受験の試験
「あなた達は地球に在住しているから受験の為の試験を先に受けてもらうわ 他の子達はミューノアに住んでいるから後からという事ね」
「平日学校がありますのでそれはありがたいでありますね」
「緊張しちゃうけど 世界学も魔法学もまだ私勉強していないよ!?2日前に正式に受験するってきまったから何もわからない」
「簡単な計算問題と体力測定ね あとは何か使える術とかスキルなんかあればそれを見せてちょうだい。参考にするわ」
「陰陽師の技程度でいいでございますよ~」
「わ わかりました!」
「それ以降の話は 学園で必要な物を準備してもらったりあとはそうね 寮なんかの案内をしようと思ってるわね 実際に授業を見学とかもしてもらうわ」
「ええ まだ入学出来るって決まってないのに見せてもらえるの?!」
「まぁそうね レイナは入学は確実ね ケイカの方はザ・ワールドを使うのでしょう?」
「ザ・ワールドって?」
「時間の部屋の名称でございますよ ケイカちゃんは受験までその部屋を使ってお勉強でございます」
「ザ・ワールドを使わないと 今の受験希望者と比べると圧倒的に不利という事ね まぁ特別措置ね。スタートラインが違うのだから許可しましょう。ザ・ワールドを使って受験合格出来ないようならよっぽどのおマヌケさんという事よ」
「プレッシャーがすごいです!」
「貴族令嬢が通常受けている教育を覚えてもらうのでございます。マナーや言葉遣い ドレスの着方歩き方まぁ色々でございます」
「確かにわからないことだらけだよー」
「Sクラス入りを目指すならそういう分野はちゃんと身に付けてもらわないといけないわね。Sクラスには上級貴族とお話する機会が多いの」
「緊張するのでありますよ」
「例えばケイカ あなたはミューノアタレント事務所に所属している子達で推しはいるかしら?」
「私は所属しているバンドやアイドルはみんな好きですけど 得にミカエルが好きです!」
「ミカエルだと アサミちゃんやルナちゃんはもうすでに神でこの国の貴族というのはわかっていると思うけれど 公爵や伯爵ましてや新メンバーは天使長ミカエル様というわけがわからない構成ね」
「えっ!?ミカエル様ってあの神話にも出てくるミカエル様なの?」
「そうね DJとして加入するようよ」
「まさに神と天使の共演でございます~!」
「他にもミューノアタレントには王女 王子 王陛下 公爵から子爵まで貴族や王族までも参加しているの。頻繁に学園のイベントなどにも来席くださっているのよ。」
「え えええええ!まさか ユリウス君も!?」
「ユリウス殿下も王子様よ」
「ゴブスレのケンジ様はルシフェル王陛下でありますよ」
「何で王様がやってるのーーー!」
「まぁ普通はそういう反応よね」
「リアル王族の皆様でございますね~ プリンセスは5国の本物の姫様でございますし」
「Sクラスは学園の代表生徒ね 目指すとそういう方々ともお話しなければならないという事ね。失礼な態度は取れないという事よ」
「どうしよう・・・」
「まぁ 螢華ならだいじょうぶであります。」
「学内では身分差をひけらかして偉そうな態度を禁じるという規則があるからそこまで萎縮しなくてもいいわね」
「不敬だとかで殺されるってこともないでありますよ」
「そうね 今のSクラスも王族はいるけれどタメ口くらいは許されてるようよ では 受験の試験を始めましょうか」
メルティーナが持ってきた試験問題はまぁ 4桁ほどの足し算 引き算 掛け算 割り算と簡単な物が50問程度だった。身構えていた螢華も えっ こんな程度でいいの?と拍子抜けするほどだった。
続いてダンジョンに転移し 体力測定をする。
麗那はさすがレベル1000万オーバーという事もあり多才なスキルや魔法を使う事が出来た。
螢華はまだレベル上げもスキル魔法付与もろくに出来ていないのでまだまだのようだ。
ただ 自分の髪の毛を使用しての式神で狐を呼び出すという術はメルティーナも感心したようだ。
「式神を使えるのね」
「ええ まだこれくらいしか許されていません あとは護符による攻撃でしょうか」
「充分ね これくらいできれば合格としましょう レベルが上がればこちらの魔法術式もわかるようになるわ」
「レベルが上がれば身体能力も上がるのです」
「そうなんだ!がんばる!」
「じゃぁ 戻って簡単に学園で準備する物でも話をしましょう」
「と言っても 何が必要なのでしょう」
「まず メイドね」
「め メイド?!」
「必要ないです!!」
「貴族令嬢ともなると人を使うと言うのも大事な事なのよ?」
「メイドなんて私達の年で持つなんて考えた事もなくて」
「あら?そこまで日本では一般的ではないのかしら?」
「大金持ちとかじゃないと雇えないでございますね」
「なるほど まぁ雑用をしてくれるお手伝いさんと思えばいいわ 安倍家にはいないのかしら」
「いるでございますが 男の方でございますね」
「執事ということかしら?」
「そんな洋風な感じではないであります!お弟子の方々が各自でお仕事をしていただいているのであります!ボク専属の方はいないのです!」
