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第十二夜 枯

改札の内側にいた。自動改札機が八台並んで柱、また八台並んで柱。改札内の空間は五角形をなしている。どこに繋がるでもない、ただの空間である。五叉路を抜けるためだけの。

外に出ると、すぐ右手に寂れた花屋がひっそり佇んでいた。痩せた老女が白い紙で包まれた花束を差し出す。誰かからの贈り物だというが、何度聞き直してもその名を聞き取れない。

花は全て菊だった。切りたての青臭さが立ち上る。

菊は腕の中で瞬く間に枯れた。

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