霊能力少女の面会
安倍麗那がルシフェルにて観光をするようになったある日 神々と会ってみたいという好奇心に負けてルシフェル城にて面会願いを申請して すぐに会えるというので緊張した麗那は面談室に通された
「あなた様が麻美様 瑠奈様でありますか?」
「おっ 何だろこのちびっ子 かわいいな」
「アサミちゃん 迷子かも!迷子センターに連絡したほうがいいよ!」
「ま 迷子じゃありませぬ!身長もこれから大きくなるでありますよ!!安倍家 清光が長女 麗那15歳であります!今日はご挨拶に伺ったでありますよ!」
「あー 安倍さんとこの子か よく来たね 私がルシフェル公爵アサミ・I・ペンドラゴンだよ!神と勇者と魔王もしてるんだ!よろしくね!」
「ルナ・I・ペンドラゴンだよ!伯爵と精霊神と勇者と魔王だよ!」
「どっちも属性盛りすぎでありますね・・・!」
「それで 今日はわざわざ何かあったかな?」
「ええ 滞在許可証を発行できたのでまずはお世話になる神々にご挨拶した方がよいと思いまして 面会許可をお願いしたのであります!」
「アサミちゃん 私いつも思うんだけどさ!」
「なーに?」
「普通 いくら城にいて会うチャンスがいつでもあるって言っても 公爵ってすぐ会える役職じゃないと思う!」
「まぁ 薄々私もそう思ってたけど せっかく来てくれたし後から考えよう!」
「麗那だっけ?あなたはこのルシフェルでやりたい事ってあるのかな?」
「そうでありますねー ボクは友達がほしいであります!」
「友達?日本にもいるんじゃないの?」
「我が安倍家は霊能力者の業界では有名な一族ではありますが 世間一般では霊など見えぬ人ばかりですので インチキ!や霊に会わせて!とか結構煽られているでありますよ・・・」
「あー・・・ ありそうだね!」
「私達も7年前だったら胡散臭いって思ってたかもしれないね!」
「実家がそういう稼業なもので 本当に友達がいなくて寂しい小中学校時代でありました・・・」
「なるほどね それでルシフェル女学園を目指すってとこかな?」
「そうなんです!!父様に聞いた話 ボクと同じ年でマンガやアニメのような世界の子供達が普通にいると言う事 そしてそんな女の子達が目指しているのがこの世界の最高の学園ルシフェル女学園だと言われたであります!」
「そこまででもないんだけどね?」
「そうなんでありますか?」
「この世界で今まであった教育は 中学校レベルだったんだよ うちの学園では高校レベルってだけそこまですごい勉強はしてないね。その分この世界では 魔法や戦闘技術 淑女教育なんかが重要視されてる。他の国の学校がレベル500まで行けばいい方に対して ルシフェル女学園は上を目指せばキリがないってくらいに強くなるための修行は出来るね」
「この世界 女の人の方が強くなってる傾向がある気がするね!」
「そういえば ルシフェルでも爵位リストでは女性の方が多い気がいたしますね」
「勇者のお話は聞いたかな?」
「ええ 7年前に地球から異世界召喚が行われたという話を聞いたのであります」
「そうだね その時最初に勇者として異世界転移したのが私 それから各国が呼び出して勇者と認められた人もいたけど 圧倒的に女性の方が多かったんだ。」
「この国は魔王を倒す勇者を中心に作った国なの!」
「そうだね。うちの国の上層部に女性が多いから この国は女性が喜ぶような店やサービスが多いね。私 男が苦手なんだ。あ 別に同性愛者というわけではないんだけど その分女性に甘いのかも」
「共学にしなかったのもそれがあるのでありますか?」
「この世界は貴族社会だからね 男が偉いってのはまぁ昔からあったみたい。男尊女卑ってレベルまでには行ってないけどね」
「最近は芸能関係でも女の人が活躍してるしね!」
「強さなんていくらでも作れる現状だからね 男の方が政治なんかは特化してると思うけど 何も女性はしちゃいけないって法律があるわけじゃないんだ。女性でも活躍できるって示していきたいのがルシフェルってことだね」
「なるほど まずは女性を育成するためにルシフェルで女学園を作ったってことでありますな。いやはや 麻美様 瑠奈様 ボクもそういう女性になれるでありましょうか?」
「ん- わかんない!」
「まぁ 今の1年生もそこまで入学当時は優秀ってわけでもなかったんだ。家柄は立派だけど強いってわけでもないし レアな能力を持った生徒でもなかった。この半年で修行もさせたし 自分の将来を考えて自分のスキルアップに必要な事を吸収していったにすぎない。さぁ 麗那あなたは何を望むかな?何がしたい?」
「ボクは・・・ この異世界でも 安倍家を名家にしたいって思っています。初代当主になれるような功績がほしいであります!」
「ルシフェルは実力があれば爵位も与えるし 領地も与える 誰にでもチャンスのある国だからね。麗那がこれから何に興味あるかはわからない。だから ルシフェル女学園に入学するにせよしないにせよ 自分の誇れる部分をしっかり見つけてほしいね」
「このルシフェルを数日見た所 地球の文化に尊敬を感じて 自分達でも作り出そうと頑張っているように思えました。ボクは地球人として誇りに思ったでありますよ。来年入学できるかはまだわからないでありますが 今の所他の新入生との差は地球育ちというくらいでしょう。」
「まぁ そうだろうね 友達が欲しいって言うのも 地球に興味津々な子達に色々教えてあげるだけでも作れそうだよね」
「ボクは 小さい頃からバカにされていました。陰陽師の家系など普通の家ではありませぬから」
「まぁそうだね でも それも武器だと思う。私達ミューノアの魔法術式やスキルが安倍家に伝わったように 安倍家の技術をミューノアに広めるって言うのも ミューノアの安倍家として大切な事かもね。」
「そういうのも楽しそうでありますね」
「麗那が来年元気いっぱいに入学してくるのを私達は待っているとしよう」
「ふふ がんばるんだよ!」
「はい!この安倍麗那 神々に恥ぬ学園生活を送るために合格を目指すでありますよ!」