「セイカ あなた メイドくらいはつけなさいと言ったじゃない 手配はまだ終わっていないの?」
「うぅー 私もメイドはいらなかったのでございますぅ~」
「地球人の子達はメイドが好きなくせに自分が雇うとなると遠慮するのよね あれ何でなのかしらアサミちゃんでさえ執事をつけているのよ?まぁ礼儀なんてないのだけど クラインには」
「ええええ!?クラインさんはアサミ様の執事なんですか?!パンツァーバイツのクラインさん?」
「そうでございますね ですが麻美様はそういう主従関係はなしで仲のいい仕事仲間という感じで接しているのでございます」
「あれはなんちゃって執事ね」
「日本の子で付けているのはゲンゾウ博士くらいね。あの方も貴族家当主だから嫌々でしょうけど」
「普通の一般家庭にはいないでございますからぁ~・・・」
「メイドさんを今雇って信頼関係が作れるか不安でありますね」
「そうねぇ セイカ この子達を世話している仲のいい子なんかいないの?」
「そうでございますねー お嬢様の方は昔からお世話している私の同期がいるのでございますが 螢華ちゃんの方は難しいでございます。出張所から新しく面接をしてメイドさんを付けようと思います。」
「お お姉ちゃん?ムリしなくていいよ!?」
「あなたは男爵家の人間なの 貴族以上の令嬢にはメイドを付けるという事になっているのよ」
「メイドさんのお仕事内容ってどのような事をするんです?」
「食事を運んだりお茶を入れたり 身だしなみを整えたり 学園からの連絡を受けたり身の回りのお世話 大体全部ね」
「えっ!自分で出来る事ばかりです!私いらないです!」
「諦めなさい セイカが悪く言われるのよ?」
「どういうことです?」
「あそこの家の令嬢はメイドも付けれないほど貧乏なのかとか言われてしまうのよ?それにより見下されるとかもあるわね」
「ありそうですね 清華お姉ちゃんが男爵家当主になるのですよ。」
「私達日本人はそういうのに慣れていないでございますからねぇ メイドがいないだけで螢華ちゃんもバカにされるのはつらいでございますねぇ・・ わかりました 受験までには面接することにいたしましょう」
「お姉ちゃんの評価にもなるんだね・・ わかった でも雇うなら年の近い子がいいです!話し相手になってくれるかもだし」
「安倍家から仲のいい子を頼んでもいいのでありますよ?」
「いや 麗那ならともかく分家の私に仕えたくはないと思うよ?」
「いつも同じ部屋にいろと言うわけではないのよ?授業中なんかは部屋の掃除とかしてるから別行動だしね 用事があれば呼び出せば転移で来てくれるわ」
「あ あー それならいいです 授業中も後ろとかにいるのかと思った・・」
「まぁ メイドは合格が決まってからでいいわ どーせあなた達二人合格は決まっているのだから」
「合格・・・?」
「別に裏口とかではないわよ?レイナはまぁ戦闘面では来年のトップ5には入るでしょう。そしてケイカ」
「私?」
「このセイカの溺愛ぶりを見ると 入学までにどれだけ過保護に強化されるかわかったもんじゃないわ。まぁSクラスには確実に入るでしょうね」
「も もう お姉ちゃんったら」
「あんまり強くしないでちょうだいね?今のSクラスの生徒が本気を出すと他の生徒が毎回レベル差でやる気無くすのよ そういうのはあまりよくないのだから」
「ほどほどにでありますね」
「なので これからの学校案内も入るものとして見学してちょうだいね」
「はい!」
「楽しみでありますね!!」
その後 各クラスの寮や食堂 先輩達の戦闘を見学したりあまりにも豪華な学園施設を見て仰天するのだった。
「れ 麗那 ルシフェルってなんなの・・・とんでもないよ・・・」
「先輩の方もとてもかっこよかったでありますね!」
「うん!あれで一つ上なんて信じられない!」
「学園商店街もすごい品ぞろえでありましたね」
「寮のお部屋もすごかったし なんなの!?」
「日本の物が普通に売っているのは助かりますね」
「ご飯もおいしかったし 寮のご飯って全部無料なんだってー!」
「娯楽施設も充実していたのであります!」
「螢華ちゃん 学園で購入する物は私が支払い請求くるのでございます 好きに買っていいのでございますよ?」
「え ええ・・・ いいよお姉ちゃん ムリしなくて・・・」
「お姉ちゃんの月給は3000万円でございますよ?」
「ごくり・・・ ルシフェルってそんなに給料いいの・・・?」
「そうねー ボーナスで男爵位でも兆はもらえるわ」
「ふふ~ 今年のボーナス兆超えでございます~」
「こわっ・・・ ルシフェルってほんとになんなのよおおおおおおお!」
「とんでもないとこに就職できそうでありますよ!!!」
「では 受験までに二人共 勉強に手を抜かないように 慢心はダメよ?」
「はい 学園長先生 がんばります!」
「全力で受験合格するのでありますよ!」
「ふふ 二人とも元気いっぱいでお姉ちゃん安心したのでございますぅ!」
「お姉ちゃん!私 ルシフェルが好きになったよ!チャンスをくれてありがとう!」




