激戦!決勝戦 ムゲンVSアサミ
ムゲンさんかー 達人って感じがするなぁ
「お嬢さんよろしくの!」
とお尻を触られた!
「ちょ!なにするの!?」
「ほっほっほ」
「ただのジジイの余生の楽しみじゃよ・・・怒らないでおくれ」
つか 触られたの気づかなかったんだけど!
「おじいちゃん 相当つよいでしょ!何者なのさ!」
「なぁに 鑑定すればよいじゃろう?」
「いいや そういうのは趣味じゃない!勝って聞かせてもらうよ!」
「ほっほっ」
「さぁ 決勝戦前回優勝者 ムゲン選手 初参加Sランク冒険者 アサミ選手」
「これが最後の試合になります 今大会の優勝者は勇者に認定されます。」
「勇者のぅー ワシ自体は勇者になんかなりたくないのぉー」
「めんどくさい?」
「もう年じゃよ?ジジイ勇者なんて周りも困るじゃろうて」
「ん- そうかも でも 私にも一応目的あるからね。」
「まぁ お嬢さん 勇者だって認められてないからじゃろう?」
「なっ」
「わかるよそりゃぁ さっきのなんたらってのも勇者らしいがあんなのザコじゃ
勇者の資格すらないわい。」
「それに比べて嬢ちゃんは強すぎる ワシなんて足元にも及ばんよ」
「まぁ あれじゃ 嬢ちゃんが勝ったらワシを雇ってくれんかのう」
「武術指導とか?」
「もうそろそろ時間がなさそうだからの 弟子が欲しいと思って思った」
「この世界は弱すぎる 魔王だなんだが誕生する 勇者も誕生する」
「そうだね」
「人生の最後くらい そいつらの戦いに協力したいってことかの」
「わかった 私たちもレベルとスキルだけでムリヤリつよくなったんだ」
「指導を受けてもっと技術アップしたいもんね」
「こんなに立派な勇者がもうおるのに 勇者召喚だなんだでよわいのよんでどうするのかねぇ」
「私たちは勇者召喚を止めて異世界からの誘拐をやめさせたいだけなんだよね。さっきのアホみたでしょ。あんなのばっかじゃ魔王どころじゃないしね。」
「わかった お嬢ちゃんの本気 ワシに見せておくれ。」
「うん!全力でいくよ!」
「では 決勝戦 ムゲン選手 VS アサミ選手!
Go fight!」
さて 本気を出させてもらおう。
限界突破!!
「ほっほ やりおる 先ほどとは段違いの速さとパワーじゃ」
まだ追いついてくるのか こんな人初めてだ
ふぅ どうしようかな とりあえず
サンダーボルト!
アサミの中級雷魔法もよいしょっとばかりに回避する。
「早い だが読みやすい。」
むぅー だったら
左手にインフェルノ 右手にコキュートス
合わせ技だ
メドローヤ!
「ぐっ これは・・・」
「なかなかの威力じゃの・・・」
「ムゲン流奥義 飛竜咆哮!!!」
ムゲンさんから オーラのようなものが竜に具現化して襲い掛かってくる
クソっ 追尾型か 転移で避けても避けてもついてくる!
キメ技だっとばかりに竜は 大きな声を張り上げ巨大な魔力弾を連発する!
くっそ 間に合うか!?ブラックホール!
ブラックホールでなんとか竜ごと吸い込んだ。
「やりおるのぅ・・」
「ムゲンさんもね」
「嬢ちゃんのメガネにかなったかぃ?」
「ちょっとエッチなのは直してほしいけど ねっ!」と
両者 殴り 蹴り 投げ技とガシガシと肉弾戦を始める
その戦いに観客はもう驚きで何も言えないようだ
ああ これが世界の最高位の強さなのだ と
泣き始めるものもいた。
じゃぁ いくよ!
ああ こい!
とばかりに まるで師弟が指導するかのように美しいものだった。
アサミがこんくらいじゃ死なないだろう?
