サイコパス
毎日が楽しくて仕方ない。僕には嫌いな人なんていない。みんなそれぞれいいどころがあると思う。
そう思いながら初めて作った手作りクッキーに少しだけホコリを混ぜる。男のくせに女っぽいってみんなに言われちゃうかな?笑 いつもお世話になってるから感謝の気持ちを込める。
端っこの普通のクッキーだけ食べる。うん!味はOK!みんな喜んでいただけるかな?明日楽しみだな。
次の日、
僕「これ...僕作ってきたんで皆さんで食べてください!」
Aさん「ありがとうー。」
Bさん「クオリティ高いですね。」
Dさん「ありがとうございます。」
僕「あれもう1人は?」
Aさん「あぁ、田中さん?田中さんは今電話中です」
田中さん...一番食べてもらいたかったなぁ...
クッキー...
あっ!田中さんの服だ!こんなところに置いて〜ドジですねぇ。
僕はコーヒーメーカーへ急ぐ。ブラックかな?でもブラックは濃すぎるなぁ。ミルクを少し入れよう。田中さん苦いの苦手だったっけ?分かんないや。多分、嫌いでしょう。砂糖は2つ入れよう♪ よし!出来た!
田中さんのために出来たコーヒーを田中さんの服にかける。もちろん日頃の感謝の気持ちを込めて。
誰がいいかな?後輩Aになすりつけよう。
田中さん、
僕が作ったコーヒーは美味しかったですか?
っていうのはどうでしょう?
編集者「なんか無理やりサイコパスにしたててるみたいな...具体性やストーリー性が全くない。」
僕「そうですか...分かりました!もう一度試作を、練ってみます。ありがとうございました!」
ウィーン... 自動ドアが僕を感知して開く。
編集者の名刺を見る...
○○者 編集部担当...
田中...
編集者の田中さん。小説よりももっとすごいものをプレゼントさせていただきます。
日頃の感謝の気持ちを込めて...