フィギュアを作ろう
ミズキがまずやったのは cafeのお手伝いからだった。
メイド服をちょっと着てみたかったらしく。
「お おかえりなさいませ お嬢様っ あわわ」
と恥ずかしがりながら対応するのをみて お客さんも萌えていたようだ。
cafeの仕事を午前中で終えご飯をみんなで食べ
午後は召喚アタックで少し経験値をもらい
自分に何が出来るのか?
色々考える時間が増えた。
そんな時にはまず絵をかいて集中する。
ジョーカーのみんなの似顔絵だ。
アサミに出してもらったスケッチブックに 楽しかったこと びっくりしたこと
かわいいモンスターの絵などをいっぱい書いていた。
スケッチ召喚で書いた可愛い絵が動いたり 懐いたりするだけで楽しかった。
ん これは使えるかも?
「みんな!話があるの!」
「ふぇ?どうしたの?」
「なんだ?」
「私!スケッチ召喚で劇をしたい!」
「え?」
「まず説明よろしく頼む。」
「私のスキルのスケッチ召喚で書いたマンガがその通りに動くのに気づいたの!」
「というと・・・?」
「まず ん- 実演するね。」と サラサラとマンガを描いているようだ。
「えっと 簡単に書いたから物語性はないからね?」
まず1P目は ペンギンのようだ。 ペンギンが絵から飛び出し ペーンっと鳴いている。
次の2P目 ちっちゃくデフォルメされたアサミが書かれていた。「アサミがよしよし。」というと それにペンギンが懐いている感じであった。
そのマンガのように飛び出たミニアサミとペンギンが同じことをしゃべり懐いていた。
「あのね 私 マンガに書いたキャラが飛び出て そのまま同じことを言ったり書いたままの行動をすることに気づいたの。」
「なにそれすっごい!」
「アニメじゃないですの?!」
「オリジナルの魔法アニメだ!」
「それはミズキらしい優しいスキルの使い方だな。」
「それをcafeとか発表会で見せたいと思うんだけど。どうかな?」
「ええ それはすばらしいですね。」
「ただ 物語はまだ考えてないんだけど・・さっきのは即席で書いたからね。」
「ミズキ やりたいこと見つけたんだね?」
「うん これが何の役に立つのかわからないけど 見せて楽しんでもらいたいよ」
「ああ それでいいんだ 誰かが喜ぶ姿を見るだけでがんばれるんだからな。」
「ミズキ 場所はちゃんと整えるから好きにマンガを描いて発表して?」
「あはは これをまず頑張ってみるよ。」
「ああ 楽しみにしている!」
やっぱりリアルのキャラよりはミニチュアのネンドロイドみたいなキャラの方がいいなとか
ジョーカーの面々をみて書いてると
「ミズキ様 その可愛らしい絵 商品化しませんか?」
とエマが言ってきた。
「商品化?というと?」
「このキャラクターはジョーカーのメンバーですね。かわいく書いていますが」
「ええ そうですっ デフォルメされて簡単にした物なんですけどね。」
「このキャラクターのデザインを ぬいぐるみにしたりフィギュアにしたりしませんか?」
「ジョーカーだけじゃなく アリステラ姫のフィギュアとかもいいですね。」
「ああ いいかも!モデルをしてもらう必要がありますけど」
「ええ それはもちろんです。ジョーカーの皆さんは国では大人気です cafeのおみやげにもいいでしょう。」
「アサミ様 企画ができました。」
話を聞くと中々に楽しそうだ。
「なになに?ジョーカーのメンバーのミニチュアフィギュアやぬいぐるみのデザインをミズキが?」
「ええ ミズキ様の絵のセンスは可愛らして人気が出そうです。季節ごとの限定フィギュアとかもいいですね。 色んな衣装を着せて毎回違うポーズにさせたりとかコレクターの心を揺さぶりますね」
「アリステラ姫のことはすぐOKになると思うよ。あの陛下 親バカだから娘のいうことだいたい聞くんだ。」
「そうなんだ・・ 陛下なのに・・」
「それは 早速アリステラ姫のとこにいかないとなっ」
「あ でもフィギュアの作り方知らないよ?」
「ん- 一体 見本書いてもらえる?」
そーすると 2分くらいで ちびキャラのソフィーが飛び出した。
「ですの!ですの!」
「プハハハハ」
アサミ 大笑いだ。
「何笑ってますの?」あ 本人登場だ。
「ですの!ですの!」
「なっ 私ですの!」
「でも ですのなんていわないですの!」
「いってますよっ!」
「あはは いってるね!」
「でも 私の特徴をしっかり取れてかわいらしいですわね!」
「うん で これを」
アサミが 土魔法でぐにゃぐにゃ形を整えはじめた。
今回は大き目にしよう。
「ですの!ですの!」
自分に似たソフィー人形が出来てうれしそうだ。
「土魔法でなんとか作れそうだね?」
「これは いけますね。」
「あとは彩色かなぁ・・」
「私 美術苦手だからなぁ。」
「これ土魔法ですよね?崩れたりしません?あと もう少し軽い素材がいいですねー。」
「あー そうかも。」
「ん- フィギュアの材質が土魔法で操れるかな・・・」
「お知らせさん もっと軽い材料で壊れないものを形作るスキルを作ってもらえる?」
お知らせ:では 変質魔法を作ります。どんな素材でも変形できるようになるはずです。 消費SPは500です。
「お知らせさん すっごいね。」
「うん 自慢なんだ。」
やわらかそうな素材を異世界買い物で色々試し やっとできた。
作り直したソフィーはとても触り心地がいい。
「ですの!ですの!」
「ふふ 喜んでるみたいだね!」
「でも 色ついてないと不気味だね。まんま素材って感じ。」
「やっぱりフィギュアでも胸はぺったんこなんだね。」
「アサミにはいわれたくありませんわ!」
「ふふ 私Bになったし?!」
「はっ!裏切りですわよ!」
