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20層ボス激戦!そして何かが

「姫様 今日でダンジョン体験は終わりですね。」

「そうですね。3日間お世話になりました。」

「最終層のボスを倒して モンスタードロップや素材を冒険者ギルドに買い取ってもらって

人数で分配して 陛下に報告したら完了になります。」

「猫は自分のテイムで探しますか?それともあと1週間くらいで生まれるの待ちます?」

「せっかくですので cafeの子をいただきたいですね!」

「わかりました。結構な数が産まれるみたいなので選んでくださいね!」

「それもなんですが・・・」

「どうしました?」

「たまに倉庫に行ってもいいですか?」

「ああ マンガですね。」

「一応 ジョーカーズcafeの従業員は女の人がほとんどなので

護衛の方も女性なら構いませんよ。」

「はいっ!まだみたいものいっぱいあるんです!」

「女性の護衛は陛下と相談してくださいね。」

「わはは その護衛も姫様を守るより守られそうですな!」

「ですね もう 陛下と我々以外は姫様よりレベルが低くなってしまいましたからね。」

「あはは 私もここまで上がるとは思わなかったんですけどね」

「これからは女性も強くなければいけませんっ!」

「ご立派です姫様 我が国も安泰ですなっ」

小さい頃から見守り続けていたのかギデオンさんが涙目になっている!


「20層ですが 今回のダンジョンはアンデッド系みたいですね。

ちょっとグロいので 姫様にはきついかもなので」

「ええ 変身魔法をかけま~す。私もホラーは苦手なのでぇ~」


「弱点は 火 聖魔法 あとは聖水などですね。

足を切り飛ばすとかでもいいです。」


20層に着くと 腐臭がすごかった。

姫様には匂いがきついだろうとマスクをしてもらった。


「あ~ ニオイがきついねぇ・・」

「タマ 悪いんだけど 先行して大体潰しておいてもらえる?」

「きゅっ!」

『お姉ちゃん くさい』

『私が臭いみたいに言わないで!』

『ぶぅ~』


「タマ聖獣砲!気持ち悪いから全開で!」


タマの聖獣砲が駆け巡る。

ゾンビ スケルトン レイスなど種類は様々なようだ。

「さすがに最終層 結構強いのがいますな。」

「ええ 別のダンジョンの20層のオークキングでは 3000体は集落を作っていましたね。」


「あぁ それ聞いたことあるかもぉ アサミちゃんだったんだ。」

「そうだねぇ それでBランクまで上がったんだ。」

雑談をしながらも 遠距離で倒していく。

ギデオンさんもレックスさんも飛ぶ斬撃だ。

「ホーリーレイ!」姫様の聖魔法も絶好調だった。


「そいえば ギデオンさんの斬撃すごかったよねぇ~ アサミちゃんのメテオストライク斬っちゃったしぃ」

「そうでしたね。見てて感動しました。」

「さすがに斬られるとは思ってなかったよ!」

「なに 無我夢中でしたぞ!」

「ムゲンさんの試合もすごかったですけど ギデオンの試合もすごかったですよっ!」

「ありがたき」


「そろそろボス部屋かな」


「ええ この気配 結構強いね。」

「油断はならないようですな。」


「いきましょうっ!私たちが勝つんですっ!」

扉を開けると魔法型のレイスがうようよいた。


『ほぅ ここまで来るとは中々の強者のようだな。』

「なんかしゃべってますね!」

「あれは」


リッチ レベル800

全属性魔法 

眷属召喚

称号 :不死の王 


「あれはリッチか・・ レベルがめっちゃ高い」

「聖属性で本気出してやるしかないねぇ~。」

「リッチというと伝説に名高いアンデットですな。」

「まずはマリア状態異常無効と全体強化バフを」

「眷属召喚ってスキルと全部の属性魔法を使ってくるみたい。」

「聖結界が貫通してくるかもだから マリアは防御系を多めに」

「皆 エリクサーと栄養ドリンク渡しとくね 何かあったら迷わずに飲んで!」

「久しぶりに大物って感じですね」

「とりあえず最初から大技で行ってみようか」

「アサミ様 姫様のことは私にお任せください。」

「いいえ!エマさん 私にもなにかできることがあるかもしれませんっ!

守られるだけなんて嫌なんですっ!」

「かしこまりましたっ サポートさせていただきます!」


初手からぶっぱでいくらしい!

ああ 眷属召喚でどんどん骨が出てきてる。

「グラビティ!!」

まずは私の重力魔法 これで結構の数が動きを止めた。

「龍聖斬!」 「斬撃破!」

おお ギデオンさんかっこいい 聖属性の龍っぽい斬撃が飛んでった。

結構な数が吹き飛んだね。 レックスさんも負けじと斬り飛ばしていく。

『ふんっ この程度我が眷属はまだまだおる』

「ホーリーレイっ!」

姫様も結構な威力の聖魔法だね。

50体くらいは消滅したんじゃないか?!

