5月22日:OKU-TAMA
不定期更新にも程度があろう!って感じですが……
これからはある程度定期的に投稿していけるかと思います。
04/17 誤字修正しました。
ざくさくと森を行く。
〈オクタマ山林〉は、〈フジ樹海〉ほどじゃないにせよ森で樹海だ。
もう少し正確に言えば、秘境だ。
このあたり、奥多摩民はどう思ってるのか気になるところである。
仮にも人が住んでるところを丸々秘境扱いとか。……まあそれを言えば、俺の実家あたりはレイドダンジョンと化してるわけだが。
北海道とかも――まああそこはあそこで、冬季限定流氷ダンジョンとかあったか。知床半島とかはグラフィックにも力入ってたし。
名所は名所で有名税があるものか、と呟く。
世界名所巡り、ただし半分くらいはダンジョン、と考えれば平等なのかもしれない。
考えてみれば、その国を代表するような遺跡秘境の類は、大抵が大ダンジョンである。
〈星標原〉とか、〈G.G.テーブル〉とか、〈ラウンズクラウン〉とか。
マイナーなところだと、〈八足神馬〉のために行った〈冬至に至る神座〉とかか。
……結論。わりと平等なのだなあ。と頷きつつ、歩く。
現在、先を行くのはマッチョのアムバ。
右手には鉈を持ち、枝を払いながらの進行だ。
俺も一応ナイフくらいは装備できるが、腕力値そのものは、やはり攻撃職たる〈暗殺者〉の方がずっと高いし、装備可能武器の威力もある。
火力の恩恵か、すぱすぱ枝は払われていく。
ふと、アムバが言った。
「ここは、広いね」
「ああ。一応フィールドダンジョンだが、空間を贅沢に使ってるんだよなあ」
ダンジョンは、ネジ曲がっているのが普通だ。
迷路のような、と言ってもいい。
限られた空間を、可能な限り『道』にするような、長く遊ぶための工夫がある。
対してここは――
「うん、視界こそ悪いけど、ほぼ、イメージする通りの『森』だね」
――『道』がない。
ゲーム時代から、進みやすい獣道みたいなのはあるが、元々それすら無視することが可能だった――むしろ探索するためには道を歩いてはいけないとか、そんなダンジョンだ。
ゾーンに特定の出入り口はなく、その気になれば目的地まで直行できる。
まあ、下手な迷路ダンジョンより迷いやすいのが難点だが、散策にはいいダンジョンだ。
モンスターも大して強くはない。
リーチが短いアムバは、足元を走り回る〈走り松茸〉にやや苦戦していたが、まあその程度だ。
多少の休憩を挟みながらなら、徒歩の俺でも難なく踏破できる程度の場所である。
とは言え。
「草もボーボーだしなあ」
ちまちま採取し〈魔法の鞄〉へイン。
ここに生息している草の類いはおよそ取り終えただろうか。
ゲーム時代のように、アイテムがアイコンとして見えるわけではないのでテキトーだが。
スタックされなければ新種なのだが、見たことがあるようなものしか見当たらない。
ゲームであれば――それこそ、ゲームであれば、最奥に目的のものがあるものだが、このダンジョンに奥らしい奥はない。
特徴ある地形――ちょっとした池とか、森の主がねぐらにしている大木とか、そういうものもないではないが。
採集アイテムもまばらで、珍品もあり、秘境らしく独特なモンスターはいるものの、現在となってはあまり来る価値はない場所である。
「おっと……」
アムバの足下、下草からにわかに虹の光が立ち上った。
見れば、ぐえー、となんとも言いがたい悲鳴と共に、〈走り松茸〉が倒れている。
どうやら道を開く鉈がクリティカルヒットしたらしい。
手を軽く合わせ目を伏せる。南無。
「ん、〈走っていたマツタケ〉だ。……素材アイテムとはいえ、流石にこれはどうだろうね」
ドロップアイテムを拾いながら、アムバは言う。
足の生えた松茸――言ってしまえば、〈走り松茸〉の死体である。
素材アイテムであるためか、――こう。馥郁たる香りが。
傘の張り、太さ、長さ、どれも一級品と一目で分かるほどの万全さ。
七輪で焼くか、オーブン焼きにバターを添えるか。
料理しても美味いだろうが、これほどの見事さ、まずは素材の味を楽しむべきだろう。つまりは七輪と醤油だ。
端的に言えばウルトラ美味そう。超食いたい。
「……焼いたら、美味そうだよなあ……」
「そうだね。だけど、残念だけど……」
