新組織の草案
昨日は ジェシカさんは別荘へ ギルマスは師匠んちに泊まってもらった。
今日は まずはジョーカーズcafeに行ってもらう。
「おかえりなさいませ お嬢様 旦那様」
「は はぃ!」 「お おぅ・・」
「なんか照れるな・・」
「ですねぇ でもうれしいかも~」
「今日はケーキ食べ放題無料にしとくよ。」
ジェシカさん大喜びだ。
「好きなのたべていいんですかっ!」
「ああ お食べ・・」
「それにしても 繁盛してるなぁ」
「そうだねぇ ペットと遊べる。歌が聞ける。女性用品が売ってる。ケーキうまい。
今大人気はジョーカー人形だねぇ。 これミズキがデザインしてよく売れてるの。」
「お Sランクのお前らの人形か。よくできてるな。」
「わぁ かわいい。これ買っていきましょう!いいお土産ですねっ!」
「いいな シャングリラ 移動届け出すかなぁ~」
「あっ ずるい!私も!」
「あはは まぁ 来てくれるのはうれしいけどね ムリしないで。」
ギルマスもケーキを食べながら にゃんこをもふもふしてる。
気に入ったようだ。
ジェシカはもう いくら食うんだってくらいケーキを頼みまくっている。
「ジェシカさんだったら ここの店員でもいいかもね。実はここの店員給料高いんだよ?
初任給金貨4枚 一人前になったら 7枚なんだ。」
「金余ってたから ボーナスも500枚払った時もあったな。」
「なんと!辞めようかな!」
「おいおい!いいな!俺金貨2だぞ!」
「あはは でも冒険者もやらせてたり召喚でレベル上げてるからね 危険手当もあるんだ。」
「まぁ あれはなかなかに危険だからなぁ。」
「それにしても 接客が素晴らしいですね。」
「それは ベテランメイドさんからの直接指導だからな。認められないと正社員に慣れないのさ」
「シャングリラは結構栄えているな 前は戦いの国って感じだったが」
「ああ そうだな 女性にも楽しめる国ってのが目標だったからな。」
「ええ これは人気出て当たり前ですね。」
「あとは テレビを使っての歌や楽器の演奏記録 あれで歌い手に憧れる子も多いんだ。」
「うちの国の姫様も映像記録で歌い手デビューしちゃったしね!」
「あっ ほら調度 姫様の映像ですよ。」
「今では 超時空ソングプリンセスアリステラなんて呼び名も付いてるくらいだな」
「たしかに これは人気出るだろうな。」
「まぁ あっちの世界の歌を歌わせているだけなんだが そのうちオリジナルも始めるだろう。」
「なんでもありだな!w」
「ギルマス ワリーンの調査結果が出たら ギルマス辞めて協力してくれないか?」
「ジェシカさんもいいかな?」
「ん-?なにすんだー?」
「うちのジョーカーを筆頭に 店員の冒険者を一つの組織にまとめてクランを作ろうと思ってる。」
「そこの統括を頼みたいんだ。まぁ 冒険者派遣業だな。」
「依頼がぬるくてな・・これだってのがないんだ・・わざわざアタシ達が出向くのもレベルが低くてな」
「それは冒険者ギルドが嫌いそうな組織だなぁ・・」
「また 勇者召喚の対応もしなきゃいけないからなぁ」
「4年後 魔王が出たとして 冒険者ギルドが率先して動くとしてもレベルが低すぎだろう?」
「新規に育成して火力を少しでも確保したいとはおもってるんだけどねぇ」
「中々忙しくて手がまわらないんですのよねぇ。」
「冒険者ギルドに手が負えない依頼の処理かぁ まぁ1000超えてるスタッフが向かってくれるなら
安心してくれるだろうな。」
「儲けとかは気にしてないんだ。資金は潤沢だからな。まぁ 慈善事業みたいなもんさ。」
「私たちがいなくても回せるようにまとめ役が必要なんですのよね。」
「まぁ ちゃんと依頼を完遂してくれた人には報酬も大金を払うよ。」
「戦力が集まれば軋轢も生まれるだろうし。その調整役かな?
