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虐げられた救世主の俺は異世界を見捨てて元の世界で気ままに生きることにした 作者:三木なずな

第一章

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15.無限枠と超チート

 スキルを眺めながら考える。

-----スキル-----
スキルポイント:13/999

取得スキル(10/10)
近接戦闘LV7
遠距離戦闘LV1
攻撃力アップ(回避)LV1
透明人間LV2
カウンター
必要ポイント減少(80%)
スキルポイント増加(200%)
完全翻訳
自由訪問
金銭ドロップ
-------------

 とっさの事で遠距離戦闘を取ったせいで、初期の10枠が全部埋まってしまった。
 まずは枠を増やすスキルをわらないと。

 スキル枠無限化、こっちの世界に戻ったときに取ろうとして後回しにしたヤツだ。
 無限化ということあって、必須ポイントは400の360と結構高い。

 それに、マスコミ相手ならもう一つ二つ強力なスキルが欲しい。
 目星はついてる、一つ、ものすごく強力なスキルがある。

 今までも透明人間やら完全翻訳やら自由訪問やらで大概チートだったけど、これはそれらを上回る超チートだ。

 今まで取らなかったのは、スタートダッシュのポイント取りに関係ないスキルだったというのがある。
 だが、マスコミにお灸を据えるにはどうしてもそれ(、、)がいる。

 コストは300の240、枠無限化とあわせて両方で600のポイントがいる。

 さて、どうするか。

 ちまちまチンピラ狩りをしてちゃらちがあかない。
 かといってクマ30頭は時間掛かる(特に探すのに)。

 ほかになんかないのか……?

 そう思いながら街中をぶらついてると、ショーウインドウに置かれた液晶テレビが目に入った。
 それにうつっていたのは、でかくなった蜂の巣を除去する、というドキュメンタリーバラエティだった。

     ☆

 今どきほとんど何でも検索すればネットで見つかる。
 写真映えする事を追い求めているSNSから蜂の巣を目撃情報を探す。

 すると、都内には珍しい、20ヘクタールもある巨大な公園の中に蜂の巣があるらしい。
 早速そこに向かって、ほとんど森林公園なそこを歩き回ると、人気の無い所に蜂の巣があった。

 おそらくは倉庫だか物置だかのプレハブだったが、長年使われた痕跡がなくて、その軒下にあたる部分に巨大な蜂の巣があった。

 サイズは直径五十センチはある球体に近いもの、周りにハチがうじゃうじゃいる。

 まずはだいぶ離れた場所、射程ぎりぎり(、、、、、、)の所で待ち構えた。
 巣の周りを飛び回る働き蜂の一匹が巣を離れ、こっちに向かったきた。

 それを待ってた俺は手をつきだして、指をデコピンの形にして……弾いた。
 なにも持ってないが、はじいた。

 プッ。

 エアスプレーの様な音がした直後、こっちに向かってきたハチが打ち落とされた。

 遠距離攻撃をとった事で可能になった、いわゆる指弾。
 デコピンの要領で空気の塊を弾く技だ。

 空中にあるヘリとカメラを壊すには小石を弾かないとダメだったが、何もなくても、空気を弾くだけでも普通の大人のパンチ分くらいの威力はある。
 そしてそれで十分だった、指弾に撃たれたハチは摩擦音を立てて、ばらばらに吹き飛ばされた。

 ――スキルポイントを2獲得しました。

 ポイントが2上がった、そして千円札が一枚飛び出して、ヒラヒラと地面におちていった。
 ドロップした端金は興味ないから放っておいた。

 ポイントはありがたかった、ハチ一匹で最低限の1ポイント、「スキルポイント増加」で2ポイントになった。
 チンピラと同じポイントだ、そしてチンピラよりも遥かに数が多い。

 巣の周りには未だにうようよハチが飛んでいる。
 オオスズメバチの巣らしいから、数百匹は居るはずだ。

 俺は距離を取って、巣からでてこっちに向かってくるハチをデコピン指弾で次々と打ち落とした。

 異世界にいる時だったら範囲魔法で一掃してたんだがな。
 こっちの世界だと……手榴弾か火炎放射器を使えばいいのか?
 でもどっちも騒ぎになるし、討ち漏らしで逆にやっかいな事になりそうだ。

 横着はしない、そもそもクマに比べてもチンピラに比べても、既に効率は上回ってる。

 俺は地道に、2ポイントずつ地道にハチを倒していった。

 夜になったことに大方一掃して、ポイントが来る前の13から697まで一気に上がった。
 一応拾ってみた千円札も342枚、数は合ってる。

 早速スキルを取る。
 ますは360を払って、枠を無限化。

 次に肝心の、狙いのチートスキルを240払って取った。

-----スキル-----
スキルポイント:97/999

取得スキル(11/∞)
近接戦闘LV7
遠距離戦闘LV1
攻撃力アップ(回避)LV1
透明人間LV2
カウンター
必要ポイント減少(80%)
スキルポイント増加(200%)
完全翻訳
自由訪問
金銭ドロップ
読心
-------------

 ――読心。

 スキルがとれたことを確認して、その場から離れた。
 人気のほとんどない森林公園を出て、歩道に降り立った。
 そこそこの通行人があるそこで、通りすがりの男女をみる。

 スキル・読心。

『きょ、今日は絶対ホテルまで行くんだ』
『プレゼントももらったしそろそろさよならね。早く帰ってオークションに出品しなきゃ』

 腕を組んで、いかにもカップルって感じの二人だが、心の声はものすごくすれ違っていた。というか男が可哀想だ。
 そんな二人を見送りつつ、スキルの使い勝手をいろんな通行人で試す。

 読心スキルを取ると、狙った相手の心の声が聞こえるようになる。
 聞こえ方は「見えないイヤホンから聞こえてくる」ってかんじで、耳元に響いて、俺にしか聞こえない。

 更に目の前にもフレームがでて、心の声が文字化される。
 美少女ゲーム的な見た目になる。

 そして読心の内容はその人が思っている事から、すこし深めの深層意識まで。
 戦闘の「読み」に使ったりする事もできるし、人間は考える事をやめられないから秘密も暴ける。

 ちなみに寝てる人間の夢も聞けるが……これはオマケだな。

 読心、異世界の時とかわらない使い勝手と強力さ。
 これがあればマスコミ関係者から、連中にお灸を据えるためのネタを間違いなくつかめる。

 後は自由訪問と組み合わせていろんな人に会うだけ。

 誰と会うか、俺はネットを使っていろいろ調べて見ることにした。
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