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『1年Sクラス マリアンヌ・ガードナー 学園長室まで来なさい。』

「うぇーい マリアンヌ お説教~」

「なっ そんなはずないですわ!」

「はいはい アイ マリアンヌがかわいそうよ」

「でも何かの厄介事だと思う。」

「マリアンヌは生徒会長なのです!何か頼みたい事があるのではないのです?」

「はぁ~ 大変だねー!マリアンヌがんばー!」

「生徒会案件かもしれませんわよ!?私だけに押し付けるのもおかしいのですわ!」

「やれやれ マリアンヌまずはいってきなよ 学園長を待たせてはいけない」

「まったく お昼ご飯を食べる時間が無くなりますわ・・・」

「はい これでも持っていけばー?」

「なっ ただのゼリーではないですか!」

「ふふー 1日分のエネルギー補給に良いってルシフェルの新商品なんだってー」

「ああ 移住してきた博士が作ってたの商品化したやつだな!メロン味らしいよ・・・!」

「ある程度の風邪とかはそれで直るみたいだよー」

「けっこうすごくないです!?」

「はぁ 結構おいしいですわね お待たせしてはいけませんし行きましょうかね」


学園長室

「来たわね ご苦労様」

「いいえ 学園長 何か御用ですの?」

「そうね まず1つ目 来年急遽 芸能科を作る羽目になったわ」

「ユーナが言っていましたわね。アサミ様の発案だとか?」

「そうなのよ あの子アタシに丸投げで資金だけ出すつもりね・・・」

「大変ですわね それでどのように?」

「まず 一般の受験はもう応募期日は過ぎてしまったけれど 別枠で芸能科に10名の枠を作る事にしたわ。まぁただでさえ一般応募は枠以上の応募なわけだし 一般科がダメでも芸能科なら目立つ生徒もいるかもしれないわね。」

「ですがそれですとポテンシャルが高い生徒でしたら Sクラスの実力がありながら芸能科に行くという事になる可能性もありますわね」

「そうね 学園としても優秀な生徒を遊ばせておくわけにはいかないのだからどうしようかしら」

「成績優秀クラスか芸能デビュー出来るクラスかを選択しなければなりませんのね。兼任っというのはいけませんの?」

「それも可能だけれど 忙しいわよ?アサミちゃんは2年生にも芸能科を作ってあげたらとはいっていたけれども」

「2年というと私達の学年になるのですわよね?そんなの入りたいに決まっていますわ!」

「まぁ2年と1年の合同授業になると思うわ スタートは同じですもの」

「となると Sクラスの私達が行きたいと言った場合は ザ・ワールドでSクラスの授業をして芸能科の授業を通常時間でやるというのはどうですの?」

「Sクラス全部の生徒が芸能科を望まない場合があるわよ?」

「そうですわねー・・・授業内容は考えてありますの?」

「もう 大忙しよ!歌 楽器 ダンス 声優 役者 作曲なんかの教師を探すの大変なんだから アカネに地球からミューノアに移住してもいい講師を探してもらっているくらいだわ」

「大変ですわね・・・。」

「まぁあと4か月はあるわ 生徒会とも相談してこれからの事を決めていきましょう」

「わかりましたわ 早速話を持ち帰りますわね」



「2つ目」

「まだあるんですの!?」

「これはアタシは気に入らないのよ」

「また他の学校からの打診かなんかですの?」

「ええ そうね 交流会だそうよ」

「異性をこの学園に招くという事ですの?」

「最近 婚約解消問題が多いのは気づいているわね?」

「そうですわね 私はまだ婚約をしていなかったので他人事ですけれども」

「令嬢の家からの解消が多い または婚約を拒否して結ばない令嬢の家が多いみたいね。 今貴族家の嫁探しが大規模に開催されているらしいわね」

「ありそうと思っていましたの ルシフェルに就職出来る可能性が一番高いのはうちの学園ですもの。最低でも仮職員でも月給15枚 正職員で月金100枚は確定ですものね ちなみに学園長はどのくらいいただいていますの?」

「アタシ?月1000枚ね ボーナスで最低でも金貨1億枚は行くと思うわ ボーナスが高すぎるから月給は安いって感じね 安いって言っても 普通の貴族の月給の10倍くらいはありそうだけれど」