私達が指示するとNOとは言えないような感じになってるからね。」
「まぁ 雇い主には言えないだろうな。」
「難しい話ですねー。やりすぎればギルドを敵に回しそうですし~」
「ある程度 実力を見せる必要がありそうだな。確かに今のこの店の関係者では冒険者ランクなんて意味がないようになっているな」
「別にどっかの国を滅ぼす組織作るわけじゃないんだがな!」
「まぁ 戦争が起きたら抑止力としても依頼がくるだろうけど あまり関わりたくはないな。」
「たしかに お前ら居るだけで何個国が亡ぶか!w」
「それに 勇者召喚保護もやってるだろう?ミズキはいい子だったが皆がそうではなさそうだから
そいつらの人格矯正もしときたいしなぁ」
「あの嬢ちゃん 元は戦いが苦手だったんだろう?」
「ああ 素質がないって捨てられたそうだ。そういうの結構増えると思う。」
「冒険者でもそういうのいないか?自分の隠れた才能を知らないまま向いてない職業で結果を出せないとか」
「まぁ 気付く前に諦めて去る人はいますねぇ~」
「性格とか重視だけどな。誰にでも噛みつくようなのはいらないし。」
「4年後 最前線に立ってもらう可能性もあるからな ムリに弱いのを引き入れる気もない。」
「たしかにザフトのギルマスもやりがいがなかったからな・・」
「平和ですもんねぇ。」
「各地で燻ってる見込みがありそうな人材を発掘して鍛えるってのはいいかもな。」
「魔王の件が終わって おまえらの組織のやつが脱退して 暴れはじめるとかあったら
突き上げくらうがそこはどうだ?」
「まぁ 私 内緒にしてるスキルがあるんだよね。」
「どんな?」
「スキル消去とレベルダウン」
「こわっ・・・」
「私が勇者になった時に 自称勇者が参加してて 女性の尊厳を奪うスキルだらけだから消してレベル1にしちゃったよ」
「まぁ その後噂聞かないな。」
「えっぐいな・・・」
「うちからそういうのがでたらまぁ 処断はするよ 責任があるしね。」
「まぁ ジョーカーに勝てるならがんばれって感じだが・・」
「確かに いちいち許可取って対応またなきゃいかん冒険者ギルドはめんどくさすぎるか。」
「ですねぇ お前それ自分で出来るだろ?って依頼もきますし」
「その組織専用のランク設定も決めなきゃいけないな。」
「依頼のランク設定ですね。ジョーカーが行ったらほぼ解決ですから
ある程度の所属の人別に難易度設定しなければなりません。」
「初代統括 その秘書とかどうだ?契約金 金3000は用意する」
「おいおい・・・まずは召喚でレベル上げさせてくれ 所属員を抑えれなきゃ意味がない」
「まぁ そりゃそうか」
「秘書かぁ・・・ ギルマス 私の事好きだしなぁ・・」
「なっ!」
ギルマスが赤くなる!
