王のプレゼント選び
えーっと 緊急で呼ばれたんだよね?
それが娘の誕生日?
何の冗談だ・・・
まぁ 話を聞いてみよう・・・
「娘の誕生日が近いのだが 知っての通り アリステラはcafeに興味津々なのだ。」
「ええ 何度かこちらに来ているようですね。」
「そこで まず パーティーの料理 デザートを頼みたい」
「そのくらいでしたら、喜んでいたしますが」
「あと 何か知らないか プレゼント候補に悩んでいてね」
「さっき 猫が欲しいっておっしゃってましたが」
「猫か たしかに猫はいい うん 猫は最高だ」
「にゃんだ おいで」
『はぁい マスタ~』
「おお にゃんだよ 息災か?」
『王様にゃんだ元気ですにゃよ~』
「にゃんだよ 娘が猫を欲しがっているのだが よく懐く子を知らないかね?」
『そうですにゃねぇ~ cafeのにゃんこがそろそろうまれるにゃんですにゃ』
『一応あれもモンスターに入るにゃ 姫さまのレベル次第にゃと思うのにゃ』
「ふむ やはりそうか」
『cafeの子はテイムが低くても忠誠心は高い子にそだっているにゃ』
「どのくらいのレベルとテイムがあればだいじょうぶかね?」
『レベル30あればこの世界では一般兵レベルだときいたにゃあとテイムはDあれば小型の子は大体懐くにゃ あ タマはダメにゃ あの子はSが最低なんにゃ』
「30ってすぐじゃない?1回潜ればレベル50はいくでしょ。」
「お主ら 一般人の弱さ知らないんじゃないか?!」
「さっきもアリステラ様にテイムを覚えたい 護衛してくださいます?って言われましたが」
「アリステラめ 勝手なことを まぁ手間が省けたか」
「じゃぁアリステラ様の護衛ということでよろしいでしょうか?」
「ただ ダンジョンだ あの子にモンスターを殺す勇気があるとは思えん。」
「ええ 可愛らしい子ですものね。」
「そうなのだ あの子はかわいいくせに 何にでも興味津々でのぉ」
「あぶなっかしいってことですね」
「私のスキルを付与させていただけるなら 見てるだけでもレベルは上がりますが」
「アサミちゃん~ 私の魔法も使えるかもぉ」
「ああ 幻惑魔法でかわいくするのね。それならすり潰しても怖くないかもしれないね。」
「すり潰すとかお主らこわいのぉ」
「一応ジョーカーだけに任せるのは不安でしょうから ギデオンさんをつけてみたらどうでしょう?」
「おお ギデオン 一緒にいってくれるか?」
「ええ 喜んで ジョーカーの戦いにも興味ありましたからね お供させていただきます。」
「あとは お主らの世界の物を呼び寄せるスキルがあるといっていたね。」
「ええ どのような物がいいのでしょうか?」
「知っての通り この国は武 あまり女性の好む物は少なくてなぁ。」
「ん- 今度13歳でございましたね?」
「何かありそうかね?」
「そこは陛下からのプレゼントって伝えてもよろしいのです?」
「ふーむ じゃぁこうしよう。余からはアクセサリーを見繕ってくれぬか?
あとはアリステラに1品選ばせてやってほしい。
請求は城に出してくれて構わない。」
「いえ アリステラ様はcafeの大切なお客様です。私たちからのプレゼントという事にしましょう。その際にお好きなものを選んでもらいたいと思います。」
「ああ すまないな。あとはアリステラとは別にだが 王妃にも何かリストみたいなものがあれば
作って持ってきてもらえないか?cafeのシャンプーなどはすでに使っているのだがね。
女の美への探求とはすごいものだ。」
「かしこまりました。後日わかりやすい説明を付けたリストをお届けします。」
「あ 先ほど 王様の許可が必要ですと一度断りましたがどうしましょう?」
「わかった ギデオン ジョーカーと一緒にアリステラと面談して説明してもらえるか?」
「かしこまりました。」
後日 アリステラ姫のダンジョンアタックが決定したのだった。
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします
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