はー、と二人でため息を吐く。
「どうして料理が失敗するのか、って考えたことはあるかな」
「もちろん。多分だが、ゲームの影響って考えてる。ゲーム時代にはなかった行為だからアウトってことじゃねえかな」
ナギサや半裸と分かれてから色々試した結果だ。
『手料理』という概念は、〈エルダー・テイル〉にはないものだ。
だからシステムが干渉して、その行為を無にする――料理は強制的に失敗し、失敗した結果、システムに沿って、『失敗した料理』になる――ゲルッてなる。
手作りという概念が存在しないのではないか――というのが、結論だ。
「なるほどね。……それはそれとして、そろそろお昼ではある。なにか食べようか」
「そうだな」
カバンからテキトーに布を出し、腰を落ち着け、桃とサンドイッチを取り出す。
桃もちょっと痛み気味か。
また取りに行かないとなー、とか思いつつ、かじる。
口の中で甘みを味わいながら、サンドイッチを追加でかじれば、ふやかした煎餅みたいなものでもなんとか食える代物にはなる。
「いるか?」
「欲しいね」
アムバに桃を放って、手早く食事を済ませる。
ちょっと足りないが、歩くなら満腹よりは多少すきっ腹のほうがいい。
ハンカチで手を拭いていると、アムバが口を開いた。
「ゲーム時代にはなかった行為だから失敗する――僕もそう考えている」
「ん?」
「ウチのギルドでも試行錯誤はあったということさ。まあ、今は新規の受け入れや保護、他ギルドの牽制でてんてこまいなんだけれどね」
「お前はなにやってんだソレ。今」
「支援の一環だよ」
「一人なのにか?」
「どうにも、死ぬのが怖いみたいだよ、みんな」
やれやれ、みたいな顔をして、アムバは言う。
やれやれと言いたいのはこっちである。
「……いや、普通怖いだろ。普通」
何を当たり前のことを言わせるのか。くだらない話だ。
死んだことはないから、分からないが――って仮死状態はあったが、まあノーカンで行こう。
ともあれ死んだ経験なんぞないので分からないが、生き返れるなら、それは死んでないってことじゃあないだろうか。
死ぬのが怖いなんてのは、前提がズレている。
「ふふ、君も一人だね。君も普通じゃあないわけだ」
「まあ――そうかもな」
安全マージンが確保されているし、逃げ足もある。
痛いものは痛いが骨折したときの痛みよりずっとマシだし、死んでもそう大した影響がないらしいことはわかっている。
モンスターも見た目は恐ろしいが、言ってしまえばお化け屋敷の怖さであって、お化け屋敷を出てしまえば――死んでしまえば、『ああ、怖かったな』で終わってしまう話だろう。
「どこに怖がる理由があるんだかなーとは思う」
「僕もそう思、……シャル君」
言葉の最中、アムバが目を細めた。
視線は俺の背後に向かっている。
「敵か?」
「ああ――中心が近いらしい」
「ってことは――」
視線を追って振り返り、抜刀――抜杖か、した瞬間、ぐぐぐぐぐぐええええええ、と多重の鳴き声が聞こえてくる。
背後、丘のように軽く盛り上がっていた地形から、倒木が――否、倒木を祀り上げるモノが飛び出してきた。
「――〈神輿松茸〉か!」
松茸は木に生える。
〈走り松茸〉もその例外ではなく、木から生まれ、ある程度までは通常の松茸と同様だが、成長の過程で足が生え、そのうち走り出す。
ところが稀に、あんまりにも居心地がいいためか、木に生えたまま生涯を過ごそうという〈走り松茸〉も存在する。
〈走り松茸〉に食われるばかりだった木は、その生命力を逆に得て花さえ咲かせる。
そういう怠惰松茸が数多く生えた木が外敵に襲われそうになったとき、怠惰な松茸どもは、今こそ走り出す。
住処たる木を神輿のように担ぐ〈走り松茸〉の群れ。
その力は〈走り松茸〉百匹分とも謳われる。
脅威的なコーナリングと瞬発的な加速が特徴である。
が。
「まあ所詮〈走り松茸〉百匹分なんだよなあ――」
光刃を起動する。
〈御輿松茸〉はダメージを負う度に〈走り松茸〉をこぼす。
数が増えて面倒になるが、その分機動力が落ちていくため、最初にいかにダメージを叩き込むかが肝要なボスだ。
最初に強力な一撃を叩き込み、その後範囲攻撃で一気に〈走り松茸〉を削るのがセオリー。
とりあえず着地際に一発、と一歩踏み込んで、
