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ユラがギルドで働くきっかけ

「また、トラブルを回避したみたいだな、流石はうちのトラブルシューターだ」


「止めてくださいよ、私は仕事をしただけなんで」


「いやいや、お前のおかげでうちのギルドは他と違って円満だからな」


 アッシュさんがそんな事を言いながら書類にサインをしていた。


「他のギルドにはユラみたいなスタッフはいないからな」


「え? 面談出来る事務員っていないんですか?」


「女性にはいない、大体男性だし元冒険者が多い」


「なんで?」


「そりゃあ面談中に内容に不服とかあったら暴れる可能性があるだろ」


 言われてみればそうだ、まぁ手を挙げられそうな時もあったよ、でも引いたら負けだと思っているから。


「他のギルドだと結局実力勝負に持ってくみたいだな、うちみたいに平和的に解決するのは稀な方だ。やっぱり俺の目に狂いは無かったな」


 ウンウンと1人納得しているアッシュさん。


 まぁ、この人が元冒険者でもない私をこのギルドにスカウトしてくれた事は事実なんだよね。


 このギルドで働く前、私はとある武器屋で働いていた。


 まぁ、そこが安賃金+サービス残業ありパワハラ上司ありのブラックな職場だった。


 ただ取り扱っている武器や防具は質の良い物だったし繁盛はしていた。


 アッシュさんは常連客で顔なじみでもあり良く他愛もない話をする仲だった。


 精神的にも肉体的にも疲労困憊になっていたある日、店に出勤したら潰れていた。


 どうやら店長が店の金を使い込んだ結果、夜逃げしたらしい。


 ブラックな環境から脱出出来たのは良かったけどいきなり無職になってしまった私は途方に暮れていた。


 しかし捨てる神あれば拾う神あり、アッシュさんが声をかけてくれてギルドの事務員として雇ってくれたのだ。


 私との何気ない会話で興味を持ってくれたらしい。


 そんな訳で私はこのギルドで働かせてもらっている。


 うちのギルドはどうやらアッシュさんにスカウトされて来た人が多いみたい。


 中には別のギルドで働いていたけど、心が病んでいた所アッシュさんにスカウトされた人もいる。


 アッシュさん、人を見る目はあるかもしれない。

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