表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
195/909

ゲンゾウ貴族計画

「新居かい?」

「まぁそうだな。マリアと結婚するんだ。4人で暮らす位の家は建てさせてくれ」

「まぁうれしいけど ダンジョン内にかい?」

「いや 今回は外になる。国の依頼とか受ける時にダンジョンに来てもらうのはまずいからな」

「そう言ってるけど 姫様 場所とかあるのかい?」

「そうですねっ ゲンゾウさんは領地経営などはしなくてもいいので、好きな場所に建てていいのですが一応貴族街というものがありますので そちらに建ててほしいですねっ!」

「そうするとダンジョンの豪邸がさみしいことにならないかい?」

「今 リョウタとケンジと師匠か アベルとかも住んでもらうか。あとはこれからのメンバー次第だな。それにマリアがあそこに引っ越して問題あったら嫌だろう?」

「マリアさん エロイですからねっ!おっぱいおっきいですっ!」

「男の目によろしくないってことかい?」

「私はゲンゾウさんと住めるならどこでもいいんですけどね。」


「まぁ アマテラスメイドから何人か付ける 料理人とか執事も募集するだろう。エマの面接を抜ければの話だが。」

「ジョーカー関係者の家に常駐させるのは結構な忠誠心がないと認められませんね。」

「それにゲンゾウはアマテラスの重要人物だからな 情報抜き取られるのもめんどくさい」

「一応は国の身分を借りるという立場になるのですから 外面はしっかりしてもらうことになりますっ!」

「っても貴族同士の付き合いとかしなくてもいいんだよね?」

「そうですねー ご近所さんと仲良くできる程度ならいいんじゃないですかっ?ゲンゾウさんは形ばかりの貴族となりますっ!やっかいな会議などにもでなくていいですよっ!城からの依頼を受ける研究員みたいなものですっ」

「あ でもユウカは学校に通ってもらうことになりますねっ」

「あー あの子だいじょうぶかな・・・」

「たしかに・・・最近脳筋っぽいですね。」

「ユウカもう大人だもん!」

「8歳はまだ大人じゃないなぁー」

「ユウカ お勉強も頑張らないといけませんよ?」

「いわばユウカはもう 子爵令嬢なのですよっ ある程度の教養などは覚えなければいけません。レディになるのですよっ!」

「子爵令嬢か。ユウカに似合うか?」

「いつもうまいもんでタコ焼き食ってるからな・・・」

「姫様 どんな事をお勉強するんです?」

「テーブルマナー ダンス 貴族らしい言葉遣い 刺繍 歌 あとは歴史くらいですかね~ もうユウカは魔法の扱いも各国の言葉も近接戦闘もスキルで理解しているのでっ そういうお嬢様って感じの部分が主になりますねっ!」

