歓迎会
「アサミちゃん これはやりすぎだよぉ」
「え なにが?」
今 私たちはコレクション倉庫にきている。
この倉庫は 食堂 エアコン マッサージチェア に座りながら86インチの大型テレビを見ながら
アニメやゲームを好きに見れる部屋が 4つある
また色んな種類のマンガ ゲーム アニメの棚があり 欲しいと思ったらすぐに注文してしまう。
グッズもちゃんと抑えてあり フィギュアやタペストリーなども飾ってある。
アニソンやキャラソンなどもたまに聞こえてくる
スタッフも休みの日はここにいることが多い。もちろん 地球語理解も付与済だ
「これって 私がこっちに来る前には発売未定だったやつだよぉ?」
「ああ そうだねぇ。あくまで 日本で発売したもの。だから
私たちがこっちにきても手に入れられるんじゃない?」
「これ 他の召喚者 おこるよー?」
「ただねー 最悪の弱点は ネットにつながらないから ネット対戦とかはできないんだよねぇ」
充分すぎる!
「ここはメンバー毎に趣味の部屋があるんだ
ダリアは恋愛系 ソフィーは魔法系とか異世界転生系 タマは子供向け マリアは聖女系とか学園もの系 私はロボとかかな?カオリも好きな部屋作っていいからね。」
「うん ありがとう。と ワクワクしながらタブレットを操作」
「ほぅ カオリはダンまちかぁー。全巻そろえていいからね。」
転移してオタクを絶っていたため ここは夢の世界だった。
『集合~』
今日は久しぶりにジョーカー一同 cafeスタッフソーマ店に置いていた初期メンバーも全員集めての話し合いだ。
ぞろぞろと倉庫に入ってくる。
「なんだなんだ まだ読んでる途中なのに!」
「アサミ 転生したらスライムでしたの新刊はいつはいるんですの?」
「まぁまぁ 今日はね カオリの歓迎会をしようとおもうの。まぁそれしてる間に報告かな」
「いいですね!」
「好きな料理 お酒 デザート いっぱい頼んでねー」
「れっつぱーりぃー」
「まずは ピザ からあげ ハンバーガー 寿司 ケーキ チューハイ パエリア ステーキっと
カオリは何食べる?」
「あー 上タン」
「あはは ホットプレート買ってあげるからな いっぱい食べるんだぞ。」
「さって まずは報告私から」
「私たちが最初に来る予定に最優先事項 異世界勇者の発見だけど
今日終わりました。 カオリ 14歳です。こう見えてレベル500を超えてるね
もう完全に勇者を認められてるみたいだね。これからは私たちと行動を共にしてくれる
新しい家族だよ!よろしくー カオリも挨拶おねがいね」
「カオリです 地球の日本からきました。わたしを呼んだ国はたった銀貨10で修行いけって言って
わたしを 追い出しましたぁ。」
「銀貨10って・・・」「子供のお小遣いじゃない ひどい事するわね」「カオリ様 アサミさんの仲間になれてよかったですねぇ・・」
「ジョーカーのみんなはわたしより全然強いのに誰にでもやさしく接しているので素敵だとおもいます。それに 私は運がよかったんだとおもうんだぁ。他の国にもう勇者が召喚されているかわからないけど 適当に扱われてるならわたしも何とかしてあげたいって思います。
確かに異世界召喚とかあって 初めは遊び感覚で冒険とかしてたけど やっぱり不安だった。
でも 魔王がどんな存在なのかわからないけどみんなが頼もしいから 私もやることはやりたい。
他の国も勇者召喚をするって聞いて ノリのいいひとならよっしゃやってやるぜ。とかいうかもだけど 何もできない子がいたら助けてあげたい。
そんなジョーカーにわたしもなりたいです。」
「ああ ありがとう アタシ達は仲間で家族だとアタシは思ってる。ジョーカーメンバーだけじゃない スタッフのみんな キミたちもだ」
「うう ダリアさま・・・」
「次のこの国の予定は 武闘会にアサミが出ることだ
この国は優勝者に勇者の称号を与えるそうだ。これまで裏で勇者召喚の情報を探りながらだったが
アサミが勇者と認められれば こっちには勇者が2人いる 堂々と国相手でも情報を抜き取れるだろうな。」
「ただ 国の傀儡になるつもりはない。確かに 要請は受けるかもしれない あそこのモンスターを駆除してくれとかダンジョンを攻略してくれとかだ」
「必要だと判断したら行く が おまえらでやれるだろう?ってのはシカトする。
これはアタシ達をいいように使えると思うなよってことだ」
「まぁ 当然ですわよね どーせそれも騎士団とかが参加して足引っ張られて面倒になりそうですもの。」
「ああ それで成功しても 一応勇者はいたが 騎士団ががんばったからだ とか言ってきたらまじおこだな」
「まぁ 武道会が終わって勇者認定されたら やっと表だって行動できる。
魔王の場所の捜索 他の国に出向いて城や神殿のえらいやつに勇者召喚の情報を聞くとかな」
そのうち
「スタッフ一同にも仕事を振りたいとおもうこともあるだろう」
「自信はあるかい?」
「アサミ様の為なら喜んで!」「レベルも上げないといけませんね!」
「アルバイトを雇って修行の時間も作りたいわね」
「わたしも戦いたいとおもってたしね!」
「皆さん ムリのないようにするんですわよ!」
「まぁ 今日はカオリの歓迎会だ あとで会議をするとして
いっぱいいっぱい飲んで食べてはっちゃけろ!」
「あ 皆様 報告があります。
「報告~?」
「ええ まずはグッズの販売許可を」
「なんの?」
「これです」
そこにはクオリティが高い タマ にゃんだ わんふぇんのぬいぐるみが座っていた。
「なにそれ!かわいい!私もほしいんだけど!」
「な なんだそのすばらしいもふもふは!」
「それは エマ様がサクッと2時間で作ったものなんです。」
「たまに思うエマの異常な特技と速さなんなんだ。」
「すっごいねぇ」
「で これにコピーしてもらえますか?」
「んー?ああ このぬいぐるみか」
「トレース オン」
そこには人数分の わんにゃん タマ にゃんだのぬいぐるみがいっぱい出来ていた。
「じゃぁ 一人1体ずつ プレゼントだよ」
「きゃあああああああああああああかわいいいいいいいいいい」
ダリアなんてめっちゃもふもふしてる!
「まだ カオリ様はご存じないようですが
私たちは ジョーカーの皆様が経営する もふもふメイド喫茶のスタッフをしています」
「もふもふ!」
「このもふぐるみは シャングリラ店のおみやげものにぴったりだと思いました。」
「種類は増えていく予定ある?」
「そうですね 私がテイムした子が人気高かったら商品化になると思います。」
「それと許可を」
「だいたいは許すけど なに?」
「皆さんのオフショットや戦闘シーンの写真をまとめた写真集というものを販売
ジョーカズcafeでSランクPTの戦闘の様子を大画面TVで上映 この許可をいただきたく」
「ん- みんなどう思う?」
「テレビ上映か それグロくならないか?」
「あまりにも酷い映像はカオリさまの幻惑魔法でかわいい物に変身させればいいかなーと思ってます」
「まぁ それでもいいか 私たちはまだ知名度が低いからね やりすぎくらいがいいかもね。」
「よし! 仕事の話はここまで」
「みんなぁー わたしを仲間にしてくれてありがと~」
「飲め 食え 歌え~~~~」
その日はみんな飲み 食べ 朝になるまで アニメ鑑賞がはじまった。
明日は二日酔いである。