「ああ やっぱりそうだったんだ。」
「お熱いですわね」
「まぁ 二人がくっつくかは知らんが」
「まず 私達ジョーカーは自分で判断して動く。どーしても手に負えないような案件の時は出る。」
「他の新規の教育や うちのスタッフなどの依頼のランク選別 報告を聞く 指令みたいなものだなぁ。」
「まぁ 普段やってることとかわらんな」
「ギルマスが冒険者ギルドでレベル上げ促進でもしてくれるなら別にいらんのだけどな!」
「まぁ 完全に冒険者ギルドと切ってというのも難しいと思うぞ 手に負えないってなったら派遣の依頼は来ると思うし」
「ああ それならそれで構わない 依頼を合同でもいいから潰そう 私たちは手柄がほしいわけじゃない さくっと問題が潰せればいいんだ。」
「わかった まだ俺も現役をまだまだやりたいとおもってたとこだ ムゲンの爺さんが戦ってるのに俺だけボケてるわけにはいかねぇからな やらせてもらうか。」
「あ しっかりと面談をしてこいつ 性格ゴミだなってのは弾く ギルマス鑑定あるよな。」
「ああ そういうやつは間違いなく問題起こすからな。」
「いちいち絡む人もご遠慮しまーす!」
「一応 国に報告もしないとダメだからな まぁ あの陛下も冒険者の質の低さに悩んでいたようだからなぁ・・
うちの組織でだいたいはカバーできるようになれば喜ぶだろう?」
「ワーリンの5人はん- 勇者会議でもしないか?とかで呼び出して見ればどうだ?」
「んで 鑑定してどんな奴か調べて強さの格も知らないようなら教えてやればいい」
「ああ それでいいか こっちから出向くのもおかしい話だからな 他の国にも呼び掛けて
召喚されてるようなら 自慢するように会議に参加させるだろう」
「さすがギルマスだね。」
「ブリタニアだが どうするんだろうな・・」
「ん?なんか問題あるのか?」
「カオリがブリタニアに勇者認定されてるんだけどねぇ・・・」
「銀貨10枚渡して修行してこいって追い出されて Sランクになったら あっちは会わずに勇者認定したって発表してから帰ってない。」
「銀貨10で 本人の意思無視で 我が国の勇者だ・・か ほっとけばいいんじゃないか?」
「その所業を国民に知れたら 恥しらずとか言うと思うが・・」
「会議にブリタニアが参加して カオリを勇者扱いしてたら言わせてやればいい」
「銀貨10枚で勇者になるわけないでしょう? ってか?」
「各国の前で大恥だな」
「まぁまず 陛下にお願いしてからだね。寄って来れば今どのくらい被害者がいるかわかるし」
「そうだな 一応 派遣の方も話して許可貰った方がいいぞ。」
「じゃぁ 引き受けてくれるの?立ち上げからだと大変だけど 若返らせようか?」
「おいおいwそんなのまで開発したのかよ・・・」
「ん-エリクサーに一応効果あるよ。不老不死ではないから気を付けて。」
「確かに立ち上げ段階で死ぬとかまぁキツイな!」
「スタッフもしばらくは事務に使ってもいいからね。」
「あとは優秀な人材を発掘とかもあるか」
「遊びにきたのに仕事ふえてんだよなぁw」
「まぁ ジェシカさんを秘書にできるし いいじゃん。」
「ジェシカの方はどうなんだ?」
「ん- 今の感じも渋くて素敵だけど もうちょっと私の年齢と近かったら長く一緒にいれるかも?」
「いや やるか聞いただけなんだが・・・そこまで聞いてない」
ハッと顔が真っ赤になるジェシカ
「あー 予想外の答えだったが おめでとう・・?」
「ああ 俺もうまくいくとは思わなかったな・・・」
「婚約しちゃいなよ! 今日は飲み会豪勢にいかせてもらうよ!?」
「あの・・ジェシカ・・ 結婚してくれないか・・?」
「あ はい 私でよかったら・・」
ひゅーひゅーと周りが盛り上がる。
「ギルマス ぶっきらぼうだけど面倒見はいいしね。」
「前からお似合いだとは思ってましたわ」
「ギルマス ジェシカ 幸せにな」
「はぃ・・」
そんなジェシカはちょっと恥ずかしながらもうれしそうだった。
「まずギルドをやめるのも組織を作るのも陛下に相談してからにしてくれ。
信頼できそうな事務員を見繕っておく。」
「そうだねぇ。」
「じゃぁ 仕事の話はおしまい。」
「二人で映画でも見ておいでよ デートだよデート」
「映画?ってなんだ」
「お話の映像記録だよ 面白いのもあるからね。」
「新しく作ったんだ。」
「わかった。ジェシカ 行ってみないか?」
「そうですねー。」
「じゃ 転移で連れていくから みんなは婚約のお祝いの料理とか頼むねー。」
戻ってきた二人は 話の感想を言い合い とても楽しそうだった。
なんかイラっとしたので明日の召喚アタックでスパルタにしてやろうと思ったジョーカーだった。
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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