面接
さすがにアサミ達でも お金はあるが すぐに喫茶店を開店することはできない。
まずは 土地 これは今住んでいるとこならすぐ見つかった。だが何というか 今いる町は田舎だった。なので
いる場所を変えていいところに出店しようと思っていた。
フリーダム王国からはかなり離れ
アサミ達は 東の方にある食の国 ソーマにきていた。
この国はこの世界にはめずらしいくらいに食がまともだった。
異世界料理無双してもよかったのだが
なんかそれで儲けるのにはなんか嫌だった。
なので食の国で勝負しようと思ったのである。
まず 土地だが これはすぐ商業ギルドに紹介してもらった。
土地だけレンタルでいい。商売を始めるっていって ああ 屋台でもやるのかと思われたのだろう。
すぐに許可がでた 1か月 金2だった。
さすがに周りがグルメの店が多く ライバル争いが厳しそうだったが 別に儲けるためではないのでまぁいいかと思った。
つぎに従業員確保のために職業安定所に行った ここは冒険者ギルドとは違って戦えない人や主婦
無職の人の転職などの紹介所だ まぁ ハロワである。
そこで メイド経験者の凄腕がいないかを相談した。
業務内容は 言葉遣い 店員のマナー 飲み物の入れ方などウェートレスの接客態度の指導である。
この世界でも貴族はいる。 そこに奉公に出ると あれなんである あるのだ
主人のセクハラが そういうので嫌な思いをしているメイドは結構いるみたいなので
そういう人の救済でもいいかなと募集をお願いした。
店員は午前中接客 3名 皿洗いなどの雑用に2名 午後は同じ人数が入れ替わる2交代制 料理担当は2名募集して 早く味を再現してもらうために一日ぶっ通しだ。料理人はすぐに確保できた。
今はアサミ憑依のばあちゃんが修行中である
9:00~14:00 14:00~18:00のシフトにした
午前の人は午後にお店から上がったら 指導員からの授業をする。
午後の人はその逆で午前にお勉強である。
指導員の方が大変そうである。
また
アサミは月金貨10枚と言っていたが初めから出来る人は珍しいということで未経験者の給料ではない
ということで4枚に値下げしたが 3食住み込みの条件はかなりの好条件らしくそういうことにした。
まぁ 考えてみれば 日本で月給40万に光熱費 食費なしって 私でも働きたいわーっと納得するのだった。
メイドのベテランが応募がきたら金貨15枚からの給料応相談となるのだろう。
育ててもらうのだから当たり前である。
どんくらいで雇われてるかの調査でもある。
募集は出したのであとは応募があったら面接して 教育で1か月はほしいだろう。
つぎは 店と寮の作成である。
まず 広さはファミレスくらいだろうか フロアに8組のテーブルとソファー 女性用品の販売所
もふもふ達におやつをあげたり遊ぶエリア まぁ お客のテーブルまでごろにゃんしてくる子もいると思うが作っておいた
従業員用のエリアには 厨房と料理素材の冷蔵庫部屋 従業員のロッカールーム お風呂 みんなでご飯を食べる
食堂 あとは オーナー室という名のアサミたちの遊び部屋である。
けっこう広めで工事もあった。それでも5000万 金貨500枚である
内装は 高級店な感じで 大人しめにした。
ゴチャゴチャしてるのは趣味ではなかったのである。
マリアとソフィーが担当してオシャレな感じになったのである。
寮の方は そこまでお金かけてらんない と思い アパートをそのまま呼び出し隣に建てた
違う国へ移動する時は お店と寮をもっていくのである。
アサミの仕事は もふもふの補充だった。
さすがに ケットシーとうさぎとわんふぇんだけでは足りないのである。この子たちは召喚獣でだった。帰らないといけないのである。
毎回呼ぶのもめんどくさーーいとアサミがいったので 今度はテイムで動物を仲間にしようと思った。
そこで 新たに 子犬 子トラ そしてなんと パンダがいたのである。しかも大きくならないやつ!100cmくらいだろうか なかなかかわいい。人気になりそうだ。
ちゃんとテイムペットのために飼育小屋も作っておく
雑用の仕事に ペットのエサやりもあるのだ
開店準備をしながら 楽しそうにジョーカーの面々は働いていた。
そして とうとう指導員の応募があったのである!
面接当日アサミ達は打ち合わせをしていた。
「まず ウソをつくようなやつ サボるやつ あとは金にうるさくいってくるやつはダメだ」
「うん 鑑定で看破しよう」
「マジメに働いてくれればいいですわ。」
「そうですね。指導員ってことは他の従業員に直に影響しますからね。」
『まぁ そういうのは働いてみないとわからないもんだよぉ』
「今日来る人できまればいいね。」
「まずあれだ 面接官は私とマリアでやる。」
「え なんで?」
「10歳くらいに見えるお前が何言ってんだ」
「くっ!」
「フ 適材適所ですわ」
「ソフィーも12歳くらいに見えるぞ」
「なんですって!!」
「まぁ アタシらにまかせておけ。」
「進行はマリアに任せるよ」
「アサミはどっかに隠れて鑑定してくれ。怪しいのだったら弾く!」
「わかった!」
「私の仕事もあるんですわよね!」
「ない!大林さんちのめいどらごんでも読んでおけ!」
「ひどくない!?」
「こんにちわ 面接にお越し下さりありがとうございます。」
(さてさて 鑑定っと)
名前 エマ 年齢 24
レベル15 種族 ヒューマン
職業 :メイド
来歴:13歳の時 メーガス伯爵家にメイド見習いとして住み込みで就職
14歳の時より お嬢様と一緒に勉強を開始
17歳までの間に色々と学ぶ まさに姉妹のようであった。
この時 お嬢様は13歳 そろそろお見合い相手を探すところである。
17歳の時 お嬢様の貴族学園にメイドとして付き添い
お嬢様の卒業までの間の4年間に 様々な趣味で資格を取れるまでの腕前を取得
クッキー作り 裁縫 お掃除 紅茶の入れ方 テーブルマナー
魔法学 経営学 ダンス 数学 語学 料理 などなど
21歳の時 お嬢様がオースティン伯爵家の嫡男と結婚
お嬢様の専属メイドとしてついていく
23歳の時 現当主により 妾にならないか?と誘われる
生理的にムリだったので お嬢様には悪いが退職
今に至る。
趣味 :かわいいもの集め かわいい動物が大好き
性格 :いたってマジメ 世話焼き 裏表なし
技能 :メイド業全般 様々な指導経験あり
志望理由:モフモフに触りたかったから 確かに募集要項のお金は高かったがお金は別にどうでもいい。モフモフと衣食住があるならなんでもいいや。
私は精一杯働くだけなの!
『マリア その人絶対逃がしちゃダメ!』
『経歴すっごい優秀!』
『面接してないけど いいんですか?』
『その人よりいい人なんていないと思う!』
「こんにちわ 面接に受けにきたエマです よろしくお願いします」
「採用です。」
「え?」
あって10秒で面接合格したエマであった。
第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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