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【百鬼の忍】昭和東京人別帖①《第一章キャラ解説》

【第一章】忌者(いみもの)喰らいの姫君 の主要登場人物紹介です。


こちらは、本編のキャラクターのバックボーンや裏話を知りたい方向けのものとなっています。

本編のネタバレもありますので、閲覧は本編読了後にどうぞ。

https://ncode.syosetu.com/n6964kv/

明松(かがり) 朱弘(あけひろ)


 二十二歳男性。家電販売会社「㈱東都電販」に勤める営業職。

 普段は平社員として平身低頭、プライベートは皮肉屋のひねくれもの。

 「浄忍」と呼ばれる超常の力を持った忍者の家門「明松一族」の分家の出身。

 男性忍者は大成しないという浄忍の常識に漏れず、くのいちと比べ圧倒的非力。

 自分の才能の限界を知り中卒で就職。仕事帰りに下級怨魔を狩っていた。

 その中で、最上級の怨魔である「怨鬼」と遭遇、命の危機に陥る。


 血因遁法「(こがれ)

  :自身の身体と武具を加熱する能力。戦闘にはあまり有用ではない。

  :根性焼きに使える程度で、熱による身体能力の向上がメイン。

  :本家の血因遁法「(あらたか)」の完全な下位互換。

  :本家の方は、熱で金属を溶かしたり、肉を焼き斬ったりできる。

  :それでも、男忍の中では極めて上澄みの練度で、当代の頂点に近い。


――――――――


守谷(もりや) 宮子(みやこ)


 二十三歳女性。浄忍の名門「守谷一族」の分家出身。

 一見では無口なクールビューティーだが、案外感情的で隠し事が苦手。

 朱弘の幼馴染の稀代の才女。十五歳で本家の養子に入り怨魔討伐を開始。

 幼い頃は、年上ながらも朱弘の後をついて回る内気な少女だった。

 防空壕の中で「共に戦う」約束をしたが、成長に伴い力量差が広がっていく。

 今では、夜の街で朱弘と会うたび、浄忍からの完全な引退を勧めている。

 

 血因遁法「?」

  :CONFIDENTIAL


――――――――


◆口裂け女


 年齢不詳。住所不定。耳まで裂けた口と、狐のような切れ長の目をしている。

 赤いコートとマスクをつけた、ボサボサの長髪をした、2m級の長身の女。

 東京に出没し、殺人・食人を繰り返していた「怨鬼(おんき)」のひとり。

 サディスティックな性格で、他人を騙して無様を晒す光景を見るのが好き。

 偏食家で、男性の臓器のみを好んで食べる。

 日中は人のいない路地で寝ており、固定拠点の社会生活は営んでいない。


 剋因沌法「(さき)

  :金遁の一種。金属を変形させ、刃を作り出す。

  :起点となる金属を用意するか、自身の身体を金属に変化させる手順を踏む。

  :運用は我流だが、沌法自体は在野の未熟な忍を殺し、模倣再現した。

  :練度が低くても殺傷能力が高い能力で、包丁や剣を生成していた。


――――――――


◆北坂さん


 朱弘の取引先である新林(にいばやし)商事の総務部の男性。

 人柄もよい愛妻家だが、テンションが上がると嫁と息子の自慢を始める。

 仕事もできて人望もあるが、家族自慢は自重しろと社内で注意されていた。

 朱弘はよく話を聞いてくれるので、時々話して発散していた。

 明松自身も、怨魔と戦う者として、幸せ家族の話を聞くのは嫌いではない。

 そんなこんなで、なんだかんだお互い信頼関係は築けていた間柄。


 口裂け女に襲われ、妻子を残し死亡。怨災対策室に「脳卒中」と偽装された。

 この時代には「過労死」の言葉もなく、会社は遺族に訴えられてない。

 時代が下ると労働環境の問題になるので、経営者も難儀である……。


――――――――

https://ncode.syosetu.com/n6964kv/

本編はこちらからご覧ください。

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