召喚アタック
久しぶりの再会にギルマスとジェシカ ソフィー ダリアも和やかに話し始めた。
「久しぶりだな!休み貯まってたから遊びに来たぜ!」
「お世話になりまーす。」
「おお ゆっくりしていくといい!」
「久しぶりに飲み会でもしましょう!」
「それにしてもよぉ ここにいるみんな強すぎないか?」
「まぁ みんな1000超えてるしねぇ」
「1000て!!」
「おいおい!そんなのみんな勇者みたいなもんじゃねぇか!」
「そーなんだよね あの子らただの喫茶店の店員なんだけどね」
「たまに冒険者してるみたいだが・・ランク上げがめんどくさいらしいな」
「お前らがザフトにいた時よりも強いってことか」
「あんときは300くらいだっけ? 3倍は強いね。」
「そろそろランク制度変えた方がいいと思うよー」
「Sランクで200くらいなんでしょ?多分 ギルマスも旅行おわるくらいにはレベル500はいきそうだし」
「おいおい 俺はなにをやらされるんだ!」
「いやね 私達がザフトにいた時は何があっても守るって気はあったけど
あそこのレベル C~Bって感じじゃない?」
「まぁ オークキングの時がやばいってだけでいたって平和だな」
「なってみない?英雄」
「英雄だと・・・!?」
「まぁ 抑止力だよ」
「俺がいる間には手を出させやしないぜ!みたいなー」
「つっても 3日で帰るぞ」
「だいじょうぶ すぐ上がる。」
「あ みんなー 紹介するね。
この二人 私達が出会った町にいた冒険者ギルマスと受付嬢のジェシカさん
出張とか適当な言い訳で遊びにきたんだよ!」
「ばっ! ほんとのこと言うな!」「もうアサミさんったら!」
あははとみんな笑う。
「で マジメな話 どうやってレベルこんなに上げてんだ?」
「まぁ まだ昼間だしいいかな?」
「ああ 体験しないとわからんからな。」
「外に来てくれ。」
ここは21層 召喚装置もすぐだった。
「みんなー 召喚アタック少しやるよー!」
「そろそろ2500くらいいきませんとね。」
ギルマス ジェシカもバフを付けて準備させた。
「ギルマスだから言ってもいいかな。」
「ああ ここだけじゃないかもしれないからな コアは」
「ここはね ダンジョンの未到達階層なんだよ」
「どういうことだ?」
「通常20で終わりだと思ってたら 隠し部屋があってね。そこにダンジョンを改造できる
ダンジョンコアってのが置いてあったんだよ。」
「ダンジョンコアだと?!噂はほんとだったのか?!」
「あれ ギルドでは噂あったんだ?」
「ああ 好きなようにダンジョンが作れるって眉唾ものだったが。」
「まさか ここがそうなんです?」
「うん ここは21層 新しく作ったんだよ。」
「たまげたな。」
「まさか他のダンジョンにもあるんです?」
「いあ ずっとここでレベル上げしてたからな 最近他にいってないんだ。」
「ここではね MPを使って階層を増やしたり 地形を変えたり モンスターを召喚できたりするんだ。」
「そのレベルは1~5000までの召喚モンスター」
「そんなのずっと倒してたらレベルが上がるってわけか・・・」
「ええ 探しに行く必要がないんですもの・・」
「そりゃ1000も量産されるわな。」
「ええ 私も初めて見学した時 2300のモンスターと戦ってるのみてるだけで 300くらいになったんですよ!おかしいですよね!」
「おいおい 俺160なんだが・・」
「まぁ この世界で頼りになるギルマスも強くなってもらいたいんだけど やる?」
「まぁ 飲み会前に少しは体動かさないとな!」
「んじゃ~ みんな軽めに1800x500でいい?」
「ぬるくないか?」
「もぅすこしつよくてもいいとおもうよぉー?」
「アサミ甘えるでない!」
「おまえらいつもこんなことやってるのか!?」
「かれこれ4か月くらい?」
