【第6章】別大陸編
「とうとうこの時が来たね。」
「ええ この世界では初めてでしょうね!」
「胸がドキドキします!」
「僕達の研究は完璧なはずなんだ 自信持っていこう!」
「今回で見つけちゃうかもね!」
「そのまま突っ込んで転移ポイントにしてもいいねー」
「じゃぁ アサミちゃん ミカさん カンナさん ケンジくん 実験に協力感謝するよ」
「ゲンゾウさんの研究の成果ですよ!」
「で 私はMP係かな?」
「一番多いのアサミさんですからね 僕達は船内のチェックと撮影係ですね」
「どれくらい入れればいいのかな?」
「発射から宇宙到達までに時速約3万キロ それくらいだと5億MPを考えているんだ」
「さすがに私もそこまでないよー」
「じゃぁ カウントダウンから」
「ええっ!行きますね!」
「アサミ 行きまーす!」
「MP充填開始!」
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
「GO!」
「うわっ!何このスピード!!」
「やばっ ちょっと苦しいかも!!」
「くっ!これがGか・・」
「あわわーーっ」
「やったんだよ 僕らの研究は成功だっ!!」
「ああああああ 見て!!!」
「こ これは・・・!」
「綺麗ーーー!」
「素晴らしいですね!この世界はこんなに美しい星だったなんて!!」
「ああ 涙が出ちゃうよね・・」
「あそこがベイコク大陸で あっちがコアーラ 辺境諸島はちっちゃいね!」
「他にも未発見があるかもしれない 1週してみないかい?」
「確かにそうですね!」
「宇宙はこんなに広いんですね・・・」
「あ ゲンゾウさん 監視衛星作れない?」
「ああ 異変があればすぐ見れるようにかい?」
「うん 私の召喚獣もさすがに宇宙までは届かないからね」
「イメージとしてはそうだね。 10mくらいで絶対壊れない カメラを付けてそれをアマテラス本部のどのテレビにも送る ズーム機能で世界が鮮明に見れる 地上からの操作も可能これでどうだい?」
「うん それで大丈夫だと思う。旅行行ってる気分になれるかも」
「これで世界を見張れますね。」
「各国丸裸すぎますよ!」
「悪い事をーしなければいいー」
「あ アサミちゃん 宇宙の外に出ても死なないようなスキル作れないかな?さすがに監視衛星設置は外でしないと!」
「え!宇宙服作ってないの?!」
「ははっ!忘れてたね!外に出ないもんだと思ってたからね!」
「大丈夫ですよ 転移で外に出せばいいだけなんですから!」
「おっと うっかりだね!」
『アマテラス聞こえているかな? こちらゲンゾウ』
『ああ 聞こえてるぞ!成功おめでとう!』
『宇宙に飛んでみたけど 体に一切の異常はなし 無事に世界を見ることができた』
『素晴らしいです!世界はこんなにも美しいものだったんです!』
『うん!この星の名前知らないけど 青いね!』
『パパすごーい!成功したんだね!』
『ゲンゾウ お前は最高だ!』
『アマテラスの誇りですわね。』
『わぉ!アメイジンっ!』
『ええっ?とうとう宇宙にっ!?陛下もお喜びなりますねっ!』
『それで 今から世界を監視する衛星を作るんだけど テレビを用意してくれるかな?』
『ん?テレビに宇宙からの映像を送るってことか?』
『想像アイテムでそういう風にイメージしたら出来ると思うんだ』
『ゲンゾウさん すごい事を思いついたよ?』
『ん?なんだい?』
『それ出来るなら ネット繋がれ で出来るんじゃない?』
『! ゲンゾウさんそれほんと!?』
『まぁ 多分・・?』
『アサミ すぐに全員分のゲームPCを用意しろ!』
『アサちゃん ばあちゃんも久しぶりにネトゲしたいねぇ』
『帰ったら即準備するね!』
『ははっ!待ってくれ!まずは1台で勘弁してくれないか 失敗するプレッシャーがひどい!』
『そうだな!でも それが出来ると地球の情報も入ってくるだろう』
『あー 地球今やばいんだっけ?』
『原因不明のウィルスで死んだ人がすごいんだよ』
『そうだねー 姉ちゃんの言う通り 外で歩かないようにしてたねー 学校もおやすみになったし』
『そこまで?!』
『たかが風邪だろうって思ってたらいきなり死んでそれがどんどん拡散したんだよ』
『悪性で感染率が高い か それはまずいね。』
『だいじょうぶかなぁ・・』
『ああ その情報も集めれるかもしれないな』
『まずは監視衛星を作るよ』
『こっちはテレビを見ておこう 何チャンだ?』
『じゃぁ 2チャンでいくよ!』
『ビデオはー DVD見るのに使うからねー』
