお前では私の力を十分に扱いきれない。それだけならまだいいが、もしそのまま放置したままだと何もせずとも力が暴走し死にかねん。
――長くは話せないが、何の脈絡もなく死にたくなければ今回の……何だ、イベント? までに可能な限り器を広げておけ。
ふいに途切れたその声に思考を巡らせるノービス、話の内容から察するに声の正体は恐らく……白昼夢 デイドリーム。
しかしそんな事がありえるのだろうか。白昼夢は既に倒され、ユニークシナリオは終結し、成功報酬の中には白昼夢の意思を感じられる様な物はなかった。
……天鈴草の花の影響か? いや、使おうとは思っていないし第一に白昼夢に対して使用できるのかどうか……。
「大丈夫ですかお姉様」
「あぁ、いや、うん、平気よ」
心配そうに話しかけてくるナディアに返事を返し、深みに嵌まり始めた思考を切り上げる。
ノービスと同じタイミングで声を上げた二人を見やるが、シェイカーは既に何事も無かったかのようにセフィラとの会話を続け、サンダーボルトは虚空を睨み付けるばかりだったので先ほどの(暫定)白昼夢の声については後で考える事にした。
あまり話を聞いていなかったノービスを尻目にシェイカー達は無事に話し合いを終え、「これからもよろしく」と和やかに解散と相成った。
会合とは言ったが実の所シェイカーが両者にとってプラスとなる条件を提示、それをセフィラが承諾あるいは修正してシェイカーがそれを認めるという形だった為にセフィラが何か条件を提示するという事はあまり無かった。
【ヴァルハラ】【死なずの黒猫】の両者の間で締結された同盟条件は大まかに言えば三つ。
一、ヴァルハラの所属プレイヤーが死なずの黒猫に何らかの被害を与えた場合そのプレイヤーの処遇は死なずの黒猫サイドが決定する物とする。同様に死なずの黒猫所属のプレイヤーがヴァルハラに何らかの被害を与えた場合そのプレイヤーの処遇はヴァルハラが決定する。
二、ヴァルハラが必要な材料を与える代わりに死なずの黒猫は死者蘇生アイテムを生産する事。生産された死者蘇生アイテムは適正価格で買い取り、余剰分は死なずの黒猫が所有権を持つ。
三、イベントや特殊シナリオ時、ヴァルハラの戦力を「傭兵」という形で貸し与える。これは拒否する事も可能であり、イベントやシナリオの情報を秘匿する事も可能である。ヴァルハラが同様にイベントやシナリオを進行させる場合、不足の事態を除きヴァルハラのギルドマスターであるシェイカーの要請に従いそれらのイベントやシナリオに参加する。これは肉盾や囮を望んでの事では全く無く、死なずの黒猫を「戦力」として期待しての提案である事をここに明記する。
とまぁ大体こんなものか。両者の意見のすり合わせの結果膨大な情報を記した契約書を見るノービスだが、どうも【死なずの黒猫】サイドに有利そうな条件に思える。穴を突こうと思えば幾らでも突けるのだろうがそれを抜きにしても二番目の条件にはそれほどまでに譲歩するのかと多少なりとも驚く程のものだった。
「別に口出しするつもりは無いし、この決定に不満がある訳では無いけども。これで良かったの?」
既にセフィラは契約書を携えて自分のギルドへと帰って行った。これからギルドメンバーにこの会合結果を知らせるのだと言う。
ヴァルハラのメンバーも既に解散し、このメインホールに残っていたのはシェイカーとサカマキ、そしてノービスの三名のみであった。
「あれで良いよ、誰が何と言おうとこれはゲームなんだからあまり制約で縛り付ければ逃げるプレイヤーが増えるし、そうなるとあのギルドと協力する意味が無くなる。正直こっちが求めてるのは“蘇生可能な力”と“街全域に展開できる統率力”だけだから」
それだけだと冷たいからもう少し踏み入った協力関係を築きたいけどまだ先になるかな、と言ってシェイカーは水を飲んだ。
シェイカーが口にしたそれがどういう意味かを考えてみるが、少しして辿り着く。
おそらく【ヴァルハラ】は今回のイベントには積極的に動くつもりなのだろう。他のプレイヤーとの掛け合いや防衛戦イベントという事を考慮して、恐らく街から一方向に進んで道中のモンスターを殲滅させるだけに留めると思われる。撃ち漏らしたモンスターからの街の防衛とヴァルハラのメンバーの死傷者の復活を死なずの黒猫に頼む。と、そういうつもりなのではないだろうか。
ただの当てずっぽうの推測だがそう離れてはいない筈。シェイカーに詳しい事を聞いてみたいノービスだがシェイカー自身この後に用事を控えていたのでやめておき、先ほど聞こえた声について考える事を優先させる事にした。
(――私が手助けを出来るレベルにまで強くなれ、だったわね。……ふむ)
ノービスの当面の目標が定まった。
◇――◇――◇――◇
PN:ノービス
LV:60
職業:星屑細剣士
HP:210/210
MP:210/210
STR:0
CON:0
DEX:0
AGI:0(+20+8)
INT:0
MIN:0
LUK:1040(+100+20+100)
スキル:所有数12
【投擲ⅡLV.16】
【幸運上昇LV.10】
【強運LV.10】
【危険感知LV.10】
【死神の接触LV.10】
【死霊術LV.10】
【鑑定LV.10】
【テイム:ファントムウルフLV.3】
【細剣術LV.10】
【健脚LV.10】
【韋駄天LV.5】
【ファルカトラ流細剣術LV.7】
EXスキル【死線】
【――――】
アビリティ:【白霧の導き】【流星の瞬き】
武器:穿孔鉄の細剣・ディアーホーンスリングショット
上半身:白鉄の鎖帷子・クロード鋼の部分鎧・砂塵核の籠手
下半身:白鉄糸のスカート・クロード鋼の脚甲
装飾:砂塵のスカーフ・白昼夢の黒夜外套・刺突の指輪・流星雨のペンダント・黄金色のタリスマン
◇――◇――◇――◇
イベントまでに可能な限り強くなる。
霹『蒼薔薇がいた。近くでサカマキが話を聞いてるぞ』
サ(……こちらでも捕捉した。まぁ聞かれて困る話でもあるまい、放置で構わんだろう)
灰『言われた通り伝言はしたが、奴に種を渡されてたぞ』
シ(ふぅん? まぁ蒼薔薇の種はあくまで可能性の発芽だから芽吹くまでは焼き払わなくても良いか、放置でいいでしょ)




