妹紅のライバル、そして怪物の戦い
俺が妹紅に抱きついていると、突然「見つけた~!!」と、
大声を上げながら人が降ってきた。『!?』俺はとっさに妹紅を抱えたまま横に跳んだ。そして俺がさっきの場所を振り返るとそこには本で読んだ十二単のような服を着た女性がいた。
『誰だ!』「誰かしら?まあ名乗っておくわ蓬莱山輝夜よ。」
彼女はそう名乗った。「早速で悪いけど、どいてくれない?」
『なぜ?』「今日はなんだか妹紅と喧嘩したい気分だから。」
そう彼女はいい弾幕を放ってきた。『危なっ!』慌てて避ける。「おい!離してくれ!」妹紅が暴れる。・・・そういえば妹紅を抱きしめたままだった。『そっちから仕掛けてきたから、文句言うなよ』そうして俺は彼女に攻撃を仕掛ける。
『幻影:永遠に続く死の時間』…検索結果では、彼女はどうやら不老不死のようだ。それなら精神の方を攻撃すればいい。
「アァァァァァァァァァァァァ」彼女は精神崩壊を起こして、発狂しながら突っ立っている。『禁則:全てを殺す物』
そして俺は動けない輝夜に向けて、必殺の一撃を喰らわせる。
「無駄だ、そいつは私と同じで不死身でどんな攻撃も…」妹紅が何か話そうとして…その言葉を止める。
「何で傷が再生してない」『この技を喰らったからだな。
【禁則:全てを殺す物】これはこの攻撃を喰らった人物の状態を強制的に死に固定する。』「それは…ヤバいな。」妹紅が解説を受けて言葉を無くす。『と言うか、あいつ殺してよかった?』俺はふと気になって妹紅に聞いてみる。「いや、あいつと私は因縁があったから別に大丈夫だ。それよりその能力なら私も殺せるのか?」妹紅の質問に答える。『無理だ。理由は2つある、
一つ目は俺が貴方を殺したくない。2つ目は、そもそも貴方の能力が貴方に死ぬことを許していないからだ。』「は!?」