『出ろ・・・!監視衛星!!』
『相変わらずバカげてますね・・・!』
『ほんと適当だよねー』
『はぁー もうできたー』
『では アサミちゃん 一回宇宙船を全部の大陸が見えるとこに移動させてくれるかい?』
『おっけー!』
『おっと ストップ そこが一番よさそうだね』
『綺麗にバランスが整ってますね』
『でもさ これ星回転するんじゃないの?』
『ああ それは大丈夫 自転とともに動くように設計したよ!』
『ほんとデタラメだね!』
『じゃぁ カメラオン』
『お ゲンゾウ お前らが見えてるぞ』
『じゃぁ 大丈夫そうだね 今から宇宙に放り出すよ 世界を見てほしい!感動する!』
『監視衛星起動』
『わわっ ほんとに宇宙だよ!!』
『これがこの世界か・・・!』
『なんてきれいなんでしょう』
『ああ 凄まじいな』
『ズーム機能オン 目標シャングリラ』
『ちょっ!マジか・・』
『本部がこんなに近くまで見えてますわよ!』
『他も見れるのか?』
『そうだねー じゃぁ 目標ワリーノ』
『おっ 少しは片付いてきたか?』
『そうみたいですわね 瓦礫とかもすっかり消えてますわ』
『人の顔もはっきり映るみたいだねー』
『命令権が僕にあるから1か所ずつしか切り替えられないのがちょっと面倒だね』
『全世界モード 各国モードって感じかな?』
『急いで作ったからね そこら辺はあとで作り直しかな いつでも宇宙に飛び出せることが出来るようになったんだからね!』
『そうだな ゲンゾウは本当に頼りになる!』
『とりあえず ここから目標大陸は確認出来た いつでもコアーラにでも行けるよ!』
『ああ 残り2年ちょい まずはコアーラからジョーカーα βで別れて調査をしてくれ』
『カンナ ケンジ お前らもジョーカーとしてこれから行動しろ どっちに入るかは任せる』
『とうとう僕もジョーカーに・・・』
『ええ・・これほどうれしいことはないわ!』
『おめでとう!ずっと所属気にしてたからね・・』
『ああそうだな チームゲンゾウでもいいかと思ってたが!』
『ははっ まぁ研究の助手が必要な時は頼むよ』
『ケンジさん カンナさんおめでとうございます!』
『ああ アムロありがとう!ずっと憧れてたんだ!』
『ありがとう!』
『ただαは過激な行動が多い そこは注意だ アサミとルナがいるからな 相当きついぞ』
『ちょ!ひどくない!?』
『そうだよ!訴えるよ!』
『たかがワリーノにバハムート使うやつが何言ってるんだ!』
『アタシ達まで危険扱いとかひどいなっ!』
『おぅ!ちょっと傷つくね!』
『悪いのはアサミとルナだけですわ』
『陛下も アサミお姉様は絶対敵に回すなって言ってましたっ!やばいですねっ!』
『βは温厚な人が多いから安心だよね。』
『たしかにー のんびりさんが多いかもー』
『間違いなぁい』
『ただ影が薄そうですけどね。』
『俺だって目立ちてぇよっ!』
『ほっほ まぁ歓迎じゃよ』
『どちらもジョーカーです。それでいいではありませんか。』
『私はαがいいかしら ケンジだと胃痛がひどそうだしね!』
『ははっ そうかもしれないね!では僕はβでお世話になります』
『ええ よろしくですわ』
『ああカンナ頼むぞ』
『ケンジ君いらっしゃいー』
『歓迎いたします。』
『じゃぁ とりあえずだ。コアーラも大事だが島国の方も同時進行だな 3PTで島国の方に転移ポイントを作って情報収集を頼む』
『はーい!』
『楽しみだねー!』
『任せてください!』
『どんなモンスターもいるかもわからないから油断しちゃだめだよ?』
『そうだね レベルもあっちは高い人がいるかもしれないしね!』
『まだ見ぬ冒険だね!』
『というか私達ダンジョンから出たことなくない?』
『確かにそうですわね!久しぶりの冒険ですわ!』
『そうだな 面白い物があればいいんだが』
『あー まずは現地人を刺激するようなことは絶対しないでくれ 魔王出現 勇者誕生の神託ももらってない可能性もあるからな』
『いきなり勇者ですって言われてもわからない可能性があるってことですね?』
『もし広まっていたとしても祭り上げられても困るしなぁ』
『それはめんどくさいのぉ』
『勇者を名乗るのは情報整理してからがいいかもね』
『別大陸は狭い ここよりは早いはずだ』
『楽しみですねっ!』
『てか 普通どっかの港で船とか出てるんじゃないか?』
『でもこの世界だと何か月とかの旅になりそうだよね』
『それはあるかもしれねぇな!木造とかおおそうだしっ!』
『じゃぁ ゲンゾウ コアーラに向かってくれっ!』
『了解だよっ!』




