表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/909

ばぁちゃんと町へ入る

ばぁちゃん  スプーンを注文し忘れる


ついでに夕飯用にオニギリとコーラと唐揚げを注文。インベントリに入れておく。


「アサちゃん こんなにおいしいプリンはじめてだよぉ。ばあちゃん感動して涙が・・・。」


(ばあちゃん・・・ ずっと現世の料理が恋しかったんだね・・。お供えにプリンおいとけばよかった)


「天界食堂だとみんな ハンバーガーとかかつ丼とかスパゲッティーばっか天使さんたべてたねぇ。

ばあちゃんも大体は作れるようになったよぉ。楽しみにしててなぁ。」


(現世の料理ばっかじゃん!天界ってなんか雲とか食ってるのかと思ってた)


「まぁ最近は天使さんも下界で色々食べてるからねぇ。下界の情報もよく入ってきてたよ。」


(そうなんだ。 あっ ばあちゃん 大変っ!もうそろそろ町に行かないと 宿とか準備あるでしょ。)


「そうだねぇ。町に行ってまずは冒険者ギルド登録しないとねぇ。」


(ばあちゃん 体代わってー。)


「はいよぉー。【憑依】解除」


アサミの頭から トキの透明な体が天に昇るようにひゅるひゅると出ていく。

まるで 成仏するようだ。


「ちょ ばぁちゃん!そのまま上にいかないで!戻ってこれなくなる!」


『ああ・・ なんか気持ちよかったねぇ。でも まだ死ねない!アサちゃんがひ孫を見せてくれるまではっ』


「もうばあちゃん死んでるじゃん。うん・・ でもずっと一緒だよ。」


『さぁ アサちゃん 町見えてるけど 【転移】使ってみたらどうだぃ?』


丘の上からは少し大きな壁が町全体を囲っているのが見えた。

その壁には門があり何人かの人が並んでいた。そこで町に入る手続きをするらしい。


「ああ 転移使えるんだったね。んじゃ あそこの門のとこに飛んでみる。ちょっとドキドキするねっ。」


【転移】発動 










無事 町の前に飛んだっと思ったアサミの目は閉じていた。


「おい・・・・おい!!!!!」



「ふぇ?」



「どいてくれないか?」



アサミが転移した先はおっさん警備兵の頭の上だったらしく おっさんを下敷きにしてしまっていた。


「ふぁぁぁっ す スイマセンっ!」


「おい お前 どっから沸いた!?魔族か??」


「人間ですっ!転移魔法が失敗しちゃって すみませんんんん」


「転移魔法だと? この500年使える奴なんていないって聞いたぞ。ちょっと来い。中で話を聞かせてもらうぞ。」


『なんか やっちゃいましたぁ?っていうんだよアサちゃん。』

(ばあちゃん うっさい!)


「こっちだ!中入れ!」


警備室の中には4人掛けのテーブルとイスが備え付けてあった。


「ここには簡易な鑑定道具しかないからな お前がほんとに魔族じゃないか確かめさせてもらう。」


『カツ丼出るかねぇ?』


「ブッ」


「おい 何笑ってる!この玉に触って見ろ。犯罪履歴 名前 種族 年齢が表示される。問題なかったら終了だ。」


「へぇ。便利な道具だねぇ。ムシャムシャ。」

モグモグ言ってるのはあとで食べようとしてたコンビニオニギリのシーチキンマヨネーズだ。

『アサちゃん!尋問中にメシ食うとかばぁちゃんの教育が悪かったのかねぇ。悲しいよぉ。』

「おいっ 貴様っ!何を食ってる!どっから出した!ふざけてるのか!」


「ふぁっ ごめんなさい。お腹空いてて・・・インベントリからですけど食べます?まだあるんで」



「じゃ・・ じゃぁ・・ 1個だけ」

『ばぁちゃん知ってる! それ ワイロだよぉ。』

(ばぁちゃん うっさいよ!)


「これ どーやって開けるんだ?」

「そこの真ん中のビニールをぴーっと で左右引っ張ると開けれますよ。」


「びにぃる?わからんがこうか。 むっ これはうまい 肉となんか白いソースが口に合うな。これはなんだ?肉だろあと白いの。」


「マヨネーズとシーチキンです。」


「聞いたことがない。うまいな。お前は料理人なのか?」


「いえ 仕事探しに来ました。料理もできますけどね。」


「わかった。もし料理系の仕事をするなら教えてくれ。 俺はフリッツここザフトの町の警備隊をしている。」


そう話してる間にアサミは鑑定の道具を使った結果をフリッツに渡した。



「アサミ 15歳 人間 犯罪歴なし。よし OKだ。 悪かったな。でも 12歳くらいだと思ったが それに インベントリも希少なスキルだ お前何者なんだ?」

「なんかやっちゃいましたぁ?」

『アサちゃん やったね 言えたね』

「まぁいい・・ アサミ その・・ まださっきのあるか?」

「1個だけなら・・」

「5銅貨でどうだ?売ってほしい」


(100円が500円になった。うん 錬金術なりそう)


アサミはフリッツにオニギリを渡しようやっと町に入ったのだった。

しばらくは毎日できた分だけ更新していく予定です よかったらブックマークお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