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ハイエルフ種族のこれから

「ふ~ん この子があたらちい仲間なんでしゅね」

「なっ この赤子 ここまで悠長に話せるなど ただ事ではないぞ ママ上」

「そうね~ リサーナは産まれた直後に発した言葉は いせかいてんちぇいでしゅか だそうよ~」

「それはすさまじい・・・ よく喋れたな」

「アイリーンしゃんと同じでしゅよ わたちは産まれた時から記憶も生前の物がありまちたし 異世界言語理解がちゅいていまちたから 大人の言葉もわかりまちた」

「なるほど わらわも今のアイリーンとして転生した直後からわかっていたしそのような事も不思議ではないのだね」

「そうでしゅね 不思議な事もあるものでちゅね」

「この子はまだ2歳児なのだろう?メリーさんより強いのだが このミューノアは普通の赤子もこのような強さをもっているの?」

「そんなわけないでしゅよ ママに過保護にレベル上げをされただけでしゅね」

「まぁ 私の娘なんだから危ない目に合うと思ってね つい上げ過ぎた気がするけどね」

「一応2歳児でも神なのよね~」

「恐ろしいなミューノアは・・・」

「ふふ~ アイリーン あなたももう公爵令嬢なのだからね~ ある程度は強くなってもらうわよ~。生前はどの程度の強さだったのかしら~?」

「わらわは1500万ほどのレベルであったよ」

「アティスリュアが中級世界らしいから魔王もそれくらいなのかもね」

「しかし このミューノアも中級世界と聞いたのだが?」

「ん- ミューノアは下級世界から中級世界に昇格したばかりだからね レベルと世界ランクが釣り合ってないんだよね 上級世界と比べてもレベル帯は上位だけど中級世界で活動した年数が足りてないから昇格も少し困るって事なのかもね」

「何があってもこの世界にはケンカを売るのを躊躇する星ばかりであろうね・・・」



【そうなのです!!】

「おっ ミュー様 何か御用かな?」

「この方がこの世界の主神様なのですか?」

【ええ アイリーン 私がこの世界ミューノアの主神 ミューです よろしくお願いしますね そしてあなたに転生の許可を出したのも私です】

「な なんと・・・!ミュー様なぜわらわはこのハイエルフの姿で生まれ変わったのでしょうか?」

【皆さんはキグナス星を覚えているでしょう 魔王フランチェスカの星ですね】

「ラーカイズ魔帝国の前あった星でしゅね」

【魔王と言っても 対種族によっては悪になったり中立になったりという事はわかりますね フランチェスカさんの場合は 人間が暴走し魔族が襲われていた為に仕方無く応戦した人魔大戦というものでした】

「わ わらわもその流れであったよ。平和に暮らしていたわらわ達の国に人間が攻めて来たのだ。勇者アルトも初めは騙されておった。そして我が国の平和な様子を見てこの魔王討伐はどこかおかしいと思ったのであろうね」

「善性魔王だから許可したって事か」



【ええ あなたの最期は戦争という形で終わってしまいましたが 過去1万年 あなたは戦争を起こすということをせずに立派に国をまとめていましたね 見事です】

「主神様にそういわれると わらわの鬼族の生もムダではなかったと言う事ですね」

【そして 転生するときの次なる種族は前世の功績ポイントのようなもので選ばれるということですね】

「なるほど~ ハイエルフになるなんてかなりの数のポイントが貯まっていたのね~」

【そうですね ポイントが高い者はレア種族に生まれ変わることも出来ます 今回はそのパターンですが・・・】

「どうしたのです?」

【転生する事はあなたが死んで5万年の協議でに決まっていたのですが 私の世界に決まったのは先週ですね しかし ハイエルフの妊娠中の母体がいませんでした】

「あー なるほど」

「みんな未婚だし~ そこでアイリーンの姿を作り出したと言う事かな~」

【ええ レア種族というとミューノアではハイエルフが一番高かったということですね】

「このわらわの姿は突然変異というわけではなく 身体がなかったからミュー様が作り出したということなのか・・ 生きていく上で何か不自由な事などはあるのだろうか?」

【特にありませんね 完全なる健康体 無から作り出したあなたですが全く問題がありませんね】



「ベースはどうなってるの?」

【そうですねー 私の世界に住んでいるハイエルフ4人を徹底的に解析して作り出していますから大人になると面影があるかもしれませんね】

「DNAとか採取して培養したクローンとかじゃないんだね?」

【世界の始まりと同じ手法ですよ いわばミューノアのオリジナルのハイエルフということですね】

「確かに 今生きている人類の最初の祖はどこから来たんだって感じだもんね ミュー様が番を作ったから増えてったってことか」

【ええ 全く問題はありませんよ】

「では アルトも・・・」

【勇者アルトが転生するまでにあと10年というのはマーリンに聞いているでしょうがあなたと将来結ばれるかはわかりません 男性にする予定ですがあなたと恋をするかはわかりませんね。そして 今回のアイリーンの転生で ハイエルフ制作はもう把握したので転生対象者の身体を作り出す事ができるようになりました。これから少しずつですがハイエルフも増えていく事になるでしょう。過去ミューノアにハイエルフは存在していましたが現在はオリジナルは生存していません。 アイリーン用にまた作り出したということですね】



