閑話 『白い魔導書(上)』のとあるページ「四大元素の初級魔法一覧」
『白い魔導書』とは、アグラヴァーン・エルデンストールの死後、その弟子たちが執筆した最初の魔導書であり、上中下巻の3つ存在する。この魔導書には「魔法使いの階級」、「初級・下級・中級までの四大元素魔法」、「アグラヴァーン・エルデンストールが成した偉業」が記されている。
このページでは、四大元素の初級魔法をそれぞれ解説していく。
①火元素の初級魔法
火元素魔法は高温と爆発的なエネルギーを利用するため、一瞬で大きなダメージを与えるのが特徴。
『魔法一覧』
火球 火の球を直線にのみ発射する魔法。攻撃力は高いが速度は遅い。
火盾 1m程の火の盾を形成する魔法。水と物理攻撃に強いが風と土に弱い。
火雨 指定の範囲5m以内に火の雨を降らせる魔法。命中率はイマイチ。
火爆 指定の範囲10m以内に爆発を起こす魔法。初級火元素魔法の中で一
番攻撃力が高い。
火壁 発動者を囲む高さ2mの火の壁を創る魔法。火盾の上位互換。
②水元素の初級魔法
水は固有の形がなく、容器や環境に合わせて自在に形を変えるため、水元素魔法も状況に応じてさまざまな用途で使用可能。防御や攻撃、サポートといった多彩な使い方ができるのが特徴。
『魔法一覧』
水弾 水の弾丸を飛ばして敵を攻撃する魔法。素早く撃てるため連射に適し
ている。
水拘束 5m内の対象を水の球体で包み込み窒息させる魔法。
水刃 高圧の水を刃状にして対象を切り裂く魔法。鋭い切れ味があり、物理防御を貫通する力を持っている。
水爆弾 水の爆弾を対象に投げつけ爆発させる魔法。広範囲にダメージを与えるため集団戦に有効、しかし攻撃力は弱い。
水緩衝 水のクッションを形成する魔法。落下ダメージを軽減したり、高所からの移動や転落時に使用できる。
水領域 広範囲にわたって水を展開する魔法。範囲内の対象に任意で魔力を含んだ水を与え、魔力や体力を徐々に回復させられる。
水操作 周囲の水を自在に操ることができる魔法。水の流れや形状を自由に変えることができ、応用範囲が広い。
③風元素の初級魔法
風や空気などの自然を利用することができる。四大元素の中で特に機動力に特化した魔法が多いのが特徴。
『魔法一覧』
風刃 風を鋭い刃のように形成する魔法。初級魔法で最も攻撃が速い。
風弾 空気を球状に固めそれを放つ魔法。攻撃力は弱いが対象をある程度吹き飛ばすことができる。
風伝達 風に自身が発する音を乗せることができる魔法。遠くの対象などに話しかけることができる。
疾風 風の勢いを利用できる魔法。移動や物を運ぶ際に使うことが多い。
旋風弾 回転する風の弾を放つ魔法。命中した後も回転し続けて持続ダメージを与えることができる。風弾の上位互換。
風爆 暴風を起こす魔法。広範囲を一掃できる。
④土元素の初級魔法
大地や岩、砂などを創り操ることができる。安定性と防御力に優れ、強力な物理攻撃が特徴。
『魔法一覧』
岩弾 鋭利な岩を形成し放つ魔法。魔力量で硬度が変化する。初級魔法で最も攻撃力が高い。
砂滑走 流砂を作り出す魔法。流砂に乗ることで移動が楽になる。
岩人形 岩で人型の人形を創る魔法。魔力量によってお大きさを変化できる。発動者は自身が操作するか、搭乗者が操作するか選択できる。
大地振動 半径10m内の大地を操作し地震を起こす魔法。地面に手を置いていないと発動できない。
土壁 自身を囲む半円形の土壁を創る魔法。魔力の差が大きくない限り外からも中からも攻撃できない。
上記の魔法が一般的に知られている四大元素の初級魔法である。
その他派生した魔法は発見され次第、追記されていく。