「胸なんて邪魔なだけだよー?」
「ミズキ あなたDはありますわよね!勝者の余裕ですの!?」
「ですの!ですの!」
「うっさいですの!」
「とりあえず スタッフにも聞いて色を付けるのが得意な子を探します。」
「まず このですのソフィーは なんか 部屋のインテリアで大き目に1mくらいで作ったからね」
「フィギュアサイズだと15cmくらい?」
「そうだね。ミズキ 私が作っていくから 色んなジョーカーの絵を描いてくれる?」
「もちろん ミズキのキャラもだよ?あなたもジョーカーなんだからね」
「アサミちゃん・・うれしいありがとう!」
「私のフィギュアにはばあちゃんも付けてくれるとうれしいな 肩のところにちっちゃいばあちゃん。」
「わかった!」
「ふふ これは人気でるぞ~」
出来上がったのはジョーカーメンバーだけじゃなく ちょこちょこと有名になってきたスタッフのもあった。
なんとかスタッフの中に器用な者を見つけ彩色し それをコピースキルで量産した。
「ミズキ 明日 陛下に挨拶してもらうからね。」
「え!?私が!?なにかした!?」
「アリステラ人形 絶対売れると思うんだ。それの許可をもらう。」
「許可ほんとにでるのぉ?」
「一応 デフォルメ系とリアル系をデザインしてもらうよ?」
「見本もできたしね 自分がこんなフィギュアになるならあの子だったら飛びつくよ。」
「モデルに時間もらうけど だいじょうぶかな」
「あー 余裕 あの子楽しいの好きだから」
王城
「王様 お久しぶりでございます。」
「おお アサミ 久しぶりだな」
「今日はお願いがあって参りました。」
「おもしろいことならよいが」
「まず その前に こちら新しくジョーカーで保護した異世界人ミズキです。」
「陛下 お初にお目にかかります ミズキと申します。」
「おお また呼ばれてしまったか・・・なんたる・・ すまんなこの世界のせいで」
「いえ 寂しいですが今は仲間がいますので・・」
「それで 今回お目にかかったのはまず このミズキがデザインした人形がございます。」
エマに見本を持たせ 近くの兵の人に渡してもらう。
「これは ジョーカーのメンバーをかわいくデザインしたものになります。」
「ほぉ これは見事に特徴が取れておるね。ミズキよ 見事なり」
「ありがとうございます。」
「それで本題なのですが アリステラ様をデザインにして作らせていただけないかと思います。」
「そうか アリステラがこのようなかわいらしい人形になるということだな?」
「今やアリステラ様は 国民に歌姫として大人気ですからね。売るのは待てと言われるかもですが
陛下や私たちが所持して飾るのを許していただけないかと思いまして」
「ああ さすがに民衆に売るのは許可できないが 記念品にするのはいいだろう。
あれだろう?肖像画みたいなものだろう?」
「ええ そんな感じです 大きさもある程度決めれます。等身大の物から 手のひらサイズまで色々ですね。」
「わかった。許可しよう。アリステラに会っていくがいい。」
「陛下 ありがとうございます。」
「ミズキよ。ジョーカーは余も信頼しておる。安心して暮らすがよいぞ。」
「はいっ!ありがとうございます!」
「お姉様っ!」
「こんにちわ アリステラ様」
「お初にお目にかかります ミズキと言います」
「まぁ 新しいお姉様ですのねっ!シャングリラ第2王女 アリステラと申しますっ!」
「今回ですねー 姫様のとこに遊びに来たのはですね モデルになっていただきたくてきました。」
「モデル? ですかっ?」
「ええ このジョーカー人形を見ていただきたく」
「わぁっ メンバーがちゃんとだれかわかるくらいにかわいらしいですねっ」
「それはミズキがデザインものなんです」
っと ミズキがささっとスケッチブックを取り出す。
「アリステラ様 見本で何か絵を描こうと思いますが 描いてほしい物のリクエストありますか?」
「そうですねっ! では ジャンヌダルクをっ!」
え ジャンヌダルク・・・
とまどっていると
アリステラの指輪が光りミニタウロスのジャンヌダルクが現れた。
「もっ!」
「ではジャンヌダルクを書かせていただきます。」よかった 牛の子だったのね・・。
元々がミニキャラ化しているのでとても描きやすかった。
「まぁっ!ジャンヌ!そっくりですね!」
絵から出てきたジャンヌと本物のジャンヌはハイタッチを始めた。
「こんな感じでミズキの絵はとてもうまいのです。」
「ありがとうございます。」
「今回 アリステラ様の人形を作ることになりました。」
「このジョーカー人形みたいに私のもできるのですねっ!」
「ええ その通りです。姫様のファンがうちにも大勢いるので 人形として持っていたいって人もいます。」
「まぁっ 光栄ですねっ!であればお願いしますっ!」
「では 今日はモデルだけで 出来上がりの人形は後でお届けにあがりますね」
「ああっ たのしみですねっ!」
1時間ほどで ミニチュア姫とそのままの姫が2パターン描き 姫も気に入り出来上がりが楽しみであった。
「結構 グイグイ来る姫様だったね」
「うん 可愛らしいでしょう?あの子のファン多いんだよね」
拠点に帰り 早速フィギュア作りを始め あまりの完成度にほとんどが部屋に飾ることになった。
cafeで売り出したジョーカー人形やスタッフ人形は人気が爆発して相当の売り上げがでた。
また ミズキも 貴族のお客様などにもフィギュア作成の指名依頼が出て有名になるのだった。
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします
よろしかったら ブックマーク 評価 ★の方もお願いします。