『かはは まぁまぁじゃな!』

「サンクチュアリ!」


マリアは設置型の浄化結界か 

触れると同時に昇天していくようだ。


『聖獣砲!』

タマも安定の聖獣砲 周りを様子見ながらたまにヒールも飛ばしてくれる。


そう 久しぶりに感じたのだがたまに防御を突破してくる。

今日はばあちゃんはいない。オフで積みゲーをするらしい。


『ふふ なかなかやりおるではないか!』

「エクスプロージョンっ!」

おっ カオリも結構本気だね。

なかなかの火力の火魔法だ。


「アビス!!」

私のめったに使わない空間魔法だ。

これ どこにつながってるかわからない。

多分宇宙空間とかそっちに引き込むんだろう。

どんどん 何かに捕まれるように床に引きずり込まれていく。

こんなん あぶなくて使えるか!

多分500体くらいは吸い込んだと思う



「アサミさんの魔法でどんどん数が減っていきますな」

「ええ 大体は処理できました。」

「本気で本体を一気に潰すしかないですね。」


『おまえらは・・・なんなんだ・・・』



ええ なんなんでしょうね! だけど一つだけ言えるなら


わたし達は勇者だ!!



「私が時間を稼ぎます。」


「効くかわからないけど・・」




【ストップ!】



そして その瞬間 

『なっ』


何かリッチが言いかけていたようだったが

リッチの周りの空間の時が止まった。


「効くかイチかバチかでしたが成功です

リッチの周りの時間を止めました!」


おのおの最大の火力で攻撃をしていく。


「限界突破!」

アサミの火力が倍になる それが限界突破 

唯一使ったのがムゲンだけだった。


「アサミちゃん 今のうちに!」

「決めてくだされよっ!」


【アポロン!】


凄まじいほどの光の塊がリッチの体を照らし燃やし浄化し消滅させていく。

『お おの おの おの おのれえええええええええええ』

ところどころ時間が止まったりしているようだ。


そして 時は動き出す・・


体が崩れ落ちていくリッチ・・

『は はっは ここまでボロボロにされたのは初めてだ 心が晴れるようにすっきりする。 

ああ 強者よ 最強を目指せ この先に・・・』


ん なんか意味深なこと言ってるな・・・

そして何かを言おうとしていたようだが とうとう消滅してしまった。


「終わった・・・?」

「なんか重要なこと言ってなかった?」

「ん- あとでここもっかい調査かなぁ」

「ですな さすがにここから先なにがあるかわからないとなると姫様が危険です。」


「ああ 宝箱がありますねっ!」

てとてとと姫様が近づいた。

「さぁ 私の勇者様達 開けるのです。」

「はいな」


中には金貨1000枚くらいとなかなかに立派な装飾のローブが入っていた。


聖者のローブ

鑑定 元は賢者であり聖者と呼ばれた者の着ていたローブ

ありとあらゆるデバフを跳ね返す 魔力上昇 詠唱速度UP


ん- いらないかな。


「聖者のローブ デバフ反射 魔力関係UPですね。」

「ん- あの人聖者だったんでしょうか。」

「聖者がリッチ化したということなのでしょうかねぇ」


「とりあえず 誰か着ます?」

「いえ それはジョーカーの皆さんの物です。」

「じゃぁあとで相談して使わせてもらいますね」

「それにしても こんな場所にあんなのが住み着いてるって異常ですね」

「ええ 何かこの部屋に仕掛けがあるような事を言っていた気がしますね。」


とりあえず ここにはまた来なければならなそうだ。


「姫様レベルの方はどうです?」

「ええっと353ですね」

「わしは464ですな」

「自分は402ですね」

「ああ よかった。あのリッチただ者じゃなかったから安心しました」

私は久しぶりに長時間ダンジョンに潜って971か 結構上がったかも


「では あとでここはジョーカーが調査するとして結果を後日城に報告しますね。」

「ええ このレベルでは騎士団ではまともに動けないでしょうからな。」


「この3日で出たドロップなども後日分配して渡します。

まずは cafeでお風呂ですね。 体がくちゃい。その後はご飯でも食べましょう。」

「たしかに!」

さっさと転移だっ


とりあえずゆっくり お風呂に入りご飯を食べる。 

うう アリステラ様 私よりおっぱい大きかった。12歳に負ける16歳って・・・


身の回りを綺麗にし 陛下に報告


「アリステラや 楽しかったかい?」

ああ 陛下 アリステラ様にだだあまなのねっ!

「はいっ!陛下 モンスターの命を奪うということもつらいとは思いましたが

そのまま放っておくととても怖いことになるということ

ダンジョン内での仲間との絆 学ぶべきことがいっぱいあったと思いますっ!」

「ああ そうだな 害のあるモンスターもいるが 無害のモンスターもいる

ジョーカーズcafeがいい見本だと思う。あれはかわいいからな。」

「ええ そうですね。無事にテイムもAが取得できましたし 聖魔法と雷魔法も覚えることが出来ました。レベルも353になりました。」






「なんだって?」


あまりのレベルの上昇に陛下は聞こえなかった振りをしたのだった。

第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。




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