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ハイエルフの歓迎会

アイリーンを養子にしたアルティシアはカンガルー女王であるプリメシラと妹のエアリス そしてヴィオラに紹介した。

今日はアイリーンが現世に誕生した日と歓迎会を開催した。

アイリーンが食べた事のないご馳走がたくさんで早くもそのメニューに虜になったようだ。



「これはおめでたいですね ハイエルフの子の誕生など何千年ぶりでしょうか」

「へへ!アイリーン 私はエアリス あなたのお姉ちゃんよ!」

「私はアルティシアお姉様の妹のプリメシラですよ お姉様の養子という事は私の姪になりますがおばさんと言われるのは嫌なので私も姉さんと呼んでくださいね」

「私はヴィオラです。王家に仕える公爵家の人間ですがアルティシア様は家族のように扱ってくださいますので私も姉と呼んでくださるとうれしいですね」

「そして私がアルティシア あなたのママよ。今この世界ミューノアではハイエルフはこの4人 あなたを含めて5人だけね~。仲良くしましょう~」

「なんと・・こんなに家族がふえて・・・嬉しい事だ・・・。」

「みんなあなたの事を歓迎するわよ~。まぁプリメシラとエアリスは普段は他国を切り盛りしてるわね~。あらあら~このかわいがり様だといつでも会いに来そうね~」

「姉様!私より下のハイエルフはまだ生まれてなかったもの!嬉しいわ!」



「ハイエルフやこの世界の事はまだわからないのだけど 色々教えてほしい」

「そうねー。この国ルシフェルはあなたの前世の世界と比べるとどうかしら~?」

「何もかもが発展しているよ 便利な道具 豪華な食事 とても煌びやかな衣装 これほど豊かな国は見た事がない」

「そうですね 7年前はこれほど贅沢な生活はできませんでした。」

「私とエアリスはダンジョンに籠っていましたしね アサミ殿のおかげで4人がやっと再会できたのです。」

「あいつはちょっと怖いけどね!」

「もぅ エアリスってばまだトラウマなのね」

「だ だって~・・・」

「アサミ殿はそこまでこわい人物なのだろうか?優しい娘のようだったが」

「ふふ 私達姉妹は別の世界アセムの王族だったのよ~ 転移事故でこの世界に飛ばされて500年ぶりに会えたのだけど この二人が別の大陸で孤立していたのを見つけてくれたのがアサミちゃんなのよ~」

「ええ お二人を救出できたのもアサミ様のおかげですね」

「私とプリメシラ姉様の住んでいたダンジョンを笑いながら攻略してるんだもの!どんな敵を送り込んでもムダだったの!最下層まで攻め込まれたら殺されると思ったんだから!」



「ふふ では姉上方が生きているのはアサミ殿のおかげというわけなのだね」

「まぁそうね~ 今の生活が出来るのもルシフェルの皆がここまで世界を盛り上げたからね~。」

「ええ そうですね 私もバンドメンバーに選ばれてカンガルーの国民もいつも応援してくれます。ありがたいことですよ」

「元々 アサミ様達地球人はこの世界の住民じゃありませんでした。たった何十人ほどの異世界人がこの世界全体の文化を発展させていったのですよ」

「そうね~ この料理も地球の料理人をスカウトして移住してもらって広がったの~。そして私達は地球に転移してあちらの世界で音楽活動をしたりもしてるわね~」

「来年は私もルシフェル女学園に通うわ!もっとプリメシラお姉様の役に立つように勉強するの!」

「素晴らしい姉上!姉妹の為に自分の能力向上をしに学園に行くのだね」

「ん- 姉上ってのなんか嫌だな!お姉ちゃんでいいよ!」

「お お姉ちゃん・・!なんか恥ずかしいな・・・」

「えへへ!」

「今更エアリス様が学ぶ様な事があるのでしょうか・・・」

「ん- 学力的には必要ないとは私も思うが エアリスには学園に通って友人を作ってほしいのですよ。私の補佐のような仕事ばかりで遊ぶ時間も少ないですしね」

「プリメシラは女王だけど~ エアリスは好きにしていいわ~ 学園でもアイドルでもなんでもしなさい~?」

「アイドルとはなんなのだろうか」

「そうね~ 歌と踊りを披露するチームのようなものよ~ 世界中の人に見てもらうのよ~」

「ええ!私以外の3人は全世界で大人気の音楽チームに所属しているの!私もやってみたいのだけど私が入るとコネのように見えるから学園で自分だけの音楽の仲間を見つけたいわ!」

「わらわも見てみたいが」

「記録があるわよ~ 見ながら食事を楽しみましょう~」


ミューノアタレント事務所に所属するバンドやアイドルの音楽映像を見ながら楽しく会話をし アティスリュアにはなかった文化を楽しむアイリーン こんな幸せな時間があっていいのだろうかと思っているが 優しい姉や母が出来 自分の本来の年も感じないほどに穏やかな生活になりそうでわくわくしていた。そしてカレーライスがうまい。


