世界記録書庫と記録書
『流石にここまでやられると、そのまま新たな幻想郷に送るわけにはいかないな。』俺は気を失っている東風谷早苗を眺めながら呟いた。『しかたない、めんどくさいが出てこい世界記録書庫』そう呟いた次の瞬間、俺の後ろには巨大な本棚が現れた。『出てこい、東風谷早苗の記録書』そしてそう呟くと、彼女の身体から一冊の本が浮かび上がってきた。そして俺がその本を後ろの本棚に入れると、東風谷早苗の身体は灰のように崩れ去ってしまった。『…神社も送るか。出てこい、守矢神社の記録書、守矢諏訪子、八坂神奈子の記録書』今度は三冊の本が妖怪の山の方角から飛んできた。それを掴み同じように本棚にしまった。『記録編集現在追加した、東風谷早苗、守矢諏訪子、八坂神奈子、守矢神社の記録から幻想入りした後の記録をカットし新たに制作中の幻想郷に凍結状態で送り込め。凍結解除条件は俺からの凍結解除コードの認証。』そして俺は再び本棚をしまった。「おい、さっきの轟音は何だ!?」妹紅が後ろから駆け寄ってくる。『戦いを挑んできた奴を返り討ちにしたところ、そっちはどうだった?』「説得は成功。人里にいる人間、慧音たちは襲っては来ない。」『分かった、それじゃあ次は_』コツン「何か当たったぞ。」『ああ、こいつは…』
~アインSIDE
〖これで、百億円。〗俺は異世界に飛ばされてからコツコツ働いて、あいつへの借金百億円を返していた。〖これで、やっと自由だ。…嘘でしょ?〗俺の身体から一冊の本が浮かび上がってきた。〖あいつ!何を…〗俺は本に向けて手を伸ばしたが、手は届かず身体からは力が抜けていった。
~朧SIDE
『…って言うわけで、これはアインの今までの記録全てだ。』「…どういうことだ?」『あいつはまた同じ事を繰り返しそうだからな、借金返済後に強制的に記録書化させたんだ。さて、能力以外をカットしてアインとしての人格は仕舞って置いて…さて、どうしたものかなこの【創世能力】』「そういえば、アインの能力は何だったんだ?」『あいつの【創世能力】は【物語を創り出す能力】、自分の想像した事を具現化することが出来る。』「凄いな。」『ただ、その分使いこなすのがとても難しい、軽い気持ちで思ったことでも軽々と具現化するせいで暴走が起こったんだ。』「じゃあ、どうするの?」『しょうが無い、記録編集…成功。』「どうしたんだ?」『一か八か、記録編集を使って能力を少し書き換えた。これで、暴走のリスクは無くなったはず。』「それで、どうするんだ?」『別世界に転生させる。』「大丈夫か?」『今度は大丈夫。赤子から始めたから多分親がそこまでヤバイ奴じゃ無ければ大丈夫。』「…任せるぞ」『任せろ、輪廻転生。』そして、【創世能力】の記録書は飛んでいった。
ー五分後
『あ…』「何やらかした。」『あいつの転生先、新しく制作中の幻想郷の外の世界だ。』「…は!?」




