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お見合い

ジュリアスの行動は早かった。

カラオケルームでワイワイと熱唱し 噂を聞きつけた寮生やルシフェル幹部も乱入しプリンセスが揃ってしまったり アサミとルナのデュエットにみんな歓喜したり大盛り上がりで7時間ほど楽しんだが 外に出ても7分ほどしか経っていなかった まだ昼の14時である。

ワリーノに戻りカトリーヌ公爵令嬢の実家レイズヴァイン家に手紙を送り 明日来訪したいと用件を伝えることにした。

王子アティスがやらかした事に関してはワリーノでは レイズヴァイン公爵 カトリーヌ ジュリアス ユリーネしか記憶には残っていない。

もしレイズヴァイン公爵やカトリーヌが王家を恨んでいた場合交際は成立しないかもしれないのだがジュリアスはそれでも カトリーヌが誰かの妻になるなど耐えられそうにないくらいにカトリーヌの事を愛していたのだなと自覚するのだった。

そして翌日 レイズヴァイン公爵 カトリーヌ ジュリアス ユリーネの4者のお見合いが始まった



「公爵 カトリーヌ嬢 時間を取ってもらって感謝する」

「お久しぶりですね・・・ 公爵 カトリーヌ」

「ユリーネお姉様まで お元気そうでなによりです」

「陛下 今日はどのような?」

「実は・・・カトリーヌ嬢 キミと何度もお茶会など交流をさせてもらい キミの事を愛してしまった。迷惑だろうか。」

「ええっ!?陛下がわたくしをでございますか?」

「キミの何事にも真剣に取り組むという考え 誰に対しても変わる事のない優しさ 声 仕草 ずっと見ていたくなる。キミは下界に降り立った天使なのではないかと思っているよ」

「わっ わたくしにそこまでですか?!」

「カ カティ お前の事をこれだけ評価していただけるなんて」

「公爵 カトリーヌ アティスの件で王家に信じてもらうと言うのは難しいと思っています・・・ですが兄様は本気であなたの事を幸せにしたいと考えているんでしゅよ」



「キミに対する貴族家からの縁談を申し込むという噂を耳にした。私はその噂を聞くだけでどうにかなってしまいそうだった。カトリーヌ嬢が誰か私以外の妻になると言うのはどうも耐えられそうにないようだね」

「確かに婚約の件もアサミ様によりワリーノでは記憶から消去されて カティは今の所 婚約者はいないと言う事になっていますな」

「わたくしは アティス様との関係改善もできなかった女ですよ?」

「アティスがカトリーヌに劣等感を勝手に抱いていただけでしゅよ。アサミ様のカトリーヌに対する評価をききましゅか?」

「アサミ様がカティに?」

「どのようなものでしょう?」

「アサミ様はカトリーヌの事を 随分高く褒めていましゅたね。礼儀正しい 上品な優しい性格も最高とも言っていい 仕事もしっかりしてくれそうなワリーノにこれからも必要な王妃になる為に産まれてきたような女性と言っていましたね。自信を持っていいでしゅ」

「事実だね それほどカトリーヌ嬢の事を気に入っているらしいよ」

「少し気恥ずかしいですね・・・」

「何という事だ ははっ!そこまで言ってもらえていたなど カティ私は誇らしいよ」



「私は恋愛に不器用な男だが カトリーヌ嬢 キミとなら未来を歩いていけると思った。」

「陛下 わたくしは 陛下と何度もお話させていただき 今まで人を好きになると言う事がわかりませんでしたが あなたともっとお話ししていたいというのはいつも感じていました。」

「それは 私の事を好んでくれている ということだろうか?」

「アティス様には持つことのできなかった感情が確かにあると思います。これが初恋ということなのでしょうか?」

「おお・・・!カティの初恋の相手は陛下ということか」

「ふふ 私も幼い頃からカトリーヌを本当の妹のように思ってきました。私はワリーノ籍から抜けましゅたが今でもカトリーヌを妹だと思っています・・・」

「ユリーネお姉様 よいのでしょうか?」

「何を怖がっているのでしゅ?どうみても相思相愛なのではないしょうか」

「うう 改めてわたくしの心の中で整理すると わたくしはジュリアス陛下を愛していると自覚できました。ですが わたくしは臆病なのでジュリアス陛下のお優しさに甘えてしまうと思います」

