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プロローグ

初めての投稿です

お願いします


我々人間が住んでいる地球から、別の次元に位置するとこにある惑星があった。


惑星の名は『ニクナス』といい、地球より広大で

陸と海の比率は4対6である。


ニクナスにはこの惑星を創り、そこに住む住人を創造した神 『創造神ガレス』を崇める人族。

魔法を伝えた『知と美の女神アルエル』を崇めるエルフ。

『武と力を司る神ギャロン』を崇める獣人。

『工芸と芸術を司る神アナテ』を崇めるドワーフ。

そして、『死と破壊を司る邪神エリニュス』を崇める魔族などが生活している。



太古の昔、『創造神ガレス』が人々を創造したときは

皆仲良く、魔物を狩ったり、農作をし生活していたのだが

時が経ち、神を崇め始め、此処に国を造りお互いの種族をくらべるようになったとき

魔族や一部の亜人(エルフ、ドワーフ、獣人などの総称)は人族を"非力な種族"として差別するようなってしまった。


それを嘆いた『創造神ガレス』は人族の為に『迷宮』とよばれるものをニクナス各地に造った。迷宮は人族と人族が認めた者でしか入れず、中には工芸と芸術の神アナテが造った武器や防具、宝などがあるが魔物や魔獣が存在していて一筋縄では取れない仕組みになっているように造られた。


人族は創造神ガレスに感謝し、強くなるためにひたすら迷宮を攻略していき力をつけていった。


しかし、それが争いのきっかけとなってしまった。


急激な力をつけた人族を魔族や亜人達は恐れ、その力の源の迷宮に入れないことに嫉妬した。


そして魔族や亜人達は人族が迷宮で得た武器や防具 、宝を人族から奪うようになり、しまいには人族を無理やり奴隷にし、自分達も迷宮へと入るようにまでなってしまったのだった。


そのことに人族は怒り、ついには人族と魔族の戦争が始まってしまった。

この時、亜人は人族につく者や魔族につく者、不干渉を貫く者とでわかれた。


その戦争を天空より眺めていた、神々は深く悲しみ、人達の浅ましさに絶望した。


そしてこの時より、ニクナスへの干渉を神々の間で禁止し創造神ガレスは神々が住む土地『ラグナ』と地上『ニクナス』との境界を切り離した。


それから千年の時が続いてもなお戦争は続いており、人族側が窮地に立たされていた。

なんとか挽回したい人族の国々の王は、創造神ガレスに救いを求めたのだが、創造神ガレスをはじめ神々はニクナスへの干渉はできず、人族は困り果て悲しんだ。


その姿を見かねた女神アルエルは地上において唯一、神と交信できる者『大聖女』にある助言をした。


『異世界から勇者をつれてくるのです』 と


その助言を聞いた人族達は、魔法に詳しいエルフに頼み召喚の魔法をおこなった。


そうして、このニクナスに1人の少年が召喚された。


名を『九鳳院 朱雀』といい 黒髪黒目の美青年。


人族の王達はいままでに起きた出来事をこと細かく説明していき、そして二度と元の世界に帰れないことを伝え謝罪したそのうえで頭を下げ


『我々、人族をお助け下さい!どうか…どうか…!』


と泣きながら懇願した。


朱雀は人族の涙に心を動かされ、この戦争を勝利に導く為に人族と亜人の仲間達と奮闘した。


朱雀には類稀なる魔力と才能があり、着実に力をつけいき、身につけたその力は絶大であった。朱雀が剣振るえば地は割れ、魔法を撃てば天は裂け怒涛の勢いで人族を勝利へと導いていった。


そして、朱雀が『ニクナス』に来てから5年の月日が流れ、朱雀とその仲間達はついに魔族の王であるバロムを討つことに成功したのであった。


人族と亜人は大いに喜び、涙を流した。

人族を勝利へと導いた朱雀は人族と亜人の英雄として国にたてまつられるようになった。


それから、朱雀は国々の王に召喚の魔法の禁止と奴隷の待遇の改善、魔族領の不可侵を要求しこれ以上、争いをなくすよう働きかけた。


そして戦争終結から数年経ち、朱雀は共に戦った1人の女性と結婚した。


その女性の名を『シャーリー・フィネット』といい

朱雀を召喚した国の第2王女であり、人々から 『癒しの聖女』とよばれる凄腕の魔法使いである。


国は盛大に結婚式をあげ、朱雀とシャーリーを祝った。

朱雀とシャーリーは国から爵位に領地と与えるという話を断り、静かに暮らしたいという願いからシャーリーは王位を返還し、辺境にある村 『ココ村』へと移り住んだ。


そして、シャーリーは元気な男の子を産み、その子供の名前を 『グレン・クホウイン』と名付けたのであった。



これは 『色なしの落ちこぼれ』や 『勇者と聖女の搾りかす』などと言われた少年が、何度も敗北と挫折を味わいながらも、自分を信じ、努力していき、『救国の英雄』と呼ばれるまでの英雄譚である。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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