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第1話 墜落しちゃった

初投稿です

「んえええええええ高い高い高い!」


 俺が何したっていうんだ。ただ必死に日々を生きていただけなのに、気がついたら一人用のポッドよろしくどこかへ落下していた。生身で。


 ここはどこだ?地面はまだ雲に隠れて見えないので相当な高さのようだ。風を切って音がゴウゴウ鳴っているがその割に風による影響はほぼ無い⋯⋯っていうか風が体に当たっていない?


「えっ?どういうこと?漫画みたいに風圧で顔の皮がびろーんとかなるんじゃ?」


 よく見ると薄い膜のような物が体から数十cmくらいにあるのが見えた。これ、結界ってやつか?さすが技術大国日本、そろそろファンタジーの領域もカバーし始めたか。ということは今、俺の状況をモニターしていてもおかしくあるまい。ちょっとダメ元で聞いてみるとしよう。


「あのあの!誰か聞いてたら教えてほしいんですけどなんですかこれ!あたし、なんかしましたっけ!?っていうか助けてほしいんですけどぉぉ!」


 あたし?なんで自分の呼称が女児っぽくなった?ついでに声がやたら高かったし、落ち着いて体を見るとなんか小さいぞ。嫌な予感がしてきたなぁ、怪獣退治物の「やったか!」くらい嫌な予感が。


『ちょっと座標ミスっちゃった!メンゴ!すぐ修正するから、と。これでよし!あ、時間もないしまとめて伝えるね。私は別世界の女神ノールジュ。そしてあなたは死にました!理由とかはちょっと今は言えないんだけど、私のお手伝いをして欲しいから転生してこちらの世界へ来てもらいます。拒否権はありませんし、あなたの世界の神の承諾も得てます!体についてはその辺の教会にでも見てもらってね!じゃ!』


 やっぱ見てたんじゃねえか!!って、はぁ!?冗談じゃねえ!俺死んだのか!?つーかこの女神様やけにフランクだし俺の扱いが雑だな!なんか急展開すぎて怒る気にもなれないし一旦落ち着くか。座標の修正とやらをしたからか目の前に緑が広がって来たしな。いや、これ危なくね?


「ちょっ角度角度角度ぎゃあああああああ!!!」


 俺は物凄い爆発音と共に地面に叩きつけられたが、謎結界のおかげで無傷ですんだ。ワンバウンドまでは。


「ぐっげっあがががががぐへぇっ!」


 どうやらあの謎結界は一回だけの使い切りだったようだ。かなり衝撃は殺されたがそれで謎結界は割れてしまい、角度と速度が悪かったせいでそのまま横方向に2回、3回と跳ねてから凄い勢いで転がった後に木にぶつかって俺はようやく止まった。


 クッソ痛えなぁ!体中ズキズキするし、切り傷だらけであちこち血が流れているのが見える。この分じゃ打ち身もすごいだろうなぁ。とりあえず現状把握だな。あのクソ女神絶対許さん。


「⋯⋯声からして子どもだと思ってたけど⋯これはないんじゃない?」


 傷の確認ついでに着ている貫頭衣、って言うのかこれ?身に着けているダボダボな布をめくってみるとあるべきモノがない!違和感がするというか、今まで気にしていなかった部分が急に無くなると変な感じがして気持ち悪いな。まだ混乱していて使用経験があったか忘れたが、さらば相棒⋯⋯。


 ついでにぺったんこだし髪も真っ白でめちゃくちゃ長い。腕も脚もぷにぷにで短いしお腹はイカ腹だし、筋肉というものがまるでついてない、THE幼女って感じの体だ。自分で見ると年齢分からんなぁ、6歳くらいか?よし、次。


「えーっとこういう状況だとまずステータスって言うんだっけ?出ないね。じゃあオープン!これもだめかぁ。うーん⋯念じても駄目かな。っていうかさっきからこの喋り方なんなの?声に出すと女の子みたいになっちゃう」


 これは能力的な奴か。見た目が女児なのに成人男性みたいな喋り方してるとおかしいからか?どっちかと言うと呪いじゃね?あのクソ女神許さんからな。次は目の前の状況か。


「うわあ、なんだか凄いことになっちゃった」


 俺が落ちてきた所に広がるのはクレーターまでは至らない何かの着弾跡、そしてその衝撃による周囲の破壊。木はなぎ倒されて地面が剥き出しになっている。この惨状の近くに居たら現地民による質疑応答は免れまい。めんどくさいことになる前に逃げねば。


「とりあえず逃げなきゃ⋯⋯ぐぅっ!?」


 いった!立ち上がろうとしたら、右足首が体を支えられないほど痛い!ひねったか折れたか!?片足で立とうとするだけでも痛みで涙目になるくらい辛くて歩けない。本当に、俺が何したっていうんだ。


「うっうぐっ、痛いよぉ。ふぐっ、うえぇえええ、ふええええええん!」


こうして俺の異世界生活は始まった。

マジで許さんからなクソ女神。

行き当たりばったりです

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