「カトリーヌ嬢 それでは!?」

「お父様 よろしいですか?」

「ああ カトリーヌの思うように ただ」

「ただ?」

「学園をしっかり卒業すること そして今までのように私やお前の母に笑顔を見せておくれ」

「ええっ!ええっ!もちろんです!」

「陛下 カティを泣かせるようなことがありましたら レイズヴァイン家は敵になりますぞ?」

「もちろんだ だが 少し問題がある」


「問題 ですと?どのような」

「不老不死でしゅよ」

「ああ その通りだ。私達は不老不死だ。私としてはカトリーヌ嬢を何万年と愛していきたい。カトリーヌ嬢は不老不死になる事に恐れはないだろうか?」

「わたくしが不老不死に?」

「アサミの判断で不老不死にすることは出来る もちろんレイズヴァイン公爵 奥方や家族も許可はでているのだが」

「我々もですか?」

「人から外れるということでしゅね 様々な出会い 別れを繰り返すでしょう。それに耐えれる事が出来るでしょうか?」

「それは ワリーノでは大丈夫なのですか?」

「ワリーノで不老不死を認められているのは今の所 私とユリーネ アリシアだけだね レティシアはまだ幼いのでね 望むなら出来るだろう」

「ふふ 今すぐにということではありましぇんよ 公爵なら知っているでしょうがエリクサーで若返る事もできましゅ カトリーヌの成長を見続けることもできますよ」

「た 確かに これからずっとカトリーヌを見守る事もできるということですな」

「公爵も不老不死は恐れるかもしれないが 若返りを望むなら手配しよう。そちらの方は成長が止まらない年を取る疑似不老不死だ。ご夫人や家族と相談したまえ。」

「お母様なら若返りのお話をすぐ了承しそうですわ」

「ははっ そうかもしれないね しかし我々までですか それは喜ばしい事なのですが他の貴族家から妬みを受けそうですな」 

「ワリーノ王国の発展に必要な人材だと思ったならアサミは喜んで不老不死にするだろう。それの第一号の貴族家と思ってくれればいい」

「なるほど これからも増えていくと言う事なら問題はなさそうですな」

「他の国にもありましゅが 子孫にはダンジョン領地を与えて分家として領地経営をしてもらう計画もありましゅよ」

「確かに後継問題が少し複雑になりそうです。」

「まぁそれも何十年後の話ではある。ゆっくり国の政策として考えていきたい」

「お父様 わたくしは不老不死となりジュリアス陛下とこれからも生きていきたいです ですが少しだけ不老不死を待っていただくことは出来ますか?」

「望む年齢で止める事もできるが?」

「でしたら わたくしはジュリアス陛下と同じ年ごろになりたいのです」

「なるほど 陛下は23歳ほどでしたか?」

「そうだね その位に不老不死化をした。」

「わたくしはまだ小娘と言ってもいい年です。ジュリアス陛下に釣り合う外見がほしいのですわ」

「ああ・・・ なんと こんなにも私の愛する女性は素晴らしいのだろう・・!」

「わかった・・・ 陛下 喜んでこの婚約を受けさせていただきます」

「ああっ ああっ・・・!ありがとう・・・!こんなにも思いを寄せる女性と結ばれる事がうれしいとは・・・カトリーヌ嬢私はキミを一生愛する事を誓う!」

「ええ あなたに愛され私も愛す そんな人生を送りたいです」

「兄様 カトリーヌ 幸せになるんでしゅよ」



「陛下 今は婚約とし学園卒業後に結婚という事でよろしいでしょうか?」

「もちろんだとも。それに私は急いではいないんだ。カトリーヌ嬢もやり残したことなどあるのではないか?」

「ふ 不謹慎ですが・・・卒業後は芸能活動などもしてみたいと思っておりました」

「カティはどこに出しても恥ずかしくない子だからね そういう道もあるのではないかと私も思っていたのだよ」

「ふふ 安心したまえ これからの時代王族が芸能活動をするなんて珍しくもない ルシフェルを見たまえ それに私もパンツァーバイツに所属しているからね。キミのしたい事はやめなくていいのだよ?」

「私もプリンセスをしていましゅからね!」

「ルシフェル所属だと上層部は何かしらしていましたな ということはカティも城にい続けると言う事ではなくそのような活動を認めていただけると?」

「ああ カトリーヌ嬢には自由に生きてほしいからね。やりたいようにしてもらって構わない。王妃教育などももう終わっているからね。」

「うれしいですわ!わたくしも音楽活動などに興味がありましたので!」

「私の婚約者として 各国の芸能人に会うこともあるだろう 楽しんでこれからの人生を共に生きていけたら私は満足だよ。カトリーヌ嬢 私が精いっぱい幸せにする。ついてきてくれるかい?」

「もちろんです・・・ 陛下 わたくしのことはカティと呼んでくださいませんか?」

「カティ 私の事もジュリアスと」

「ええ ジュリアス様 よろしくお願いいたします」

「ははっ めでたい!早速婚約パーティーの相談をしないといけませんな」

「パーティーにはルシフェルのバンドも演奏にいきましゅよ!」

「まぁ!とてもうれしいです!」


ジュリアスとカトリーヌのお見合いも上手く行きこれからのワリーノも安泰のようだ

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