「ん」
ひゅんひゅんとなにかが回転する音が空中から聞こえて、
「〈重爆踵〉」
見上げたところで、降ってわいた縦回転の爆炎踵落しが、〈御輿松茸〉をズドンと両断した。
ぐええええええい、とばらばら飛び散る〈走り松茸〉。
思わず尻尾と耳がぴーんと立つ。
それは向こうも同様で、踵を斧のように振り落とした姿勢のままだ。
そこに、
「〈ヴェノムストライク〉」
更に倒木を差し貫くように、アムバが毒手を叩き込む。
今だよ、とでも言いたげな視線。
……まあいいけどさー。
元からそうするつもりだったけどさー。
「ナギサは避けろよ――〈輝ける魔昇気〉!」
振りかぶり、巨大化した光刃を地面に振るう。
光刃は着弾点から衝撃波となって吹き上がり、下草ごと松茸どもを薙ぎ払っていく。
魔昇気は必殺技カテゴリに含まれる攻撃だが、範囲攻撃であるためダメージ自体はそう多くない。衝撃波の進む速度もそう早くはない。
ただ、こうして雑魚を薙ぎ払うには、十分な性能を持っている。
警告したためか、ナギサはバク転からジャンプで樹上まで飛び上がり――っつかどういう身のこなしだマジで――回避。
アムバは巻き込まれたが、体勢をやや崩しただけで耐え抜き、
「〈絶命の一閃〉」
元々紫の手を更に紫に染めて。
挟み込むような一撃で、完全に木を砕き割る。
虹色の泡となって散っていくが、そこに、
「……果実」
ぼそりとナギサがつぶやいたとおり。
真っ赤な、林檎のような果実が残った。
先ほど樹木になっていた果実――〈松茸林檎モドキ〉だ。
ドロップアイテムの中では一番のあたり、まあ俺たちのレベルになるとその辺で買えるアイテムの方が効果高いんだが。
それを拾い上げたアムバが、ナギサに向き直った。
「〈神輿松茸〉のドロップアイテムだね、――ええと、ナギサ・フォレストさんか」
諸手を開き、受け入れるようなポージングをして言う。
磔刑される救世主じみた姿勢だったが、ナギサは一回転しながら地面に降り立って、邪魔そうに手を回避して、近寄ってきた。
「……シャルさん。こんにちは」
「あ、うん。こんにちは、どうしたんだ、こんなところで?」
「修行を」
「……山籠もりってやつ?」
「そう。はい」
初めて見た。と思いつつ、会話を試みる。
「ずっとここにいたのか?」
「いえ」
……言葉が続かない。
『ボールペンある?』と聞いて、『あるよ』とだけ返されたような――ニュアンスを汲まず、貸してくれない、みたいな。
まあこういうやつだったな、と思いながら、質問を続けた。
「じゃあ、今まではどこに?」
「もう少し奥の方です」
「……そうか」
できればゾーン名とかで言ってほしかったが、そこをナギサに望むのは酷な気がする。
質問して詰めていくしかなさそうである。
●
どうやら、ナギサも神輿松茸を追っていたらしい――というのを聞き出すまで、しばらくかかった。
「頂いた桃も、なくなりましたので」
いい感じの期間山籠もりもしたし、食糧や消耗品の補充、装備の手入れでもしに行こうか――というところで、帰り道に果物系アイテムをドロップするボスがいることを思い出したらしい。
見つけた瞬間なぜか逃げられてしまったので、追いかけていて、俺たちと出会った、と。
「ま、そういうことなら――」
視線をちらりとアムバに向ければ、彼は頷き、
「ああ、さしあげよう。そう貴重なものでもないしね」
「だな」
現在のアキバでは、戦闘への熟達がてらなのか、『このくらいだったら怖くない』ってことなのか、外へ出るやつらも多くなってきている。
依然として価格は高騰しているが、高価ではあっても貴重ではなくなってきている。
「あと桃な」
「ありがとうございます」
一礼は深く。
鞄から出した桃と、ドロップアイテムのリンゴを見比べ、ちょっと迷ってから、先にリンゴに手を伸ばした。
この桃、美味いんだが、美味すぎてその辺の果実では物足りなくなってしまうって弊害がある。
ナギサもそれを思ったのだろう。
彼女は白く細い手でリンゴを口元に運び、かじり、
「!!!」
――ごふっ、と吐き出した。
そして眼前にいた俺に吹きかかった。
「うおおおおお!?」
回避なんぞ間に合うわけもなし。
白いレオタードに、紫のリンゴ汁がシミに――紫?
