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王へのお願い

王城に アサミ ダリア エマ マリア カオリ ソフィー ミズキがきていた。


「さて ジョーカーよ 相談があるということだが 少数での内談とはまた珍しい」

「ええ 陛下 ちょっとあまり大きな騒ぎになっては困りそうなので」


部屋の中には 陛下 宰相 王妃 アリステラ姫 ギデオンさん レックスさんくらいか。


「陛下 最近なのですがジョーカーはレベル2000を大体超えました。」

「なっ!!!!!!」

王族関係者は絶句したよね まぁそうだよね。

「お店の従業員もまぁ 1000の人もいますね。」

「どのようにしてそんなに上がるんじゃ・・・」

「修行の仕方を考えました。」

「その成果だと?」

「ええ 私の召喚術で契約していないモンスターを強制的ランダムに呼び出せるというスキルが発現しまして」

「善性の懐いてくれる子なら保護しますが 悪性の頭の悪い子は殺すってことしてたらレベル上がってました。」

「ジョーカーのレベルならだいたい今対処できるのはレベル3000くらいですかね」

「それでですね。対魔王戦に向けて 私達は組織を作ろうと考えています。」

「国でも作るつもりかね?」

「いや 興味ないですね~。」

「冒険者ギルドが対処できないほどの脅威があれば依頼していただきそれを解決するというものです」

「ああ なるほど キミたちが直に向かえばだいたいは解決するのだろう。」

「ええ 自慢ではありませんが っ冒険者ギルドのランク設定Sってちょっと低すぎではないかと思っておりました。」

「ああ それは余も同じことを考えていた。」

「アリステラ姫はもうSランク相当のお力を持っておられますね?」

「もちろん 陛下もギデオンさんもレックスさんも 500近いでしょう?っそれを200くらいのSと一緒扱いというのは雑だと思っていますがいかがでしょう?」

「たしかに同じSでもピンからキリがいるという事もあるな。」

「難しい話だな そなた達がもう我々のレベルを相当な努力で超えすぎてるのはわかっている。

余がこわいのは そなたらを止める力がないことなのだ。」

「ええ ごもっともです。 なので 武の国として大幅にレベルUPしてはいかがでしょう?」

「レベルアップ?そなたらの修行場にて召喚モンスターを国で倒すということかね?」

「ええ あまり言いたくないのですが 相当な速さでのレベルアップが可能です。」

「あまり言いたくないとは何かあるのかね?」

「私が魔王扱いされそうだからですね。好きに召喚で強いモンスターを召喚できるなら お前が魔王なんじゃないか?とか疑いがかかりそうです。」

「そんな!お姉様はそんな存在じゃありませんっ!私にはわかりますっ!」

「ええ 姫様 ありがとうございます。」

「まぁ アサミのこれまでの実績を考えればそんなことは言う者などおらんと余も思う。」

「が 他国はわからんの~ まず 実績がほしい。レベル1000を10人 鍛えてくれぬか?」

「1000ですと 1週間くらいですかね?」

「なんと・・・」

他の人も おいおいマジかよ!みたいな顔をしているね


「まぁっ!前回のダンジョン体験も早かったですが 今回も早いんですねっ!」

「たしかにジョーカーの戦闘スピードはとんでもないですからね。ありえない話ではないかと思います」


「ただ 私がいないとその修行もできませんからね 強制送還で帰らせることもできますしね。」

「余も上げといたほうがいいのだろうか?」

「すみません それは私には判断できないです。立っているだけで経験がいくスキルを付与できますが・・・上層部の方は困るのではないでしょうか・・・」

「たしかにそうですな 陛下の身に何かあれば問題でございます。」

「国のトップとして強さを誇示せねばならんのだがなぁ」

「まぁ それで組織の話なのですが まず ランクの再設定これが必要だと思います。

今の私達はSですと言っても簡単な仕事しかくれないのですよ。

