怪物は嫌な予感がする。そして最後の【創世能力】の保有者は幻想入りする
妹紅が空虚世界について考えてると、「う~ん」と言う声が聞こえてきた。振り返るとサグメが目を覚ましたようだ。取りあえず俺は最初に謝った。『すまないいくら何でもやり過ぎた。』そう俺が言うとサグメは[そこまで気にしてない]と側に置いてあった紙にそう書き込んだ。そういえば彼女、戦闘中もスペカの発動時以外は全く話さなかった。そう思いながら彼女と会話していると、「『!!』」俺と妹紅は同時にその方向を向いた。
[えっと…どうされましたか?]サグメはそう聞いてくる。『妹紅わかりますよね。』「ああ、これが共鳴か。」『ええ、つまり今来たのは』『「同じように【創世能力】の所有者ってことだ。』」
俺と妹紅が真剣に悩んでいるその横では何も知らないサグメがただただ混乱していた。
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【???SIDE】
〖ふーん、ここが幻想郷か。退屈しのぎにはちょうどいい。〗俺がこの世界にやって来て初めて話した言葉はそれだった。ただ周りに何にも無かったので移動を始めた。そして十分ほど歩いたころ、ようやく村のような物を発見した。そして村に入ろうとしたときに、「お前、誰だ。」その声と共に空から魔法使いの見た目をした金髪の少女が降りてきた。〖そう聞かれてすぐに答えるとでも?〗「そうか、ならお前をぶっ飛ばす。【恋符 マスタースパーク】」そう言うと彼女は特大のレーザーを放ってきた。まともに喰らえば無事ではすまない威力だ。まあでも当たればの話だけどね〖運命 全ての攻撃をお前に返す〗その瞬間俺に向かってきたレーザーが思いっきり曲がったと思った瞬間、魔法使いの格好をした少女に直撃した。「かは…」彼女は血反吐を吐いた。更に俺は追撃を続ける。〖可能性 隕石直撃する可能性〗その瞬間彼女に直径5m程の隕石が直撃して彼女は吹き飛ばされた。〖さて、何だか懐かしい気配もするし久しぶりに顔を見に行こっと。〗