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第6話 僕はこの世界の主人公だ アデル視点

主人公、アデル・レット・ハーキム。


 第二王子であり、チートレベルの魔法が使える。


 容姿もイケメンで周りからの支持も厚い。

 

「なのに何故、ロランの支持が上がってきているんだ?」

 

 僕は第二王子、アデルに転生した。


 現世ではトラックに轢かれてしまい、即死だ。


 だが、こうして今は第二王子アデルとして生きている。

 

「主人公に転生したと分かった時は嬉しかった、ゴミ扱いされないだけで、この世界は最高だからだ」

 

 僕が転生した《剣と魔法のファンタジー》は現世で大ブームになり、アニメから漫画まで色んな物が世に出た。


 僕も大ファンになるほど大好きなゲームだ。

 

 そして僕が一番好きなキャラはアデル、主人公だ。

 

 僕はこの主人公に転生できたことが本当に嬉しかった。


 何故ならこの主人公は努力もせずチート級の強さを持ち、どんな敵にも負けず、ヒロインを全員救うという最高の物語だからだ。


「なのにどうして、あの雑魚キャラのロランに支持が上がっているんだ?」

 

 本来ロランは怠惰で悪役、そしてクズで最低な第一王子のはずだ。


 最終的には王位継承権を剥奪されて国外追放、もしくは暗殺される。

 

 そういう展開のはずなのに、何故かロランは魔法を勉強し始めているらしい。

 

 僕の中で予想外だった事、それはあの最低キャラのロランが貴族から評価が高くなっているのだ。


 もし仮にこれ以上周りからの支持が上がり続けてしまうと、王位の継承権は第一王子のロランになってしまう可能性がある。

 

 それだけは何としても阻止しないといけない。


 僕は王位を継承し、豪遊してヒロインに囲まれる大ハーレムを築きたいのだ。


 だから僕はロランを消さなければならない。


 それはヒロインの為でもある。


 あんな才能が無くて努力もしないゴミに権力を持たれるとヒロインも困るだろう。

 

 まずはロランに対して低評価が出るような噂を流していく必要がある。

 

「まだあいつは父上との仲もそこまで深まってないはずだ、魔法学校に入学する前に動かねぇとな」


 僕が本来知っているゲームの展開じゃこんなことは有り得ない。


 ロランは本来魔法何て使えないんだぞ!?


 なのに今のロランは明らかに魔法を学び始めている。


 これは許される事ではない。

 

「僕がこの世界を正しく導いてやるしかない」

 

 僕はこの世界の主人公だ。


 あのロランにヒロイン達は渡さない。


 おそらくヒロイン達はまだロランと接触はしていないはずだ。

 

 ヒロイン達の幸せを守る為、そしてこの世界を守るため――――

 

「ロランは僕が殺さなくては」

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