【幻想郷SIDE】巫女の平和な日常、その裏で壊れゆく幻想郷
時系列的には、
【荒神朧が幻想入り】⇨【輝夜との戦闘】⇨【幻想郷SIDE】 の順番になります。
「霊夢~!」私が縁側でのんびりしていると私を呼ぶ声が聞こえた。私は縁側から立ち上がると、声の主に話しかけた。
「何の用なの、魔理沙。」そう言うと魔理沙はほうきから降り私にこう言った。「暇だったから、遊びに来たんだぜ。」
「そう、じゃあなにをする?」「もちろん弾幕ごっこだぜ。」 「いいわよ、それじゃあ始めましょうか。」そう言うと私は、空に浮かぶと魔理沙に向かって弾幕を放ち始めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~数分後
「今回は、私の勝ちみたいだぜ。」「やっぱり負けると悔しいわね。」今回の結果は私の負けでちょっと悔しかった。そして、魔理沙と縁側でお茶を飲んでいると、またよく知っている声が聞こえて来た。「あら、弾幕ごっこは終わったかしら?」
「何の用、紫。」すると気持ち悪い空間が開くと、中から紫が出てきた。「まあ、どちらにしろ重要な事だから魔理沙にも、話すわね。数時間前に一瞬博霊大結界が、破壊されたわ。」
「…ちょっとまだボケてはないと思ったけど本当にBBAになったんじゃ無いわよね。」「ぶっ殺すわよ!」紫がキレたから一応まだボケてはいないみたいだけど「じゃあ本当に博霊大結界が破壊されたの!?」「ええ、ご丁寧に破壊の痕跡を隠してね。私も目視じゃないと気がつかなかったわ。」「老眼なのに?」
ドゴッ、「「痛った~!!」」紫に拳骨を喰らった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「まあ、私の方でも色々探ってみるから霊夢達も頼んだわよ」
そう言うと紫は何処かに消えていった。「しょうがないわね、面倒くさいけどやりますか。」そう言い魔理沙と一緒に飛ぼうとした瞬間、「霊夢さ~ん!」珍しい人物がやって来た。
「鈴仙じゃない、どうしたの?」やって来たのは永遠亭にいる鈴仙・優曇華・イナバだった。「じ、実は姫様が『妹紅と喧嘩してくる』と言って出て行った後もう3日も帰らないんです。」
「嘘でしょ!あのニートが!?」「確かにニートですけど言わないで下さい。」魔理沙が驚くのも無理はない。なんせ輝夜は、一日中妹紅と弾幕ごっこをしているか、寝ているのだ。
それが3日も帰ってきてないとなると確かに異常事態だ。その時ふと気になることがあって紫を呼んだ。「どうしたの?」
「少し気になったんだけど、結界はどこから壊れたの?」
「確か…迷いの竹林の方だったわね。それがどうしたの?」
「鈴仙、多分輝夜は結界が壊されたことと何か関わりがある、何かまでは知らないけど結構用心したほうがいいわ。」
そう言い私は迷いの竹林に向かって飛んでいった。