「さぁ~ デザートにしましょう~」

「このカレーというのも美味しかった!」

「甘い物は別腹よ!」

「ミコト殿のデザートはカンガルーでも大人気なんですよ?」

「ふふ~ 夏には新しいデザートのお店をスカウト出来たし~まだまだ増えるわよ~」

「なんと!素晴らしいですねお姉様 さすがです!」

「これは何というお菓子なのかわらわにはわからない」

「右からイチゴのミルフィーユ フルーツタルト モンブラン サツマイモのミルクレープ プリンアラモード チョコレートケーキですよ」

「外見も恐ろしく美しい」

「味も最高なのですよ?はい アイリーン あーん」

「あ あーん」

「ふふ かわいらしいですね!」

「な なんと・・・トロけてなくなってしまった」

「こんなデザートを作り出す地球はほんとにすごいわ!」



「ママ上はこのデザートをルシフェルに広める仕事をしているの?」

「デザートだけじゃないわね~ 私とヴィオラの所属するグルメ部門は 食べ物のお店全般をスカウトして開店準備をしたり メニューの試食やお店の相談何かもしてるわね~」

「お姉様 カンガルーにも紹介して支店を出せないでしょうか?」

「そろそろ他国にも進出してもよいのだけど~ どうなのヴィオラ」

「そうですね お弟子さんが支店を出せるレベルまでは育っていると聞きました。開店準備などを考えると来年になりそうです」

「そうね~ 私のポケットマネーで大き目の物件を作り始めましょう~。元々私の国だったのだし~ 少しはカンガルーを発展させないといけないわね~」

「本当ですか!これでカンガルーもまた民が喜ぶでしょう!」

「来年は私はルシフェルで遊ぶわ!!」

「あなた達いつでも転移で遊びにきてるじゃない~?」

「それはそれよ!」

「ふふ 仲のいい兄弟なのだね」

「あなたももう私達の家族なのよ~?なんでもやりたい事を言ってちょうだい~?」

「そうですね この世界を楽しんでください」

「前世の世界になかったものがいっぱいなのでしょう?色々趣味を探すのもいいですね」

「私のオススメアニメを教えてあげるわ!」

「皆 ありがとう!」



「わたし メリーさん 今起きたの」

「なっ・・・・」

「あら メリーさん デザート取っておいたわ~」

「わたし メリーさん 今日はカスタードの気分なの」

「ママ上 人形がケーキを食べている・・・」

「この子は私の使い魔のメリーさんよ~ 悪い子じゃないわ~」

「この身体でどうやって食べているのかが未だに謎ですね」

「メリーが憑依すると見かけは人形だけどちゃんと生き物として食べる事ができるみたいよ!」

「わたし メリーさん 食べた物はエネルギー変換するの ちゃんと中身は消えるわ おトイレも必要ないのよ?」

「この人形は・・・わらわの魔王時代よりつよい・・・・」

「わたし メリーさん あなたはだ~れ?」

「私は 前世は魔王のアイリーン 今日ミューノアでハイエルフに転生してこのユグリッド家の養女になったのだよ メリーさんよろしく頼む」

「わたし メリーさん アルティシアの使い魔よ 最近の仕事は学園で地球の怪奇現象の事例の講演会や犯罪組織の調査とかしているわ」

「メリーさんは尾行やスパイ活動が得意なのですよ」

「小さい人形にも憑依できるから潜り込むのも得意なんだよ!」

「密偵には最高なのだね」

「ふふ~ この子も大事な家族よ~ 仲良くしてね~」

「わたし メリーさん 仲良くしてね」

「もちろんだよ メリーさん よろしく」



「さぁ~ この後はアイリーンの服を買わないとね~ ショッピングにしましょう~」

「わぁ!いっぱい着せ替えしよう!」

「私も新作がほしかったので楽しみですね」

「市場調査も大切ですね」

「わたし メリーさん  アルティシア 新しい人形がほしいの」

「あ あのあまり子供っぽいのはちょっと恥ずかしいのだ・・・」

「そのドレスは 少し色がダメね~」

「かわいらしいですが少しハイエルフには派手なようです」

「落ち着いた色にしたいねー!」

「ケンジ陛下のチョイスのようですね 幼児なら喜びそうですが 大人の意識のあるアイリーンには少し恥ずかしいかもしれません」

「気に入ってはいるのだが わらわはもう少し大人っぽいのがいい気がするのだよ」

「そうね~ あなたは美人さんだし~ 色々着てみましょう~」

「ああ・・・楽しいなぁ・・・」

「魔王だなんだで色々疲れていたのね~ あなたはこれからは好きに生きていいのよ~?」

「ありがとう ママ上 みんな」

「これからのハイエルフの人生長いですが私達もいるので安心してくださいね」


アイリーンも受け入れてもらえて心から転生してよかったと思うのだった。

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