「素晴らしいわね~ という事は 私が結婚しなくても繁殖していくということよね~」

【まぁ そうですね アルティシアさんが無理に子孫を残すと言う事はしなくてもよくなります。アイリーンと勇者アルトの転生体が夫婦になるかはアイリーン達次第ということです】

「前世の高位な存在には転生体としてハイエルフの身体を作り出してあげるってことか」

【アルティシアさんのように親になる存在はいますからね。いくら処女だと言ってももうすでに5歳ほどの姿のアイリーンならば育てる事も出来るでしょう。アルティシアさんはハイエルフの種族の全体の母という事になりますね 世界樹の契約者でもありますから】

「ええそうね~ アイリーンのママだし~ これから生まれる子達のママになる事もやぶさかではないけれど~ 今後産まれてくる子の記憶は消してほしいわ~」

「ま ママ上 やはりわらわの記憶があるのがつらいのか?」

「いいえー せっかく新しい生を受けて産まれ直すのだし~ これからの子達にアイリーンのように過去の事で苦しんでほしくないだけよ~?」

「別に苦しんではいないが・・・確かに全てが前世の知識を持っていると言う事は悪にも染まりやすいということがあるかもしれない」

「前世の記憶を持っている方がレアなんだからさ 消してまっさらな子を愛してあげた方がいいんじゃないかな」

【では これからの転生対象者はそうですねアルトさん以降は百年に1人くらいでしょうか そこまでポイントを多く持つ転生者はいないので 後は自力で繁殖をお願いしますね~】

「ふふ 充分よ ハイエルフの子が産まれるのは何千年に一度というくらいに難しいのよ~」

「アセムでも何百人くらいだったんだっけ?まぁその位のレアってことだね」

「これからの転生者は無からの発生であったり 誰かの子だったりするのかしら~?」

「そ そうだ なぜ今回わらわはケンジ殿の前に発生したのだろうか?」

「まぁ だいたいわかりましゅね 世界で一番裕福な国の王に気付いてもらうということだったんでしゅよ たぶん」

【リサーナさんの言う通りですね ケンジさんが養子にするかしないにしてもアルティシアさんを紹介するだろうとは思っていましたからね】

「あなたは運がいいわね~」

「ありがたい ミュー様 わらわは今 前世になかったほど愛されていると思っている」

【成長につれ前世の事は忘れていきます あなたがアルトさんに出会う頃にはもしかしたら普通の少女になっているかもしれませんね】

「確かに アルトがわらわと共に一生を過ごしてくれるかはまだわからないのだから 下手にアルトの事ばかりを考えていると未来に支障がでそうだ」

「そうね~ これからの人生は長いのだから~ ゆっくり恋愛何かもしてほしいわね~」



「アルティシアしゃま ハイエルフはどのくらいの成長速度なんでしゅか?」

「そうね~ 今のエアリスは1万3000才くらいね~ プリメシラは1万5000歳くらいよ~ 私が人間でいう20歳くらいなのだけど~2万1000才くらいよ~」

「成長するにもかなりの時間がかかりそうでしゅね・・・」

「子が出来るのはプリメシラくらいからね~」

「恋愛など後回しになりそうだな ただわらわは子供の年齢に見られるのは少し辛いものがある」

【少し調整をしましょう そうですね 人間年齢20歳ほどまでは普通に育つようにしましょう】

「というと20歳くらいの外見までは人間と変わらない成長速度ということです?」

「あら~ それはプリメシラもエアリスも納得しなそうだわ~」

【アセムハイエルフとミューノアハイエルフは違うものですからね あのお二人が受け入れるならそういう成長速度に出来ますが 20歳以降はいつ成長を止めるかを決める事も出来るようにしましょう】

「それならあの二人もアイリーンが成長しても納得してくれると思うわ~」

「ミュー様 わらわの身体はその成長速度でお願いいたします」

【20歳以降は成長するのに何十万年と時間をかけてください。あなたの人生はまだ始まったばかりなのですから】

「よかったでしゅねアイリーンしゃん」

「ああ このミューノアに転生することが出来てよかった・・」

「リサーナちゃん アイリーンと仲良くしてあげてね~」

「もちろんでしゅよ!」

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