入学までの説明
「きりーつ」
「れい ちゃくせーき」
「あー おはよう 急な話だが 安倍清夕は北海道に転校した。」
「え ええ?!先週あいつ普通だったけど?!」
「螢華ちゃんほんとなの?!」
「そうらしいね 許嫁関係も解消したから興味ないけど したくもない許嫁だったし嬉しいわ あっちはあっちで元気で生きていけばいいわね」
「あー やっぱり 清夕君ちょっと気持ち悪い位に他の男を近づけないようにヤキモチ焼いてたし螢華ちゃん嫌そうな態度だったものねー よかったねー!」
「ええ 親同士が決めた許嫁なんかで未来を決められたくないわ 別に清夕の事好きじゃなかったし やっと解放された気分。清夕に関わると本当に疲れたし・・・」
「マジか!!安倍フリーってことかよ!やったぜ!!告ろうかな!!」
「山本君 ごめんなさいね 私高校京都じゃないの 海外に行くからお付き合いできません それにあなたの事よく知らないし会話した事もないのでそもそも付き合おうとも思いません」
「な なんだって・・・」
「これはひどい 山本玉砕!まったくワンチャンもなかった!」
「本家のお嬢様が海外留学するから私も付いていく事になったの 日本にはそんなに頻繁に帰ってこないと思う。」
「おーい そういう話は休み時間にやってくれー」
「はーい」
さすがに清夕を京都に置いておくわけにはいかず 親戚の北海道の山寺に修行として15年ほど行かせることにした。アサミからの一撃で壁に激突し目が覚めたらなぜか 螢華の事だけ忘れていた。アサミは何もしていないのでそういう事もあるんだなと感心したほどだ。
いくら螢華の事を覚えていないとしても 当主家での騒動はなかったことに出来ない。本人はなんでやったのかは覚えていないが庭や門を破壊したのは覚えているらしい。ムシャクシャしてやったと供述しており安倍家から遠ざける事になった。
清夕には兄もいるので別に跡継ぎ問題などには影響がないために親としてもあれだけの暴挙をしたのだから本家に顔向け出来ないと送りだすのだった。
螢華と麗那 清華は安倍家のルシフェルの拠点に到着しこれからの予定を話し合うようだ。
「お姉ちゃん 麗那 ここがルシフェルなんだね!」
「ふふぅ~ 螢華ちゃんにはまだ解禁していなかったでございますからね~~」
「そうでありますね ここが異世界ミューノアの一番発展した国ルシフェルでありますよ!!」
「今日は何をするの?」
「まず この安倍家のミューノア出張所の案内と螢華ちゃんのお部屋の準備 あとは学園長先生との面談でありますよ~」
「えっ!まだ入学もしていないのに面談とかなんで?」
「あなたは異世界に留学でありますからね。普通に高校受験をするわけにもいかないのです。ボクと螢華が地球からの受験初生徒になるのです。そこで説明会でありますね。」
「えっ?そうなの?!」
「ボクは今ルシフェル女学園に通う為に受験勉強だけでなくマナーや貴族令嬢の方々がするような勉強もしているのですよ。」
「それを私もしないといけないと言う事?」
「中学校に通いながらこちらの世界の事を勉強をして受験する。というのは大前提でありますがどの程度こちらで勉強するかでありますね」
「?」
「こちらの世界では時間経過を変える魔法があるのでございます。精神と時の部屋みたいなものといえば螢華ちゃんもわかりやすいと思うのですが~」
「すごい!アニメでよくあるやつだね!」
「ボクは毎日中学校が終わったら外の時間の1分を中では1時間にすることが出来る部屋でお勉強をしているのです!」
「お嬢様は1日5時間分ほど勉強をしていらっしゃいますね~」
「ええっ!?麗那大丈夫なの!?」
「色々覚える事が多いのでありますよ。ダンスや魔法の仕組みテーブルマナーやこちらの世界での常識は全部先生を付けてもらって授業をしているのです」
「エマ様と言って ルシフェルの幹部の教育のプロの方でございますね」
「入学出来たとしても誰でも普通に知っている事を知らないと言うのは嫌でありますからね」
「確かにそうだね。この世界のこと何も知らないし」
「ただ辛いモノになるでございますよ 受験まであと2か月くらいである程度マスターしなければなりませんし」
「中の時間で休憩してから帰ればいいのでありますよ?8時間くらい寝たとしても外では10分もたっていないのです!」
「なるほど!勉強だけじゃなくて 睡眠や趣味の時間にも使える部屋なんだね!」