「どうし――ああ、なるほど」
一歩、詰め寄ったところでアムバも思い至ったらしい。
アムバの装備は〈毒手〉、サブ職は〈毒使い〉。
抜刀すると毒を滴らせるものであり。
毒使いは、半ばフレーバーではあるが、毒入り食品などを調合できるサブ職である。
その半端に伸ばされた手を、ナギサがつかみ取った。
「んっ?」
くん、と一度ナギサの手が下がり、アムバが反射のように身を固くし――身体が縦に一回転し、踵が俺の鼻先をかすめ、二回転し加速して、三回転目に入らず、地面に頭が突き立った。
「――――。」
ごふ、ごふ、と血を吐き出しながら、ナギサは無表情だ。
瞳は静謐。
顎まで地面に埋まったアムバを蹴り転がして、首がやばい角度に向いたその腹の上に座り、足と尻尾でロック。
喀血しながら彼女は言う。
「死ね」
ごしゃっ、と。
肉と肉がぶつかるにしてはひどい音が聞こえた。
その音は一度では止まらず、二度、三度。四度から先は数えるのをやめる。
顔はまだ埋まったままなので、殴られているのは喉だ。
辛うじて拳は見えるが、普通の拳だけではなく、中指を立てた一本拳に始まり、手刀、掌底、チョップもあれば親指一本での攻撃もある。
喉仏、顎裏、鎖骨の中心点、喉輪――それは、喉をひたすら傷めつける作業だった。
土に埋もれたままアムバは派手に吐血し、もがいているが、ナギサは止まらない。
ばたばた暴れる手を意に介さず、ごんごしゃぐしゃぐち、殴り続ける。
常人であれば、三回目くらいで死んでいる。
その確信があった。
正直引く。
「……って、お、おい! ナギサ!」
アムバのHPが赤くなったあたりで、やっと思考が戻ってきた。
その肩を掴んで、拳の降りおろしを止めさせる。
殴られて押し込まれた頭は、弱々しく痙攣するばかりだった。
赤黒く変色した喉が極めて痛々しい。
「どうかしましたか」
「どうかしたかって――そりゃ、お前」
「まだ死んでいません」
二度目のドン引きである。
それを見たナギサは、ちょっと眉を上げて、
「敵です」
と、端的に一言言った。
まあ確かに、彼女からしたら、毒物を食わせてきた相手だろうが。
「……う、うっかりだろうから許してやれよ!」
「……敵ではないと?」
「そう、そうだよ。キモいやつだが」
「…………。確かに、殺気はありませんでしたが」
殺気もないのに――というかそれを感じ取れるナギサは本当に漫画の世界の住人じゃなかったのか気になるところだが、とにかくそう感じた人物をこうまでノーマーシィ残虐プレイができるその精神性には、三度ドン引きである。
「ほら、降りろ、降りろ」
「はい」
ナギサが降りたのを見計らって、アムバの足を引っ張って頭を抜く。
当然ながら白髪は土だらけ、血だらけ。
白目を剥いてて、こう、大丈夫かコレ――と思ったので、ユニコーンを召喚し、回復してやる。
ユニコーンも正直ちょっと引いてる。ヤバいこいつ。やっぱり。
「――ごふっ!」
治療すると、アムバは血の塊を吐き出した。
多分喉に溜まっていた血が、蘇生――戦闘不能からの復活って意味でなく、文字通りの意味で――したために吐き出されたのだろう。
ごほ、げほ。ぐえーっ、とひとしきり血を吐き出してから、
「ふ、ふふふ……いいね、君。びっくりするほど残虐だ」
