非日常の君、輝いていた
※この詩は、私がキャンプに行った時の出来事を恋愛風にしたものです。
ノンフィクションではなく、そのようなコメントは作者の心を抉るだけなのでお控えください。
目の前に燃え盛る炎
眺める私の手には肉
焼くのに夢中になっていたら
ちょっと冷めてしまったけれど
段取りが苦手な私の手を取り
君が言った 「大丈夫」
焼きはじめは確かに青かった空
気がつけば紺に染まって
ふと見やった君の顔
朱に染まってた
君もこっちを向いて
目が合った
二人して目を逸らす
初心者な私達
手をかざす落ち着いた熱気
マシュマロを取り出し君は言う
「もうそろそろ始めようか」って
遠赤外線に当てる串
「これは辛抱が大事なんだ」
それでも待ちきれずに食べてしまう
君の姿 輝いていた
外と中身のメリハリと
こんがり焼けたきつね色
クラッカーに挟み口に入れた
広がる甘い味
「ここに来れてよかった」って
私も そうだよ