「アニメや漫画を全巻見るなどでもとても便利な部屋でございますよ」
「ふふ いい使い方かも!」
「もう少ししたら学園長先生がご説明に来てくれるのでありますよ」
そして5分ほどしたらメルティーナが訪問してくれた 螢華 麗那にとってミューノアでの生活のスタートを切るルシフェル女学園なのでちゃんと理解しておきたい
「こんにちわ ルシフェル女学園学園長 メルティーナ・リンクスよ。二人の入学準備の説明にきたわ よろしくね」
「こんにちわ!安倍螢華です!お願いします!」
「安倍麗那であります!よろしくお願いいたします!」
「螢華ちゃんの姉の安倍清華でございます~」
「セイカは知ってるからいいわ」
「ふふぅ~」
「うちの女学園は今年から開校したのだけど 日本人は今の所2人ね でも異世界転移者だから純粋に日本からの受験となるのはあなた達2人が初ということね」
「私達以外にも先輩に日本人がいるってのはうれしい事だね」
「たしか ルシフェルの国王陛下の妹と伯爵家のお嬢様でありましたね」
「そうね 来年の異世界転移者の受験希望は一人 ルシフェル幹部の娘のユウカね」
「という事は来年は3人の日本人の受験者ってことかー 仲良くなれたらいいなー」
「さて まずは受験までの予定発表よ。受験の応募期日は12月1日 そして受験日が1月25日ね。合格発表は2月1日 入学式は4月1日の予定ね。あなた達は地球の学校はどのようにするのかしら?」
「ボクから説明を 螢華はまだわかっていないので」
「ええ レイナと同じ処理だと思うから説明お願いね」
「卒業後 海外に留学すると言う事になっているので 中学校を卒業したらあちらからフェードアウトでありますね。高校受験は日本ではしないと言う事になっているのです。」
「えっ 麗那 もし女学園に入学できなかったら高校浪人という事?」
「そうでありますね もし入学できなくても こちらの世界で仕事をすればいいのであります!ルシフェルは15歳で成人なのでありますよ!」
「え ええ・・・・!?」
「ん- この子達の将来が少し心配になってきたわね・・・」
「まぁ~ 特に問題はないでございますね~ この出張所で働くと言う事もできるのでございますし~ 陰陽師にはそもそも高校卒業というのはそこまで重要視していないでございますから~」
「そ それはそうなんだけど・・・」
「浪人が怖くて異世界に住めるかっでありますよ」
「そ そうね!これからこの世界で頑張るって決めたんだから!」
「螢華ちゃんファイトでございます~」
「まぁそうね 地球では受験しないと言う事でこちらとしてはまぁいいと思うわ。受験内容は実技 筆記 面接ね。元々こちらの世界の学力というのはそこまで高くないの。他国の同年代の学園 日本でいう高校は卒業時中学卒業程度の授業難易度よ うちの女学園はまぁ普通の高校と同レベルと思ってくれればいいわ」
「じゃぁ 今の中学卒業に近い私達はこちらの15歳~の学校で充分通じるってことなんですね」
「その通りね うちの学園以外は間違いなく入学できるでしょうね。筆記は数学 魔法学 世界学ね。」
「世界学ってなんですか?魔法学はなんとなくわかるのですが」
「こちらの世界の一般常識ね 受験では知ってなきゃヤバイってレベルの問題しかでないわ 世界の歴史 冒険者など戦闘の知識 薬草などの調合 料理などの実習 まぁそんな必要な事ばかりね」
「なるほど それもわかんないようなら合格できないというわけですね」
「実技は 魔法 スキルね よくラノベなどにあるような 数値化出来る測定器で魔力を測るとかもあるわね 軽い試合なんかもしてもらうわ」
「属性を調べたりするやつでありますね!」
「あるある!楽しみだね!」
「まず うちの学園には去年だけで500人ほどの受験希望者がいたわね そこから合格できたのが250人 記念受験で受けただけの子が多かったの」
「確かにキリがなさそう・・・」
「なので ある程度の学力がないと受験する事もできないという試験をしたの」
「受験の為の試験ということでございますか」
「確かに誰でも彼でも受験応募してたら先生も大変でありますよ!」
「初年度という事で若干甘い判定をしたけれど 来年度も受験の試験はするつもりね。まぁあなた達でいう小学校程度の問題しか出ないわ」
「びっくりしたー その位なら大丈夫だね!」
「それすらもわからないで応募するような子は去年多かったのだから」
「振り落としってことだね」
