夫が私の推しを処刑しようとしたので、離婚届と辞表を同時に提出します
最終エピソード掲載日:2026/03/26
侯爵夫人マリアベルが七年間この家を支えてきた理由は二つ。一つは前世で過労死した社畜の習性。
もう一つは、領内の音楽祭で宮廷楽師セラスの演奏を聴くため。
最前列のあの席だけが、七年分の報酬だった。
夫がセラスを「反逆の嫌疑」で投獄した朝、マリアベルは三百頁の引き継ぎ資料と離縁届を執務机に並べた。「あの音楽祭、私がいなくても開けますか?」——その問いに、夫は答えられない。
推しの音楽を守るために走り出した元社畜は、やがて知ることになる。七年間、最前列の席を空けていたのは誰だったのかを。
もう一つは、領内の音楽祭で宮廷楽師セラスの演奏を聴くため。
最前列のあの席だけが、七年分の報酬だった。
夫がセラスを「反逆の嫌疑」で投獄した朝、マリアベルは三百頁の引き継ぎ資料と離縁届を執務机に並べた。「あの音楽祭、私がいなくても開けますか?」——その問いに、夫は答えられない。
推しの音楽を守るために走り出した元社畜は、やがて知ることになる。七年間、最前列の席を空けていたのは誰だったのかを。
第1話 推しが逮捕されたので、七年分の辞表を書きます
2026/03/26 17:31
第2話 引き継ぎ資料三百頁、お読みになれますか?
2026/03/26 17:31
第3話 推しの顔面が良すぎて離縁の説明がうまくできない
2026/03/26 17:31
第4話 侯爵家のスケジュール帳が真っ白です、という報告が来ました
2026/03/26 17:32
第5話 推しを守る計画が炎上しました
2026/03/26 17:32
第6話 推しに推し活を否定されるのは、この世で一番つらい
2026/03/26 17:32
第7話 原典は見つかった
2026/03/26 17:32
第8話 日本語を忘れました
2026/03/26 17:32
第9話 七年間、最前列を空けていたのは推しの方でした
2026/03/26 17:32
第10話 推しが隣にいる人生を、私はずっと待っていた
2026/03/26 17:32