モンスターボックス
少なめです
「グレン、あなたにこれをあげるわ」
母はある1つの腕輪をとりだした。
その腕輪はアイテムボックスの腕輪と同じ黒色で、真ん中に7色に光っている魔石がはまっていた。
「これは『モンスターボックス』といって、自分と魔力パスがつながってるものをこの中に入らせることができる魔導具よ。アイテムボックスの使い魔版ってとこね。もちろん無制限にはいるわよ」
母はドヤ顔でつたえてきた。
「…ねぇ、こんなものどこで手に入れたの?」
グレンは顔をひきつりながら尋ねた。
「これは私が王宮からココ村に引っ越すときに、盗ん……もらってきたものよ」
「いま言い直したよね!? いま盗んだって言いそうになったよね!?それにそんな高価なもの受け取れないよ!」
「そんなこと気にしないでいいのよ。これはグレンにあげるつもりで盗んできたんだもの」
「もう完璧に盗んだって言ったよね……,」
「いいのよ、王宮は私の家でもあるのだから」
「そうだけど……まあ、いっか。お母さんありがとう。大切に使うね」
グレンは母に言いくるめられたが、モンスターボックスの腕輪を貰えることを嬉しく思い、笑顔で受け取り
右手に装着した。
「グレン、中入ってみてもいい?」
フィーネはウズウズしながら尋ねた。
「うん、フィーいいよ!」
グレンが許可を出した途端、フィーネの体が光の球体となって腕輪の中にはいっていった。
(わぁー、広いし居心地がいい〜。眠くなってきちゃった。)
(え?この声はフィー?…あ、念話ってやつか!)
(え!?この声はグレン!?直接頭に響いてくる!
これでいつでも会話できるね‼︎)
フィーネは喜び、歓喜の声をグレンの頭の中に響かせた。
(そうだね! フィー眠かったら寝てていいよ〜)
(んー、じゃぁ少しだけ寝させてもらおうかな)
(わかったよ。おやすみフィー)
(おやすみなさいグレン!)
グレンは念話をきり、母に
「フィー眠くなっちゃったみたいだから寝させたよ〜」
「あら、そんなにモンスターボックスの中がよかったのかしら。喜んでもらえてよかったわ」
シャーリーとグレンはお互いに見つめ合い、微笑むのだった。
アドバイス等がありましたら、教えてください。
お願いします。