と 中級魔法を連打する。
その煙に紛れてついにあれを出した
エクスカリバーだ
さぁ 終わりだよ
『エクス・・・・・・・カリヴァアアアアアアアアアアアア』
ステージが砕かれる 壁も砕かれる 観客席に届こうかというとこでマリアの完全結界が観客席をおおった。
アサミは空に転移した。
「エクスカリバーか 見事な技じゃったよ 降参じゃ!」
ステージの足の踏み場もないとこをムゲンが笑いながら手を振る
「勝者 アサミ選手 今回の優勝者には 賞金3000金 そして勇者認定がされます!」
「準優勝のムゲン選手1000枚 3位のギデオン選手500枚となります」
「ステージがひどいことになっていますので少しおまちを
その後 王陛下より挨拶と勇者認定となります」
アサミがムゲンとジョーカーの面々のとこに戻ってくる。
「二人ともすごい試合だったな」
「ええ もう見惚れてしまいました」
「おじいちゃんつよいねぇ」
「ほんとつよかった でね ムゲンさんに私たちの師匠を頼むことにしたいんだけどどうかな?」
「ええ あんな戦闘ができるなら まだ私たちはつよくなれます。」
「おじいちゃんはいいのぉ?」
「ああ この世界 あと何年かでやばいんじゃろう?」
「この嬢ちゃんが死んだら もうどーしようもないじゃろ・・」
「まぁ そうだけど!」
「なぁーに あんたらの店でタダメシ食わせてくれれば指導はさせてもらうよ。」
「わしはの 猫が好きなんじゃ いっぱいいるんじゃろ?」
「まぁ いっぱいいますけど・・・それでいいのです?」
「ああ 若い子と遊べるならいい思い出じゃて」
「あ でもえっちなことは禁止ね」
「ほいほい ちょっとだけじゃったのに・・・」
「じゃぁ ムゲンさんをジョーカーズとcafeのスタッフの武術指南役にお迎えします。」
「よろしくのー。あ できれば 小さくていいから家を用意してくれぬか?」
「嫁に追い出されそうなんじゃ・・・」
「フフw わかった上等な物を用意させていただく。」
みんな一斉に「よろしくおねがいします!」
「おまたせしました 3位までの方ステージへ」
「ではアサミちゃん いこうかの」
「すごい方でしたわね」「ああ でもあの強さがあれば私たちはもっと上にいける!」
「ダリア様 掛け金合計5万金を突破してます。」
「もう仕事しなくてよくないか?」
「あははw好きな物買い放題だーー!」
「あ 今回の試合 撮影してますよー お店で流しましょうねー」
みんなたのしそうだなぁ。
ステージには 王陛下が3人の前に立っていた。
「皆 素晴らしき戦いだった
まずはギデオン この国の王として誇りに思う。これからも余に尽くしてほしい。」
「はっ。ありがたき幸せ。」
「次にムゲン殿 そなたの試合もまことに見事だった。またアツイ戦いを見せてほしい。」
「最後にアサミ殿 そなたは もう常識を超えたようなその戦い見事すぎる その強さ 世界最強と言われても余は驚かんぞ。」
「シャングリラ王国 ルルーシュ ヴィ シャングリラの名において
勇者と認める!!」
「ありがたき幸せ!」
「みな 最高の戦いだった!余も満足 民衆もこれほどまでの試合を見れて大満足であろう。」
「では これにて シャングリラ武闘大会を閉幕する!」
今回の大会は歴史上最高の試合だと国中に広がった。
優勝者のアサミが経営するジョーカーズcafeにはもう毎日のように客が来て味に満足したり
ペットと戯れたり 店の中で大画面で流れる武闘会の映像を見て大歓声を上げるのだった。
「売上やばいですね。ソーマの時より多いですよ。」
っと エマが内心汗をかくのだった。
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
よろしかったら ブックマーク 評価 ★の方もお願いします。




