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序章 : 普通の主婦の目覚め

心の底には危険も顧みない冒険心を持ちつつも、普通の主婦が新しい環境を生み出し、生きる意味を探るお話です。

酔っ払いはキライだけど、BAR好きな彼女がとあることがきっかけで、様々なことが起こっていきます。

あれ?私なんでこんなところに。。

ふと目を覚ますと、眼前に広がるのはタバコの煙と、

暗い照明に照らされる数名の人影。

それは明らかに普通じゃないスーツ姿だった。

こちらの意識がはっきりしそうな、、目もはっきり見えてきたその刹那、いちばん手前にいた1人の男がこちらを覗き込んできたのだ。

「起きたか?」

優しく声をかけてきた割には上方から見下ろすそれは、こちらをゴミを見るかのような眼差しだった。

私は全く状況が理解できない。。

たしか、、最近見つけたお気に入りのBARで飲んでたはず、、ん?そのへんの記憶がないそ。。

「覚えてないのか?ま、そりゃそうか!」

男は含み笑いをしながらそう言った。そして、男の周りにいた人間たちを右手で部屋から立ち退かせる。

なにをされるのか分からない、が、なぜか私は妙な安心感があった。この男は大丈夫、のような気がすると。

「ここは、どこ。。で、君はダレ。。?」

だいぶ冷静さと視力が回復した私は目の前の男に聞いてみた。正解は期待してないが、なにかしら答えてくれるはずだと信じて。。

そんな状況の中、男はさらにニヤリと笑って口を開く。

「いいぜ、説明してやろう。だがその前にまずアンタの説明からしてもらいたいね。話はそれからだ。」

一瞬理解できなかったが、よく考えてみればそうかもしれないと悟った。ギブアンドテイク、て感じなのか。

ならば尚更、この男の説明なしには私から口を開くことはしたくない。私はだんまりを決め込んでみた。

その様子を見た男の目がかすかに濁る。それは悪意というより、興味への変化のように見えた。

男は、ふぅと溜め息をついた後に、ゆっくりと話し始める。

なぜ、私がここにいるのか、なぜこの男が全て知ってるかのような不適な笑みをたたえているのか。。

それは、これから始まるとんでもない事態を淡々と話していく男の不敵な笑みに、若干の恐怖と混乱、そして妙な高揚感を覚える状況へと発展していくこととなる。


つづく

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