うちのスタッフもランク上げにとても困っています。レベル1000越えがCランクとかなんの冗談だとかよく言われます。」

「確かにいわれるじゃろうな。」

「なので 冒険者ギルドのランク方式とはまた別のランク判断基準を設定しようと思ってます。」

「まぁ 呼称名はまだつけてないのですが 100~300 400~600 700~1000 と区切る感じですね。」

「まぁわかりやすくなってるな」

「あくまで私達は 冒険者ギルドになり替わろうってわけじゃないのです。

冒険者ギルドでもできなそうなことは別で依頼引き受けますよって感じですかね。

もちろん国の困りごとも解決にご協力を考えてますね。」

「冒険者ギルドとは別の解決組織 まぁうちの国では認めてもいいと思うが」

「そうですね。最近の冒険者ギルドはちょっと弱いかもとは思っておりました。」

「アサミよ。それは冒険者ギルドからの依頼も受けるのかね?」

「ええ 暗殺とか人殺しなどの非道な事ではないのなら 一緒に共同で依頼を受けるのも可能ですね。別に貢献とかを求めてるわけではないのです。」

「例えば正当に評価されないで引退した人とかいるでしょう?自分の才能に気づかないで違う職業をして諦めたとか」

「ああ たまにおるね。」

「各地でそういう人などをスカウトしてちゃんと指導して4年後の魔王戦 どうなるかわかりませんが力になって一緒にたちむかってもらう組織って感じですね まぁそのついでが依頼を受けるって感じです。」

「なるほど 別に冒険者ギルドの仕事を取るとかではないのだね?」

「ええ それに国に敵対するつもりも全くありません。ただ ランク上げが面倒くさいというスタッフのグチで考えた企画のようなものなのです・・ ぶっちゃけると・・」

「ははっ こやつめ!まぁ お前の正直な所は好感がもてるからな。」

「ありがたき」

「まず レベル1000を10人育ててみてくれんか?それが簡単に達成できるならお主らの冒険者ギルドでは物足りないというのは本当なのだろう。組織の育成で魔王戦に備えるというのも認めよう。

我が国でも戦力UPを考えればなるまいよ。」

「陛下っ!私も参加したいですっ!レベル上げの10人にっ!」

「・・・・」

アサミはそっと目をそらす・・。

「絶対の安全が確保されればだ。」

「まず 初めから戦えなんて無理ですので 前回のダンジョン体験のように バフで何をしなくても経験が入るようにしてレベルが上がってから戦闘訓練にしようと思ってます。」

「ああ 陛下 それなら安全に終わると思います。」

ギデオンさんがアシスト。

「わかった。では組織の結成を認めよう。」


「陛下ありがとうございます。 それともうひとつだけお願いがあるのですが・・・」

「なにかね?」

「各国の召喚勇者がどれだけいるのかわかりませんが どういう考えで魔王戦を迎えようとしてるのか知りたいのですが」

「ああ そうであったな 邪なる召喚者がいる場合もあるのか その選別がしたいということか?」

「まぁ 害がなくやる気があるなら放っておけばいいですが 望まない戦いに巻き込まれてる子がいれば保護したいと思ってます。」

「ああ それはなんとしてでも保護したほうがいい この世界で関係ないものが戦うなど許されることではない。」

「そこで 勇者会議というかそのような場を作れないか相談したいのですが。」

「そうだな 我が国の勇者であるアサミについてこれるかを見極めなければならない。

無駄に死ぬ者もいるかもしれんしな。宰相各国に相談して会議を出来るか手紙を」

「また お願いしている身分ですので 出来る限りの料理などのご協力はさせていただきます。」


「ああ それだけで国の宣伝にもなるだろう。任せておきなさい。」

「陛下っ!私もジョーカーの新組織に入りたいですっ!」


「ご家族でおねがいいたします・・・」

「では 失礼いたします!」


ジョーカーは逃げた

第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。




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