「エマに頼むか?」

「ああ こんなとこに救いの手がっ!」

「ユウカお嬢様に淑女のお手伝いをすればよいのですね?」

「ユウカ それくらいできますわよ!おほほっほほ」

「ああ 完全にダメだな」

「我が子ながらダメだと思ってしまったよ」

「エマもマリアとゲンゾウの新居に行ってもらえるか?しばらくの間だけでいいんだが」

「それはご遠慮します」

「え!エマどうして!!?」

「3人目の邪魔などしたくありませんので」

「ちょ まっ えっー」

「まぁあ・・・興味がないわけではないのですけど・・」

「はいはい んじゃ通いの家庭教師ってくらいか?」

「それでしたら喜んで。」

「いきなりの成り上がりで多少他の貴族の目も厳しいかもしれませんが 陛下が実績を発表すれば他の貴族からの依頼もくるかもしれません。アーガマがその例ですねっ」

「あれかーーー・・」

「派手に乗り回してたしなー」

「まぁ 移動用で砲台もつけなきゃ大丈夫じゃないか?」

「依頼内容を聞いて国に反意ありと認められる依頼の場合どうするんだい?」

「その時はアサミお姉様に伝えてくださいっ!それで解決しますっ」

「その冒険者取り扱い注意 みたいな感じだからなぁあいつは」

「間違いないね」

「あと マリア お前も子爵婦人だ。エマからの授業を一緒に受けてある程度マナーなどを覚えておくといい しばらくジョーカーは休止でゲンゾウを支えてやれ」

「ええ そうですね。旦那様を守るのも使命ですね。」

「そんな・・僕が旦那様なんて・・恥ずかしいな」

「ママも勉強だね!」

「ええ そうね ママも頑張るわ。」

「ただミカのバンドのメンバーは継続でやってくれ。お前ら2人も人気高いからな」

「ああ それはもちろんだよ。ライブは最高だからね!」

「ええ 1回しかステージに立ってないとかダメですっ!まだまだやりたいです。」

「じゃぁ肩書はアマテラス研究部門総責任者 兼 シャングリラ子爵だな」

「なんか肩書が重いねぇ」

「私が支えますよ」

「ユウカもいるよー!」

「ああっそうだね。」

「じゃぁ とりあえず マリアさんの実家に挨拶しなきゃならないんじゃないかい?」

「うちはもう亡くなっているのでお気になさらず。神殿に勤めたのもそれが大きな理由でしたので」

「すっ すまない。そんな事知らなくて。」

「いえ でも フリーダム陛下にはご挨拶したいですね。もう一人の父みたいに尊敬してましたので。」

「わかりました。フリーダムへ行きましょうっ!」

「あー ついでに通信用テレビ送ってきてくれるか?」

「ええっ?もうできているのですかっ?」

「ああ 出来てはいるね。実験も終わらせてあるよ。」

「大変ですっ!陛下にお知らせしなくてはっ!」

「ああ 僕も行って使用方法説明するよ。挨拶はしなくてはいけないしね。」

「では 私もですね。」

「ユウカもー」

「あとは他の国にも届けるんだが ワリーノはアサミが嫌がるからなぁ」

「求婚されそうですねっ!」

「まずはフリーダムへ行ってくれ。シャングリラ王とほんとに話せるかを証明してもらう。」

「わかったよ!」

「シャングリラの方は誰かに王城までもってってもらう。」

「アサミちゃんに頼んでおくれ。」

「じゃぁ 3人はフリーダムへ」


フリーダム王城

「陛下 シャングリラからお客様が来られております。」

「おお わかった。通しなさい。」

「陛下 お久しぶりでございます。マリアです。」

「おお マリア 久しいの。して今日は何か用があったのかね?」

「はい 結婚のご報告と私の旦那さまのご紹介ともう1点発明の提供ですね」

「お初にお目にかかります。異世界人でアマテラスで研究責任者をしています。ゲンゾウ・イトウと申します。今度シャングリラで子爵を拝命されました。妻マリアの尊敬するお方とお会いできて光栄です。」

「娘のユウカといいます。ママとも仲良しです。よろしくお願いしますー!」

「ほっほ フリーダム王じゃ。マリアは聖女の頃からよく見ておったよ。マリアは真面目で穏やかな子じゃ それがさらに恋をしたことで磨きがかかったようじゃの。幸せになりなさい。」

「はい。陛下ありがとうございますっ!」

「ゲンゾウとやら マリアの事をよろしく頼むぞ。」

「はい この命に代えましても。」

「ユウカや ママとずっと仲良くくらしていくんじゃぞ」

「はい!ユウカママが大好きですっ!」

「今日 伺ったのはですね。新発明の通信機を使っていただきたいと思って献上しにまいりました。」

「どのようなものかね。」

「どこか広いテーブルのような物に設置させていただいてよろしいですか?」

「ああ ちょうどいい所を見つけてくれて構わんよ」

「では ここで この発明品は各国の王陛下にこれから配っていくものなのですが 今はシャングリラ王陛下とフリーダム陛下しか届けておりません。」

「なるほど して内容は?」

「遠方にいながらも対談できるという物です。これを世界各国に配置すれば世界会議も簡単に行えるということですね。」

「なんと・・・!移動だけで相当な時間がかかるしのぅ それは助かる。」

「今 シャングリラ王陛下との対談をして使い心地を試していただければ幸いです。」

「わかった 使わせてもらおう。」


『フリーダムの久しぶりじゃの』

『おお ルルーシュさんではないか!久しいですな』

『お主 エリクサーか・・・?』

『そういうルルーシュさんもではないかね!』

『アサミに貰っての・・あの子はほんとに規格外じゃよ』

『ええ そうですな ほんとに優しい勇者だったよ』

「陛下 これを各国に配置し 何か問題があればすぐ世界で会議が出来るというシステムでございます。」

『ああ ゲンゾウ よくやった。さすがアマテラスの技術力だ』

『ああ ゲンゾウ これは素晴らしいものだ。これがあれば世界がまとまる事も出来よう』

「光栄です。では 何か問題がございましたら手紙にてご連絡ください。」

「マリア ゲンゾウ ユウカ 幸せになりなさい。」

「はい ありがとうございます!」「あちがとうございます」「おじちゃんありがとうー」

「ははっ ユウカまた来なさい お主は孫のようなものだ」

「はーい!」


2週間後 全ての国に通信テレビを届け終えいつでも世界会議が出来ることになった。

これは出不精な各国の王には相当喜ばれた。


今日はゲンゾウの子爵任命式である。

「アマテラス所属研究部門総責任者ゲンゾウ・イトウは 各国との通信テレビの発明により世界会議がいつでも行えるという偉業を成し遂げた。これがあれば王が国外へ移動することもなく部屋の中で各国の王と会議が出来るという素晴らしい発明じゃ。また 皆も好きながんだむ あの立像を3体シャングリラに配置したのもこの男よ。まっこと見事なり。よって領地を持たぬ王都貴族 研究者として子爵として任命する。またシャングリラに文化をもたらす働きをしてほしい。」

「謹んでお受けいたします。」

「彼はアマテラスの重要人物でもある ムリな押し付け依頼はアマテラスに迷惑をかけるということも充分注意してほしい!」

「では 解散っ!」


「ふぇぇー ほんとになっちゃったよー!」

「ああ 子爵様って呼んだ方がいいか?」

「やめてくれよ!」

「とりあえず 子爵家のパーティーを開かなきゃ行けねぇんだろ?」

「そうだね。参加者からなにやら忙しいよ。」

「ええっ!そういう部分をサポートするのも王家なのですっ!」

「まぁ 料理だ飾りだわ俺らに任せておけ!」

「助かるよ。バカにされないくらいはしたいしね」

「ユウカもがんばるー!」

「まぁ 嫁がジョーカーだ バカにするやつなんていねぇだろ」

「緊張しますねー。これから奥様方とのお茶会とかありそうですし・・」

「はっ どんと構えておきゃいいんだよ!」

「そうしますかね。」

「私の授業にしっかり耐えれば立派な子爵婦人ですよ。」

「ええ エマお願いするわ。」


また2週間後 ゲンゾウ新居で行われた記念パーティーにはジョーカーが全員参加ということもあり

ゲンゾウにケンカを売るとまずいことになるとわからされただけでなく 料理や催しがとても素晴らしく財力も見せつけられとても関心されたのであった。

無事貴族としてもやっていけそうである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