「あはは 初めは私も怖かったけど 慣れちゃいましたっ!」
「慣れってこわいねぇ!」
「とりあえず バフ付けるよ これで被弾しても痛くないし 経験もUPだよ」
ギルマスは1800のモンスターにびびっていた。
それが500体もいるのだ。
ジェシカなんて あわわ とかいってる。
「これ処理できるのか?」
「ああ 任せてー」
この数を処理することができるようになったのはミズキの召喚スケッチのおかげである
召喚スケッチにジョーカーメンバーの似顔絵を描き貯めしておき召喚する。
そのスケッチでスキルや魔法を使ってる姿を描けば レベル半分くらいの性能ではあるが
そのままの劣化スキルを使えることにきづいたのだ。
ああ かっこいいなーって使ってる姿を描いていただけなのだが
いきなりスケッチがメテオストライクを使い始めた時は焦ったものだ。
「ミズキのスキルの召喚スケッチで 私達の技を模倣できるんだ。」
観察してみると 10体くらいのアサミやカオリなどメンバーの絵が飛び出し メテオストライクやグラビティ エクスプロージョン 聖獣砲 龍虎乱舞 聖龍斬などが飛び出した。
「ミズキも強くなったよねぇ」
「ミズキがいれば アタシ達の技が弱化版とはいえ使えるしな」
「こんな子追放するなんてワリーノもバカだよね」
「でも 一回使ったページはまた描かないとダメなんだよ?」
「それ コピー機じゃダメなの?」
「私の魔力を使うからダメみたいだねー。」
「まぁ アタシ達もただ見てるだけじゃないけどな!」
「そうだねぇ 攻撃に参加だぁ~」
ミズキも召喚アタックに慣れ 自分のスキルの有用性を見つけ 自信がもてたようだ。
ちょっとバトルマニアっぽくなってはいるが・・・
各自 大技を使い撃破していく 1800程度ではもうアサミ達にレベル差で攻撃がほとんど効かないようだ。
「はぃ 終了~」
「おつかれー」
「ん- 最近上がりが悪いですねぇ」
「やっぱり?レベルが弱すぎたかな?」
「おいおい さっきので628まで上がったぞ!」
「はわわ 私510です・・・」
「まぁそんなもんだろ?」
「これやってたら Sランクなんて大量に作れるからランク制限変えた方がいいよ?」
「ですねぇ。 今うちの子たち 貢献稼ぎでランク上げする必要あるの?とか言ってましたし。」
「まぁ 大っぴらにできませんけどねぇ~」
「ああ 自由にレベル決めて召喚できるなんて アタシたちが魔王だって言われてもしょうがない」
「そうだな ダンジョンコアは秘匿するべきだ。」
「ですね。これは危険すぎます。悪い人に使われたらまずいです。」
「まぁ 制限はあるんだけどな。」
「レベル1のモンスターを呼び出すのにMP10000だ。」
「効率わるくないか?」
「でも レベル1800とかいってましたよね?MP1800万?じゃないんです?」
「アサミのMPは10億だ なんなんだろうなこいつ」
「一回召喚したモンスターは複製されるからMP消費なしなんだよね。」
「ふぅ ダンジョンコアを見つけ出したとしても 使いこなせるのはムリってことか」
「階層増やすのも1000万単位で使うからね。普通じゃ無理かもね。」
「国が捜索を始めても実質は無理かな?」
「アサミ達が今んとこ安全に使ってくれるなら問題はないか。」
「なぁに わしらが暴走したら世界が終わるだけじゃて ほっほ」
「笑いごとじゃねぇよw」
「まぁ 休憩してご飯でも食べようか!」
「おっ 久しぶりの異世界料理 楽しみだな!」
「はぅー 来たかいがあります!ふふふ」
「まだシャングリラ初日だからね 楽しんでいってね」
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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