「うちの学園にはコネなんかも通用しないからいくら貴族であっても王族であっても試験は受けてもらうということね。」
「私達貴族じゃないよ・・・!」
「あら~ 螢華ちゃんは貴族家でございますよ~?」
「えっ!いつのまに!?」
「私 正職員になった時に男爵位をいただいたのでございます~」
「そうだったの!?」
「まぁ セイカの場合は特別ね 安倍家と交流するにあたってセイカが出張所の所長になったのだけれど 爵位がなければ微妙という理由であげただけね。」
「ですが 男爵になるにもそう簡単にはなれないのでございますよ~」
「正職員というだけで与える物でもないわね。ちなみに キヨミツ・アベにも男爵位を与えているわね」
「そうでありますね ギリ貴族令嬢としてボクも名乗っていいレベルであります・・・」
「麗那 いつのまに!!」
「ふふ 父様が一応こちらでの男爵家の当主でありますが ボクが卒業後はボクが当主としてミューノアで活動できると言う事になっているのであります!」
「まぁ 名前だけの当主なのは変わらないけれどね 今の時点では別に給料もないわ 仕事していないもの。キヨミツはあくまでも日本での責任者 ミューノアでの責任者はセイカよ」
「お借りしている爵位ということでありますね 今の時点では何の意味もないのであります」
「レイナが卒業したら男爵待遇でルシフェルに就職出来るという事ね まぁそれ相当の成績を残してもらわないと価値無しと取り潰しになるかもしれないけれど。セイカの家の方がミューノアではエライという事ね」
「そ それは初耳でありますな・・・」
「あなたの場合は戦闘ありの幹部候補になると思うわ 武官という事ね」
「そっちの方がボクは得意であります!」
「麗那大丈夫?」
「別に心配しなくてもいいわ 今レイナはレベルが1000万ほどなの 普通の生徒で入学時はレベル20程度だと思えばいいわ。ルシフェルの文官にそこまでの強さを求めていないから レイナは戦闘向けの正職員という事ね」
「ええ!?そんなに上げていたの?!」
「週1回ミューノアで戦闘修行をしているのであります!」
「ちなみに清夕はレベル3でございますねー ザコめでございます~」
「お姉ちゃん わ 私は!?」
「2でございます~」
「くっ 負けた・・・」
「まぁ 日本人はそんなものよ。我が学園の戦闘授業を受けていれば卒業するまでには相当な強さになっていると思うわ。」
「強さの基準がわからないのですけど」
「そうねー 他国の学園は強者でレベル500程度行けばいい方ね。冒険者の一流ランクで20000程度 今の学園の生徒で最強なのは103億のレイ・S・ルシフェルね 他はいいとこ2万~8万程度となっているわ。」
「Sクラスで8万程度でございますね~」
「ええっ!?麗那はSクラスに所属する事になるってこと?」
「まぁ レベルだけなら今のところレイナは来年はそうなるのだけど 今年の入学者で実技はSクラスに入っても問題なかった子がいたわ 筆記は散々だったけど その子はAクラスに入っているわね まぁ期末試験でSクラスに移行したけれども」
「螢華ちゃんも修行すればある程度はSクラス入学が出来るかもしれないということでございます」
「まぁ レベル的にレイナは今の受験希望者ではトップに近いわね」
「他にも高レベルの子がいるという事です?」
「それは興味ありますね!」
「そうね~ 来年の入学希望者で言えば カンガルーの副女王エアリス様 ブリタニアの第2王女ユフィ殿下 ルシフェルのゲンゾウ博士の娘ユウカかしら ユウカに至ってはレイよりも強くなっているわね」
「私で今1億程度でございますよ~」
「ユウカが異世界転移したのが7歳の時なの それからルシフェル建国までアサミちゃん達に過保護に育てられたからまぁそのくらいの強さになっているのは当たり前ね」
「そんな 7歳って小学生じゃない・・・!」
「ユフィ殿下は称号で勇者と認められているし エアリス様は友達が欲しいという事で入学予定ね まぁハイエルフで1万才を超えてはいるけど 人間で言えば13歳くらいね 知識では一番かもしれないわね」
「勇者にハイエルフに異世界転移者 すごい人が多そうね・・・」
「螢華 燃えて来たであります!修行も勉強も本気で行くでありますよ!」
「ええ!そうね!私も入学できるなら麗那と一緒のクラスの方が安心できるし時間の部屋に入って勉強する!」
「ふふ 頑張りなさい」




