不穏な赤子
「呪われた子?」
「ええ そうです 先月産まれたらしいんですが」
「なんか怪しい動きするとか?」
「すっごいいやらしい事をするみたいですね。胸をペロペロと舐めるようにむしゃぶりついたり メイドのスカートを脱がそうとしたり 着替えをジーッと見つめてニタニタしているみたいですね。驚くべきことにもうすでに浮遊魔法を使って覗きとかしているらしいですよ・・・」
「それ 間違いなく転生者なんじゃないのかな・・・中身ドーテイとか」
「やっぱそう思います?ミュー様から転生させるとか情報ないんですか?」
「聞いてないねー 私が転生させたのは1年ほど前の子だし その子は私は関わっていないね」
「僕達の鑑定Aはそこまで詳細にわかりませんからね アサミさんの鑑定Sをしてもらえますか?」
「なんか気持ち悪いから見たくないな・・・」
「それがそーもいかないんですよ 公爵家の子供みたいなので」
「どこの公爵家?」
「ドリアンのフィクス公爵家のようですね。行動が異常という事で神に見てほしいという事で相談がきました。」
「なるほどねー それで鑑定結果記憶引き継いだ転生者だった場合 どうするのかな?」
「記憶消して普通の子になってもらえばいいんじゃないです?」
「変態の転生者か・・・。うちのリサーナやエスカルテがまともなだけだったか。」
「エスカルテは意識が男なので男を愛せないだけですからね。まぁはたから見たらレズビアンですけど、そこまで子供時代は知識チートをしているだけで迷惑な子供ではなかったようです」
「その子供はちょっとほっといたらまずそうだね」
「ええ 今日なんですけど もうそろそろ面談になっています。」
「えらい話がはやいね。」
「不気味だからなんかが憑りついているんじゃないかって事ですね。」
「そりゃ自分の子がおかしかったら必死になるか・・・」
アサミはケンジからの他国の依頼を受け心底同情した。中身がおっさんかもしれない赤ん坊など悪夢であろう。早く解決してあげようとその夫婦を面談室に呼ぶのだった。