と、アムバは笑った。
ナギサはそれを見て、一度目を伏せて俯き、首をひねり、俺に顔を向けてきて、
「やはり敵では」
「ないからな?」
「そうでしょうか」
「そうじゃないよ、僕は無害さ」
「少し黙ってろお前! あ、こら、ナギサ! ステイ! ステイだ!」
「なぜでしょうか」
「……えっとー……キモいけど便利だけどかなりキモい」
「もう少し頑張って弁護してくれないかな?」
「え、嫌だよお前キモいし正直。どんなエモーションだよ引くぞ」
「課金エモーションセットその五のモーション、〈くねくね〉だね」
「おぞましいくらい要らない情報をサンキュー」
ふー、と一息。
やっぱりこいつはキモいらしい。
ムキムキの身体の上に妙に白い肌で、そこに細面のイケメンが乗ってるから異様なのだ。
ナギサの感性も正常とは言いがたいが、こうしてキモいと言っている以上やっぱりキモいらしい。
こいつと一緒に街中は歩きたくないもんだ、と思いつつ、ナギサに視線を向ける。
「どうするんだ、これから」
「……補充の後、修行を」
「補充の金はあるのか?」
「はい。少しは」
「ええとなあ、ナギサ。ちょっといい話があるんだが」
「はい。受けます」
「それは――って受けるのか。まだ何も言ってないが」
「いい話と言ったのは、シャルさんです」
「まあ、確かに、そうなんだが」
「あなたは信頼に値します。いい話と言ったのだから、それに値するだろうと思います」
受けてくれるならそれはそれでいいんだが、と、どこか納得できない気持ちを抱きつつ。
「それじゃあ、戻りながら話すか――」
あっちはどうなってるかねー、と、ふと思った。
→5/23
●〈重爆踵〉
武闘家の特技。
跳躍からの、火炎を纏った踵落し。
武器(足装備)の属性に関わらず、火炎属性が付与される。
空中でも使用できる――と言うより、空中での発動がメイン。
空中使用では縦回転しながら踵を叩きつける攻撃になる。
落下高度(回転数)に応じたダメージ増加があるため、飛行乗騎から落下ダメージ軽減装備も併用しつつ大ダメージを狙うネタもある。
初手強襲に向く技。ジャンプで回避してこの技に繋げたりできると楽しい。
地上で使うと出が少し遅く、軌道も固定されるため、使いにくい。
ナギサは基本的に武器を装備できないため、物理以外の属性をカバーするために愛用している。数少ない〈秘伝〉に到達している技。
この特技を強化するものの中には、『回転速度アップ』とかちょっと愉快なものもある。
●世界の名所
書いてる途中でうっかり生えてきた設定集。
日本語翻訳したらこうなると言うだけで、現地で〈HOSHISHIRABEGAHARA〉と呼ばれたりはしてない、ってのももちろん書いてる途中で生えました。
〈星標原〉:ナスカの地上絵。宇宙からエイリアンが降ってくる。
〈ギガントギガントテーブル〉:ギアナ高地。テーブル状の台地が並ぶ大ダンジョン。巨人多し。
〈ラウンズクラウン〉:ストーンヘンジ。言わずと知れた謎の遺跡。多分中心部からワープしてダンジョンに行ける。
〈冬至に至る神座〉:ガムラ・ウプサラ。北欧神話の信仰の中心地だったとか。
原作でこのあたり元ネタのものが出たら多分こっそり修正しておくと思います。