「とんでもないですわね・・・」



「もらいすぎよね でも1億枚もらえたとしても一瞬で消える買い物もあるのよ?」

「なっ」

「ふふ この杖を見なさい」

「とんでもない魔力を秘めていますわね 装飾も美しい これは国宝ともいえる芸術品ですわ」

「ええ アサミちゃんに作ってもらったの。レベル何十億の相手でも一瞬で殺せるだけの魔力を引き出せるわ。そして不懐耐性 傷がついたとしても自動的に修復されると言う素晴らしいものだわ。何万年と劣化しないそうよ。自分の望むままの追加効果や持っているだけで付く加護なんかも付与されている一点物よ!最近やっと完成して最高の気分よ!」

「恐ろしい武器ですのね おいくらなのです?私もほしいですわ」

「1億枚よ アタシ達は長命だもの 何万年と装備を変えなくていいのはありがたいしね」

「いっ 一億ですのね・・・」

「まぁ ボーナス1回分ね ルシフェルの幹部は大体アサミちゃんに依頼して新武器を作ってもらってるわ オリハルコンやミスリル アダマンタイト 世界樹の枝 最高級魔法宝石なんかの高級素材を惜しみもなく使っているから少し高いかもしれないわね。この杖には精霊神9柱の加護を込めた精霊神珠がついているの。魔法やスキルを数千倍に高める事が出来るわ」

「そんなのドワーフでもまともに扱えない素材じゃないですの!!」

「アサミちゃんはずっとザ・ワールドに籠って鍛冶スキル 魔道具作成 錬金術スキルを鍛えて今は名工と言ってもいいわね エルダードワーフも目じゃないくらいの腕前になったわ 全てSSスキルになったようよ」

「あの方は何を目指しているのかわかりませんわね とんでもない方ですわ」

「まぁ ルシフェルに就職すればそれくらいの収入なんかすぐに稼げるという事ね」



「それで我が学園の生徒と交流をし玉の輿を狙う他校の生徒が接触してこようというわけですのね」

「そういう事ね うちの学園は木っ端貴族にしてみれば婚姻を結べるだけで一族安泰というくらいの未来をもっているものね あなたも希望の部署があるんではなくて?」

「私はエクスカリバーをしながらバンド活動もしてみたいですわね」

「そうね あなたのスペックだと まずは子爵位から開始 何年かで伯爵までにはいきそうね」

「ほ 本当なんですの?!」

「子爵位でもボーナスは7000万ほどは確定しているわね。ただ あなた達Sクラスは職員になるなら武官という立場を求められているわね。今レベル上げは学園生活に支障が出るからそこまで上げていないけど職員になったら戦闘訓練がしばらくメインになるわ。さすがに王女という地位を持っている子は就職するかは故郷の国と相談でしょうけど」

「なんと・・・子爵でも収入にびっくりですわね・・・レベル上げは望むところですわ!」

「ただ 世間に公表される額は何千枚程度と思わせているのよ 本当の給料明細とは別で偽の給料明細を渡されるわ」

「どういうことなのです?」

「新入職員で何千万ボーナスをもらったなどと広がると実家からむしり取られるか強盗にあったりしたり結婚詐欺に引っかかったり厄介事ばかりなのだから 」

「たしかに お金目当てで近づく輩も多そうですわ」



「ルシフェルの雇用はまぁ芸能活動や事務が多いのだけれど 武力関係ではバイトのような物が多いのはわかっているわね?」

「そうですわね 幹部の皆様 お一人だけでも他国を攻め落すくらいは片手間で出来ると言うのは常識なのですから パトロールや看守くらいしか兵隊もいないですわ」

「そうね 通常なら騎士何かの就職先があるはずなのだけれど ルシフェルでは必要ないの 他国の貴族の息子の戦闘部門での就職なんかはいりませんという事ね。だれが卒業時にレベル2桁くらいの生徒を雇おうと思うのかしら」

「なるほど 実力がないとルシフェルの採用はパスできない 他校の生徒がルシフェル職員を目指すのも相当厳しいですわね」

「そこで手っ取り早いのがルシフェル女学園の生徒と婚姻を結ぶ そして縁故採用ね」



「クズいですわね・・・というかそういうのは自国で就職するものではないのです?」

「そうなのよね 他国の入学者のあなた達をそのままルシフェルに組み込んでいいのか?というのも今上層部では悩んでいるところね」

「なっ!それは困りますわ!私お父様にルシフェルに就職すると言ってあるんですのよ?」

「例えば 今在籍している貴族令嬢が全てルシフェルに就職したら他国の令嬢がいなくなってしまうじゃない」

「それはそうですけれども・・・!入学出来なかった他校の生徒はそのまま自国の貴族と結婚する可能性が多いんではないですの?」

「そうね もう今年は応募〆きってしまったし 再来年の定員を100名くらいに絞ろうかしら。貴族令嬢の入学枠を減らせばルシフェルの就職に獲られたなんかも抗議が少ないでしょうし」

