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第三夜 沈

僅かに湿り気を帯びた緩い風が纏わりつく夜。

寂しげな佇まいの女は薄ら笑いを浮かべ私の手を引き路地を行く。

低い丘連なる町。路地の殆どは階段である。

私達は角を折れて折れてまた折れて夜の底へと下る。

闇に分け入れば、落涙後の鼻腔に似た香気が押し寄せてくる。

涙などついぞ流さぬものをと不審に思えばそれは面前から漂う。

生い茂る葦の向こうに月明かり淡く光る黒き水面が見ゆ。

女は私の頭を水に沈め、私は抗いもせず苦しむ。

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