安倍麗那
ケンタの様子を見にいったラーメン屋から時をさかのぼる事5日前 安倍家では当主の清光が色々と考えていた。
「麗那を呼んでくれるか?」
「はい ご当主様」
数分がして現れたのは セーラー服を着たまだ子供ともいえる身長140cmほどの少女だった。15歳になる安倍家当主 清光の長女 安倍麗那 腰まである黒髪をなびかせ 座布団に座り礼をする。
その作法は次期当主に恥じない姿だった
「ああ 麗那 よく来たな」
「父様 何か御用でありますか!」
「麗那 もう10月に入るところだが 高校はどうするか決まっているか?」
「高校にはいきませぬ!修行がしとうございますよ!安倍家次期当主として実戦をしまする!」
「本音は?」
「霊能力などインチキだというクソガキばかりの学校はめんどうであります!」
「やはりそうか・・・」
「確かに 映画やドラマ アニメや本にて安倍家は有名ですが!それを面白おかしく改変されている現状!ネタ扱いでボクは許せないです!」
「ふふ・・・ 安倍家が怪しいだインチキだと言うのはもう今代では言わせぬぞ」
「父様!何かお考えがあるのでありますか?」
「はーっはっは!!麗那よ!!!お主 留学をするつもりはないか?」
「霊能力関係だと ヴァチカンなどでありますか?」
「いーや そんな所ではないぞー!」
「はっ!まさか ミューノアでありますか?!」
「その通りだ!ミューノアにあるルシフェル女学園 麻美様方神々も運営に協力している。周りは皆魔法 スキル 召喚術 様々な異能力をもつ女子生徒 まだ作られて1年目と聞く。そこに行ってみないか?麗那が日本で住みづらいと言うのはわかっているからね」
「な なんと!!日本の高校は行く気がなかったでありますが!その学園は修行もできるのでありますか?!」
「ははっ ハ●ーポッターのような魔法学園を想像するといいだろう まぁ 私もパンフレットでしか見ていないが!」
「エクスペクト・パトローナムが出来るでありますか!?」
「まぁ 彼の神ならばお主用にその呪文も作ってくれるであろう」
「父様たちがミューノアの神々から手ほどきを受け 清華お姉ちゃんがミューノアに滞在する事になり ボクだけ修行にも行けず ミューノアにすら行った事がない これはそのうちボクも連れて行ってくれると思いながらも1か月 まったく何もアクションがなく!このクソオヤジ!と思っておりましたが!とうとうボクもミューノアに行けるんでありますね!?」
「お おう そこまで思っていたなら言えばよいのに・・・」
「ボクは!!父様から おう ミューノアでもいくか?と誘ってほしかったのでありますよ!」
「わかった 麗那 ミューノアいくか?」
「行くでありますよおおおおおおおおお!明日は土曜日でありますからね!!!」
「と言っても 明日は麗那の滞在の許可証の発行や宿舎の見学などであろうな」
「たしかに!ミューノアの国籍もないと面倒な事になりそうであります!」
「我が安倍家もミューノアと通じる事は出来たが まだあちらでの立場はないに等しいのだ。」
「神々は現人神として国家運営をしているとのことでありましたな」
「あちらの世界は王族 貴族などの制度のある異世界だ 日本の地位など関係ないのだよ」
「たしかに 安倍家と言えば日本では霊能力の大家ではありますが 周りの力がボク達以上なら安倍家など関係ないということでありますね・・・」
「その通りだ。清華はあちらでは国の正職員として 安倍家との繋がりを持つ仕事をしてくれている。これから先 ミューノアでも活躍していく者達もいるだろう。そして両世界での架け橋となる存在となっていくのだ」
「なるほど 父様 ボクに女学園に入学しなさいというのはそういう事でありますね!」
「その通り!麗那が日本では生きづらいと言うのもわかっていた。そして若干友達がいないのもだ」
「ほ ほっとくでありますよ!!これも実家が怪しいからであります!ボクのせいじゃないのです」
「すまなかったな・・・ 麗那よ・・・ルシフェル女学園では力を隠さないでよいのだ!」
「い 家に呼んでもよいのですか!?お友達に 麗那ちゃんちに行きたーいって言われても断らなくていいのでありますか?!」
「ふふ この本家とミューノアは繋がっている ミューノアのお友達なら問題なく家に招待してよいだろうな」
「おお・・ 何という事でありましょう・・・!実家にお友達を招待しパジャマパーティーを出来るなんて!」
「ふ 麗那よ 好きなだけすればいいだろう。そしてすまなかったな・・・」
「いいのですよ・・・ ミューノアでお友達が出来るなら!それで その学園はどの程度の強さと学力があればよろしいのです?」
「中卒レベルの学力があれば問題ないようだ。しかし!!」
「な なんです・・・?」
「ルシフェル女学園は世界中から 王族 貴族 まぁ1クラス 毎年平民からも入学するようだが お嬢様学校なのだ。魔法だけじゃなく 剣術なども必要であるし 令嬢としての品性も養う授業があるという。」
「なるほど 最高の令嬢を育成するということでありますね?」
「そうだな お主が窮屈な思いをするのではないかと心配でもあるよ」
「それは・・・楽しみでありますね!お茶会とかするでありますか?」
「テーブルマナー ダンス 立ち居振る舞いなどもあるようだな」
「お お嬢様でありますね!!!」
「コンセプトは どこに出しても恥ずかしくない完璧な令嬢 結婚出来たら間違いなくいい嫁になるという教育方針のようだ」
「ふぁー お姫様のようでありますな」
「ああ すでに王女殿下も入学していると言う話だな 来年も入学希望者がかなりの数がいると言う。厳しい受験になるが 覚悟をするなら全力で応援しよう」
「父様!この麗那必ず入学してルシフェルで成り上がるであります!」
「そうだな こちらの安倍家はなんとでもなる 麗那 あちらで安倍家を広めると言う将来もあるのだぞ。好きにしたらよい」
「なるほど・・・ 初代当主というわけでありますね!面白いではありませんか!」
「ふふ 期待しているよ。さ 明日に備えてゆっくり休むといい」
「初ミューノアひゃっほーーーーーであります!」
そして 麗那は話だけに聞いていたルシフェルを満喫するのであった