「それも可愛そうな話ですわね。今の就職希望は全てルシフェル関係が圧倒的ですもの」



「他国も今や異世界買い物を所持している国が多いのだから 条件としてはルシフェルと同じなのに稼いでるはずなのよね・・・ 他の雇用条件も同じくらいにはできると思うのだけど」

「そうですわね やはり他国でも芸能活動を強化すればある程度は就職先も分散できると思いますわ」

「そうね ルシフェルだけに就職希望者が集中する現状はあまりよろしくないわね。今年の正職員募集は数減らすように会議に出してみましょう」

「わわっ 私達の卒業時の就職先を狭めるようなことは勘弁願いたいですわよ?!」

「あなた達の場合は何もルシフェル城の仕事だけじゃないわよ。この学園の教師にだってなれるのだから」

「そういえばそうですわね 教師という道もありましたか」

「アタシとしては授業内容を知っている生徒が教師になってくれるなら即戦力で雇いたいわね 教師は男爵待遇での就職になるのよ?」

「なるほど 希望者はいっぱいいそうですわ。」



「それで その交流会というのはどういうものなのですの?」

「ただのお見合いみたいなもんよ こっちの生徒と少しでも仲良くなってあわよくば婚約を結べれば みたいなものね」

「必死すぎますわね・・・」

「そりゃ今やあなた達は世界中の学園のトップと言ってもいいのだから ある程度ガツガツいかないと優秀な嫁を確保できないと思っているのよ。まだありがたいのがあちらでは平民の生徒は相手をしたくないという事ね くだらない選民意識のおかげで大事な生徒が餌食になる事もなさそうね」

「またですの?いくら平民といえどこの学園に通っていれば他校の生徒の能力よりはるかに凌駕するという事をわかっていないんですわね」

「自慢できるのが家柄しかない子供達は憐れね」

「と言っても 今経済的に苦しい男爵家や子爵家の令嬢であっても数年すれば卒業して就職次第立て直せるのはわかりきっているのですから そこまで結婚に興味のある生徒はいないと思いますわ」

「そうね どれくらい結婚願望がある子がいるかは知らないけれど 興味ない子の方が多数だと思うわ。この学園は女性の地位向上を考えて作ってたというのもあるのだから」

「女性貴族育成のための学園と言ってもいいですわね」

「せっかく完成していく生徒達を横から奪うような今回の交流会の打診は少し迷惑だわ。顔と家柄くらいしかない無能な男が多そうだもの」

「ユーナの婚約解消もありましたわね。」

「今や婚約解消ブームよ みんな結婚にも慎重だわ」

「では 交流会は無しという事でいいんですの?」

「そうね 受けるメリットはないと判断したのだけれど 結婚願望のある生徒は参加したら?って告知してほしいくらいね。」

「うちの子達は現実主義が多いですわ。物語の王子様に憧れるようなお花畑はあんまりいないんですの。自分より劣っている異性には惹かれる事もないでしょう」

「参加希望者が一定数に満たなかったらお断りの返事をするだけね」

「アンケートを取ればよろしいんですのね 了解しましたの」


「3つ目」

「まっ まだあるんですの!?」

「今年の冬期休暇 まぁ12月後半から1月後半までの1か月だけど あなた達好きに地球への旅行計画を立てなさい」

「えええ!よろしいんですの?!」

「まぁ 各クラスに別れて何日かずらしての3泊4日の旅ね。」

「確かに夏には全生徒を転移して行動するのは少し困ると言われましたわね」

「ええ 案内人は安倍家の方にガイドしてもらう事になるわ。それで旅行日程や研修したい施設 行って見たい場所のレポートをしっかりする社会科見学と思えばいいわね」

「楽しそうですの!」

「まぁ参加希望者だけでいいわ。強制参加ではないから」

「そんなの絶対行きますわよ!」

「迷惑をかけないような日程にしなさい あなた達が地球に慣れるための勉強よ」

「早速告知しますわ!」


「4つ目」

「ええっ!?」

「は ないわ 以上よ」

「もう!もぅ!学園長ってば!」

「ふふ では頼んだわよ」


そしてマリアンヌが他校の交流会のアンケートを提出させた結果 興味ないが圧倒的に多く交流会計画は破棄されたのであった

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